中国語で「よろしくお願いします」を表す便利なフレーズを紹介!ビジネスやメールから友達にも言える表現を学ぼう

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日本語にはあるけど中国語にはない表現、日本人にとっては、どう言えばいいのか困ってしまうことがありますよね。そしてその代表例とも言えるのが、「よろしくお願いします」です。

中国語には「よろしくお願いします」にぴったりくる言葉が決まっておらず、場面によって言い方を変える必要があります。

この記事ではそんな中国語の「よろしくお願いします」について色々な場面において使えるフレーズを紹介します。

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目次

中国語での「よろしくお願いします」の表現

中国語での「よろしくお願いします」の表現
中国語での「よろしくお願いします」の表現

中国語の「よろしくお願いします」には、複数の表現があります。また言葉に込められている意味が日本語とは異なります。

この章では一番最初に習う「请多关照」と日本語との違いについて解説します。中国語初心者の方は、中国語での「よろしくお願いします」の言い方や使う場面をおさえておきましょう!

中国語の日常会話に関する詳しい情報は、「中国語の日常会話よく使うフレーズや、おすすめの勉強方法とアプリの選び方も紹介」の記事でも解説しています。

「よろしくお願いします」は「请多关照」

教科書で最初に習う表現は、漢字で「请多关照」です。ピンインは「Qǐng duō guānzhào」で、チンドゥオグァンジャオと読みます。

かなり丁寧で目上の初対面の人に対して使う表現です。关照は「面倒を見る」という意味があります。そのため、「これからお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」というニュアンスになります。

一部の中国語の教材では、友人との会話で请多关照と言っていることもあります。しかし、中国ではフォーマルな場面で使うため頻繁に使用しません。誰に対しても使えるフレーズではないことに注意しましょう。

日本語と中国語の「よろしくお願いします」の違い

日本語の「よろしくお願いします」はあらゆる場面で使える万能なフレーズです。しかし中国語では場面に応じてフレーズを使い分けます。

例えば、目上の方と初対面の時は「请多关照」と言えますが、クラスメートや同僚には「你好」だけで問題ありません。日本語よりも1つ1つの言葉に深い意味がありますね。

他にもビジネスや新年の挨拶で使用する場合など、様々な表現があります。後の章でシーン別の表現を紹介します!

中国語で「はい」については、「中国語で「はい」という返事を表すフレーズは?「そうです」「うん」など肯定を表す表現を知ろう!」の記事で触れています。

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ビジネスの現場での中国語の「よろしくお願いします」表現

ビジネスの現場での中国語の「よろしくお願いします」表現
ビジネスの現場での中国語の「よろしくお願いします」表現

ビジネスで使うフレーズも場面によって異なります。全て「よろしくお願いします」と訳さず、それぞれの意味に着目して理解しましょう。

ビジネスで中国語を使う場合は、「ビジネスで中国語を使う場合の注意点は?メールの書き方、良く使うフレーズも紹介」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

依頼時の「〇〇さん、よろしくお願いします」

ビジネスで先方に依頼するときには「拜托您了」と漢字で書きます。ピンインは「bài tuō nín le」、読み方は「バイトゥォニンラ」です。

直訳すると「あなたにお願いをしました」ですので、この意味で覚えても問題ありません。お願いするという表現は「拜托」、二人称の丁寧な表現は「您」を使います。

「依頼をする」を、「お願いする・頼む」という表現に変換することで、混乱せずに覚えられますね!

取引先への「よろしくお願いします」の言い方

取引先に「今後もよろしくお願いします」と伝えたいときは「请多多支持」と書きます。ピンインは「Qǐng duōduō zhīchí」、発音はチンドゥオドゥオジーチーです。

「支持」はサポートという意味で使います。取引先に対して、これからもお助けくださいと伝える際に使いましょう。

メールでの「よろしく」の中国語フレーズ

メールにおける「よろしく」の表現を3つ紹介します。

  • 必要な書類を送った際に使う言葉は「请查收 (qǐng cháshōu)」 です。「ご査収ください、確認よろしくお願いします」といった意味で使います。
  • 「お手数おかけします」と伝えたいときには「麻烦了 (máfan le)」と書きます。
  • 「ご了承ください」と伝えるときは「请知悉(qǐng zhīxī)」 を使います。

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日常生活での「よろしくお願いします」の中国語表現

日常生活での「よろしくお願いします」の中国語表現
日常生活での「よろしくお願いします」の中国語表現

日常生活では仕事やプライベートと多岐にわたって「よろしく」を使います。会社や学校での自己紹介、会議やセミナーなどの挨拶表現を確認しましょう。

中国語の数字については、「中国語の数字の数え方、独特なルールとコツ | 中国で縁起の良い数字と悪い数字も紹介」の記事も読んでみてくださいね。

フォーマルな場面での中国語フレーズ

フォーマルな場面では「请多关照」というのが適しています。会社の自己紹介で使うケースです。

また、「いろいろ教えてください」と上司に伝えるには「请多指教(Qǐng duō zhǐjiào)」を使います。

友人への自己紹介時の言葉

友人への自己紹介では「请多关照」を使わず、「你好」を使います。

【例文】你好!我是佐藤太郎。(Nǐ hǎo! Wǒ shì zuǒténg tàiláng.)

    (こんにちは!佐藤太郎です。)

你好に「よろしく」という意味が含まれていますよ。

中国語の自己紹介については、「中国語の自己紹介で役立つ便利なフレーズ!初対面で言いたい言葉を例文付きで覚えよう」の記事でさらに解説しています。

会議やセミナーでの挨拶表現

会議において自己紹介をするとき、日本人のように「よろしくお願いします」とは言いません。そのため「意見交換をしたい」と伝えるのがベターです。

【例文】希望今天能交换意见!(xīwàng jīntiān néng jiāohuàn yìjiàn)

    (本日は意見交換が出来ればと思います!)

「希望」というワードは自分の願望を伝えるニュアンスです。ぜひ活用してみてください。

中国語の名前ってどういうルール?自己紹介の方法についても紹介」の記事では、中国語の名前について興味深い視点で解説しています。

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さまざまなシーンでの「よろしくお願いします」の中国語表現

さまざまなシーンでの「よろしくお願いします」の中国語表現
さまざまなシーンでの「よろしくお願いします」の中国語表現

日本人は友達とのやりとりやビジネスシーン以外でも、新年の挨拶など「よろしく」を使いますよね。この章では様々なシーンにおける言い方を紹介します。

中国語で「私は日本人です 」については、「「私は日本人です 」を中国語で言うと?「我是日本人」の正しい発音について練習してみよう!」の記事で詳しく解説しています。

新年の「今年もよろしくお願いします」

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」は下記のように中国語で伝えます。

【例文①】新年快乐。今年也请多多关照(Xīnnián kuàilè. Jīnnián yě qǐng duōduō guānzhào)

【例文②】新年快乐!今年也拜托了(Xīnnián kuàilè Jīnnián yě bàituōle.)

例文①の方がより丁寧で、目上の人に使うのが適しています。丸暗記して新年の挨拶で使ってみましょう。

中国で「あけましておめでとう」は、「中国であけましておめでとうを表すフレーズは?お正月・年越しで使える便利な単語や「春節」「元旦」の違いも紹介!」の記事を読むことで、詳しい情報を理解することができますよ。

別れ際の「これからもよろしく」の言い方

日本人は別れ際に「これからもよろしく」と言いますが、中国人にとっては逆に距離を感じる表現です。そのような時は「ありがとう」と感謝を伝えましょう。

「また来週!」と伝えたければ、「下周再见吧!(Xià zhōu zàijiàn ba)」と言いましょう。

中国語の「ありがとう」については、「「ありがとう」の中国語である「谢谢」の正しい発音と、様々な「谢谢」以外の感謝の表現方法」の記事で触れています。

感謝の言葉としての「よろしくお願いします」

家族に日頃の感謝を伝える場合、「谢谢老爸(Xièxie lǎo bà)」のように、谢谢のあとに対象者を言います。

恋人には「我们要永远在一起(Wǒmen yào yǒng yuǎn zài yìqǐ)」とも言えます。直訳で「ずっと一緒にいよう」という意味です。

中国語の「どういたしまして」については、「中国語の「どういたしまして」は「不客气」だけ?使い分けでコミュニケーション力アップ!」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

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中国語の「よろしくお願いします」に似た表現

中国語の「よろしくお願いします」に似た表現
中国語の「よろしくお願いします」に似た表現

日本語はついつい「よろしくお願いします」で済ませてしまいますが、中国語では場面に応じて使い分けます。この章では特に目上の方は使う丁寧な中国語表現を3つ紹介します。

中国語の「誕生日おめでとう」について知りたい人は、「中国語の「誕生日おめでとう」を表すフレーズは?生日快乐の使い方を学ぼう!」の記事を読んでみてくださいね。

「面倒を見てください」の中国語表現

「面倒を見てください」は、「请多关照(Qǐng duō guānzhào)」を使います。就職や転職、転勤などの際、お世話になる上司に向けて言いましょう。

「教えてください」の中国語表現

「教えてください、指導をお願いします」と教えを乞う表現は「请指教(Qǐng zhǐ jiào)」です。请多指教のように「多」を使うことでより丁寧な表現になります。

「手助け下さい」の中国語表現

手助けして下さい」という表現「请多帮助(Qǐng duō bāngzhù)」です。

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「よろしくお願いします」は中国ではあまり使わない?

「よろしくお願いします」は中国ではあまり使わない?
「よろしくお願いします」は中国ではあまり使わない?

日本語では「よろしく」と様々な場面で使います。しかし中国語では日本語ほど「よろしくお願いします」と言いません。中国と日本は文化や習慣が違うため、両国の違いをチェックしましょう。

「お手数をおかけしますが」は使う

「お手数をおかけします」という表現は「麻烦您了(Máfan nín le)」です。麻烦が面倒をかけるという意味です。

麻烦は「面倒をかける」という意味で、日本語と使い方が似ています。

初対面やビジネスシーンで使う

「よろしくお願いします」と直訳できる中国語は「请多关照(Qǐng duō guānzhào)」です。しかし初対面やビジネスシーンで使うことがほとんどです。

他の場面における「よろしく」については、「よろしくお願いします」と直訳できない別の中国語で伝えます。

日本語の「よろしく」ような万能の言葉ではないので、使う場面には注意しましょう。

日本語ほど頻繁には使わない

「よろしくお願いします」は友人同士で使いません。中国人にとって心の距離を感じるフレーズなので、お友達に言うのは控えましょう。

また、ビジネスメールの末尾にも書きません。日本語ほど頻繁に言う習慣がないため、状況に合わせた言葉を選びます。

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中国語の「よろしくお願いします」まとめ

中国語の「よろしくお願いします」まとめ
中国語の「よろしくお願いします」まとめ

今回は中国語の「よろしくお願いします」について解説しました。「よろしくお願いします」の直訳は「请多关照」です。しかし、「请多关照」は初対面やビジネスシーンで使い、日本語ほど多用しません。

また、別のシーンで「よろしく」と伝えたいときは、感謝を伝えたいのか、お願いをしたいのかによって表現が変わります。相手との関係性や場面によって使い分けてみてくださいね。

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