中国語の「どういたしまして」は「不客气」だけ?使い分けでコミュニケーション力アップ!

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日本語の「ありがとう」は「どういたしまして」と返すのが一般的ですね。

では、中国語で「谢谢 xièxie シエシエ」という感謝の言葉を受けた時は、何と返しますか?

中国語には「どういたしまして」を表現するためのさまざまなフレーズやニュアンスがあります。

この記事では、中国語の「どういたしまして」の表現や使い分け方を詳しくご紹介していきます。

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目次

中国語の「どういたしまして」は「不客气」?

中国語の「どういたしまして」は「不客气」?
中国語の「どういたしまして」は「不客气」?

中国語で「どういたしまして」と言う場合、最も基本的な表現として「不客气(búkèqi)ブークァーチー」を使います。

「不客气(búkèqi)ブークァーチー」は、中国語の中で「どういたしまして」という意味を持ち、丁寧な表現としてよく使われます。

例えば、

A: 「这是你的书。」(これはあなたの本です。)

B: 「谢谢。」(ありがとう。)

A: 「不客气。」(どういたしまして。)

中国語初心者の方は、まず「不客气(búkèqi)ブークァーチー」を使えるようにしておくと、日常の会話で役立ちます。

中国語の日常会話よく使うフレーズや、おすすめの勉強方法とアプリの選び方も紹介」の記事では、中国語の日常会話についてさらに深掘りしています。

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中国語での「どういたしまして」の使い方や選び方

中国語での「どういたしまして」の使い方や選び方
中国語での「どういたしまして」の使い方や選び方

「不客气(búkèqi)ブークァーチ―」が中国語の「どういたしまして」として使われることはお伝えしましたが、実際の会話では場面や相手に応じて異なる言葉を選ぶことが重要です。

ここからは、「どういたしまして」の場面別の使い方や選び方について、詳しくご紹介します。

中国語で「嬉しい」について知りたい人は、「中国語で「嬉しい」を表すフレーズは?場面別に使える表現を例文付きで紹介!」の記事も読んでみてくださいね。

日常生活での「どういたしまして」

日常生活における「どういたしまして」の表現は、カジュアルでシンプルなものが使われることが多いです。

日常のやりとりでは、簡潔で直感的に理解できる言葉を選ぶことで、コミュニケーションがスムーズに行えます。

日常生活での「どういたしまして」の意味を持つ代表的な表現としては、

  • 不用谢(bú yòng xiè)ブーヨンシエ
  • 没事(méi shì)メイシ―
  • 没关系(méi guān xi)メイグヮンシー
  • 没问题(méi wèn tí)メイウェンティ

これらは、友人や親しい人に対して使えるほか、店員やタクシー運転手など、初対面の人に対しても適しています。

例文を以下に示します。

店員:谢谢您的订购。(ご注文ありがとうございます。)

あなた:不客气。

友人:谢谢你的礼物。(お土産ありがとう。)

あなた:不用谢。

タクシー運転手:谢谢你。(ありがとうございました。)

あなた:没事。

さらに、家族や親しい間柄には、以下のカジュアルな「どういたしまして」も使えます。

  • 你也太客气了( nǐ yě tài kè qi le)ニーイエタイクァーチーラ
  • 不谢(bú xiè)ブーシエ
  • 没什么 (méi shén me)メイシェンマ

このように、日常生活での「どういたしまして」の表現を使い分けることで、より自然な中国語のコミュニケーションを楽しむことができます。

中国語で「よろしくお願いします」は、「中国語で「よろしくお願いします」を表す便利なフレーズを紹介!ビジネスやメールから友達にも言える表現を学ぼう」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

中国語の「いらっしゃいませ」は、「中国語で「いらっしゃいませ」を表すフレーズは?「欢迎光临」以外にも使える便利な表現を知ろう!」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

フォーマルな場面での「どういたしまして」

フォーマルな場面では、より丁寧な言葉遣いや正式な表現を選ぶことが重要です。

ビジネスシーンや公式の場では、相手を尊重し礼儀正しい態度でコミュニケーションをとる必要があります。

そのため、言葉の選び方や表現は、相手との関係性を築く上で重要なポイントとなります。

フォーマルな場面でよく使われる「どういたしまして」の意味合いの中国語表現は、以下の通りです。

  • 请不用客气 (qǐng bú yòng kè qi):相手に遠慮する必要はないと伝える表現。
  • 别客气 (bié kè qi):遠慮しないでと伝える表現。
  • 没关系 (méi guān xi):「気にしないで」という意味ですが、フォーマルな場面での「どういたしまして」としても使える。
  • 不用谢 (bú yòng xiè):「ありがとう」と言われた時の返答として使える。

具体的な使用例を以下に示します。

取引先: 为我提了个好建议,谢谢你。(良い提案をしてくれて、感謝します。)

あなた: 请不用客气。

上司: 这个项目的成功是因为你。(このプロジェクトの成功はあなたのおかげです。)

あなた: 别客气。

フォーマルな場面での「どういたしまして」の表現は、相手との関係性や文化的背景を考慮しながら選ぶことが必要です。

適切な言葉遣いを心がけることで、相手との信頼関係を築くことができるでしょう。

中国語初心者向けの旅行会話については、「中国語で旅行を楽しもう!初心者向け旅行会話フレーズ」の記事でわかりやすく解説しています。

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謙遜を表現する「どういたしまして」の中国語フレーズ

謙遜を表現する「どういたしまして」の中国語フレーズ
謙遜を表現する「どういたしまして」の中国語フレーズ

ここでは、中国語の謙遜の言葉である「どういたしまして」の伝え方をご紹介します。

中国語の発音が上達する参考書については、ぜひ「中国語の発音が上達する参考書を選ぶポイントは?独学におすすめの参考書3選!」の記事もご覧ください。

褒められたときの「いえいえ」や「とんでもない」の中国語表現

褒められたときに返す、中国語の謙遜表現を以下で示します。

  • 哪里,哪里 (nǎ li, nǎ li):「そんなことはない」という意味。
  • 没什么 (méi shén me):「たいしたことではない」という意味。
  • 客气了 (kè qi le):「恐れ多い」という意味。
  • 过奖了 (guò jiǎng le):「お世辞です」という意味。
  • 哪里值得 (nǎ lǐ zhí de):「そんなことはないと思います」という意味。

これらの表現は相手の褒め言葉を謙遜しつつ、感謝の気持ちを伝えるのに適しています。

例えば、

友人:你的画画得真好。(あなたの絵は上手ですね。)

あなた:哪里,哪里。(そんなことないですよ。)

上司:你的工作总是那么出色。(あなたの仕事はいつも素晴らしい。)

あなた:没什么。(たいしたことないですよ。)

目上の人:你总是那么和蔼。(あなたはいつも優しい。)

あなた:客气了。(恐れ多いです。)

これらの表現を使い、謙遜の気持ちをうまく伝えましょう。

特に「哪里,哪里」や「客气了」を上司や目上の人に対して使用すると、礼儀正しい印象を与えるでしょう。

中国語の「ありがとう」については、「「ありがとう」の中国語である「谢谢」の正しい発音と、様々な「谢谢」以外の感謝の表現方法。」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

謝罪に対する「気にしないで」や「問題ないよ」の中国語表現

謝罪に対して「気にしないで」や「問題ないよ」と伝えたい場合、中国語にはいくつかの表現があります。

  • 没关系 (méi guān xi):友人が物を落としてしまったときなど「関係ない」という意味で、問題ないことを伝える際に使う。
  • 不用担心 (bú yòng dān xīn):上司がミスをしてしまった際など「心配しないで」という意味。
  • 没事 (méi shì):タクシー運転手が道を間違えたときなど「問題ない」という意味。
  • 别介意 (bié jiè yì):誰かに気を悪くさせてしまった場合など「気にしないで」という意味。

これらの表現を使うことで、相手の謝罪を受け入れ、気にしていないことを伝えることができます。

また、関係性や状況に応じて使い分けることが大切で、目上の人や上司に対しては、「没关系」や「不用担心」が適切です。

親しい友人や家族に対しては、もう少しカジュアルな表現を使うことがあります。

  • 没事啦 (méi shì la):「問題ないよ」という意味。
  • 不用放在心上 (bú yòng fàng zài xīn shàng):「気にしないで」という意味。
  • 没事、我理解 (méi shì, wǒ lǐ jiě):「問題ない、私は理解している」という意味。

これらの表現を覚えておけば、様々なシチュエーションで自然に対応することができます。

中国語で「ごめんなさい」については、「中国語で「ごめんなさい・すみません」を表すフレーズは?謝罪で使える表現と、謝る文化の違いを知ろう!」の記事でさらに解説しています。

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中国本土と台湾での「どういたしまして」のニュアンスの違い

中国本土と台湾での「どういたしまして」のニュアンスの違い
中国本土と台湾での「どういたしまして」のニュアンスの違い

中国と台湾、それぞれの「どういたしまして」の表現の2つの違いをご紹介します。

中国語で「はい」については、「中国語で「はい」という返事を表すフレーズは?「そうです」「うん」など肯定を表す表現を知ろう!」の記事で触れています。

中国本土と台湾での「どういたしまして」の言い方

中国本土では「不客气」や「不用谢」が一般的な表現として用いられますが、台湾では「不會(不会)」がよく使われます。また、台湾では「不(用)客氣(不(用)客气)」という表現も耳にします。

中国本土の「不客气」は、礼儀としての感謝を伝えるだけでなく、謙遜の意味も込められています。対照的に、台湾の「不会」は純粋に感謝の気持ちを示すニュアンスが強いです。

また、中国本土では上司や目上の人に「不客气」と返すのが一般的ですが、台湾では友人や家族などの親しい関係では「不用谢」を用います。

中国語のリスニングが苦手な人は、「中国語のリスニングは難しい?苦手な理由と習得のコツを解説」の記事もご覧ください。

中国本土と台湾「どういたしまして」のニュアンスの違い

台湾における「没事」や「没关系」は、相手の行為に対して気にしていない、または大したことではないと伝えるニュアンスが含まれます。

例を挙げると、友人が何か手助けをしてくれた場面で、台湾の人が「没事」や「没关系」と返答することで、その親切な行為を受け入れ、感謝していることが伝わります。

結論として、中国本土と台湾では「どういたしまして」の表現やその背後にあるニュアンスに違いが存在します。

中国語を使用する際には相手を考慮し、適切な表現を心がけることが大切です。

中国語の「美味しい」について知りたい人は、「中国語で「美味しい」を表すフレーズは?食べ物・飲み物に使える独特な表現と、「ハオチー/ハオツー」の発音の由来を知ろう!」の記事も読んでみてくださいね。

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まとめ

まとめ
まとめ

この記事では、中国語における「どういたしまして」の表現と、使い方を詳しく解説しました。

「不客气(búkèqi)ブークァーチ―」は中国語で「どういたしまして」として最も一般的な表現ですが、状況や相手に応じて使い分けることが大切です。

特に、中国本土と台湾では言葉のニュアンスが異なることがあります。

これらの違いを理解し、適切な言葉を使うことで、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。

お礼を言われた時や褒められた時の返答方法を習得し、日常の会話に役立てましょう!

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