中国語は独学でも習得できる？正しい発音を学ぶための3つの勉強方法を紹介！

中国留学や中国赴任などをきっかけに、中国語学習を始める人もいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、なかなか続かなかったり、がんばって勉強しても、話すと通じなかったりしていませんか？

その理由は、中国語は発音がむずかしいからです。

正しく発音ができなければ中国の方にはほとんど通じません。

ですが、発音の勉強方法さえ間違えなければ独学でも通じる中国語を話せるようになります。

この記事では中国語の発音の重要性と、独学でもできる発音の勉強方法を紹介します。

中国語は独学でも習得できる？

中国語は独学でも習得できます。

しかし、中国語の発音方法である「ピンイン」や「声調（四声）」「文法」などは日本語と違う特徴があるため、基礎をしっかり身につけないと中国の方に通じる中国語がいつまでたっても話せません。

中国語でとくに重要な基礎は「正しい発音」を身につけることです。この発音を徹底的に練習することが中国語学習においての最重要ポイントです。

では、独学でも中国語を習得できるとお伝えしましたが、独学で中国語の正しい発音を習得することはできるのでしょうか？こちらの答えは「勉強方法による」です。

日本語は50音図に濁音や拗音、外来語の「ヴァ」などを足しても約130個の発音に対して、中国語は405個の発音に声調（四声）が組み合わされています。

中国語の発音が通じない理由は、「中国語の発音が通じないのはなぜ？理由と通じる発音の習得方法を紹介」の記事でさらに解説しています。

中国語の発音を独学で習得するための３つの方法

独学で発音の習得をするためには、3つの勉強方法があります。以下で詳しく紹介します。

中国語の発音に関する詳しい情報は、「中国語の発音でもう悩まない！初心者が知っておくべき上達のコツ」の記事でも解説しています。

学習する順番を把握する

おすすめは、発音・聞く・話す・読む・書くという順番で勉強する方法です。何度も繰り返しますが、中国語は正しい発音で話すことが一番大切です。たとえ文法をマスターしていても発音が間違っていれば通じません。

たとえば、「水饺(水餃子)」と「睡觉(寝る)」 のピンインは両方とも同じ「shuijiao」と書きますが、水饺＝shuǐ jiǎo（三声＋三声）、睡觉＝shuì jiào（四声＋四声）となり、声調を間違えてしまうと全く別の意味になります。

このように中国語はピンインは同じなのに声調の違う言葉がたくさんあります。

聞く・話す・読むを同時に行う

次に、聞く・話す・読むを同時に行う勉強方法です。まず、初心者用のテキストを一冊用意します。テキストを選ぶ際は必ずCDがついているものや、音源をインターネットからダウンロードできるものを選んでください。

テキストのピンインを見ながら音声を聞き、10回音読をします。その後シャドーイングをし、最後にまたピンインを見ながら、自分で10回音読をします。シャドーイングとは中国語を聞きながら真似をして発音する方法です。

ここでは必ずひとつひとつのピンインを正しく読めるようにしておくことがポイントです。

書く

最後はピンインを簡体字で書く練習をします。その後はディクテーションをします。ディクテーションとは、中国語の音源通りの内容をすべて書き起こす勉強方法です。

耳と書く作業をすることでピンインを覚えることができるため、とても高い学習効果を得ることができます。

お伝えした3つの順番で、中国語勉強を3か月すすめていくことで、正しい発音を理解し、独学でも中国の方に通じる中国語を話せるようになります。

中国語を独学で勉強するメリットやデメリット

ここまで独学で勉強する方法についてお伝えしましたが、独学にはメリットとデメリットがあります。中国語を独学で勉強するメリットやデメリットについても紹介します。

中国語の発音が難しい理由について知りたい人は、「中国語の発音が難しい理由、特徴と克服する方法は？」の記事も読んでみてくださいね。

中国語を独学するメリット

独学はスクールとくらべてお金がかからないのが一番のメリットです。今はYouTubeや学習アプリ、本屋さんに行くとたくさんの種類のテキストが売られていますので費用が抑えられます。

もう一つは、自分のペースで勉強できることです。仕事や学校、家事など毎日忙しい方は自分のペースで勉強ができるのがメリットです。

YouTubeで中国語の発音を学ぶ方法については、「YouTubeで中国語の発音を学ぶには？初心者から上級者までおすすめチャンネルも紹介」の記事を読んでみてくださいね。

中国語を独学するデメリット

独学で中国語を勉強するデメリットは、インプットが中心になってしまい正しい発音が出来ているのか不安になります。そうなってしまうと、「上達してないのではないか」「もうやめてしまおうかな」などネガティブな気持ちになってしまいます。

そして、最初はやる気があったのにアウトプットをする機会がなく、話す練習がほとんどできないため、モチベーションが続かないということもデメリットです。

中国語を独学以外で勉強する方法は？

ここまで、中国語を独学で勉強する方法を紹介してきましたが、独学ではどうしても上達しない場合はほかの方法も検討してみましょう。

• オンラインレッスン
• 語学学校
• 中国留学

上記の方法であれば、生の中国語を聞くことができアウトプットもできるため発音方法が独学よりもはやく習得できる可能性があります。

無料体験レッスンなどを活用しながら自分に合った中国語勉強を見つけましょう。

初心者必見の中国語勉強の始め方については、「初心者必見！中国語勉強の始め方から目標設定まで解説」の記事で触れています。

中国語の発音を独学することに関するよくある質問

中国語の発音を独学することに関するよくある質問をまとめました。

Q：日本人は中国語の発音を独学できる？

結論から言うと、中国語の発音を独学するのはおすすめできません。発音は最初に変な癖がつくと後から修正するのがとても大変です。初心者の時期というのは一生の中国語スキルを決める大切な時期なので、最初はプロに習うことをおすすめします。

Q：中国語の発音を独学できるアプリはある？

中国語の発音を独学できるアプリは、NHKの声調確認くんがおすすめです。NHKの中国語講座で登場したテーマのフレーズを使って、ピンインと声調を練習することができます。

中国語は独学にこだわらなくて良い

この記事では、この記事では中国語の発音の重要性と、独学でもできるおすすめの発音習得方法を紹介しました。

まとめると、以下のようになります。

• 中国語は正しい勉強方法であれば独学でも習得することができる。
• 中国語は最初に正しい発音を習得していないとまったく通じない中国語になってしまう。
• 中国語勉強は発音・聞く・話す・読む・書くの順番ですすめるのがおすすめ
• 中国語独学のメリットは、お金がかからないこと・自由な時間に勉強ができること
• 中国語独学のデメリットは、インプット中心になってしまうことで正しく学べているのか不安になり、モチベーションが維持できない

とはいえ、独学にこだわることで変な癖がついたり挫折してしまっては本末転倒です。

できる部分は自分で勉強して、頼るべきところは頼る。そんな勉強法もおすすめですよ。