中国語の子音の種類と発音方法は?効率的な勉強方法も紹介します

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この記事でわかること

中国語の子音は何種類ある?

全部で21種類あります。

日本語よりも数が多く発音自体も複雑なため、慣れるまでは難しく感じるでしょう。

中国語の子音の特徴は?

息の強弱が必要な「有気音」「無気音」など、日本人にとって区別しにくい音が多くあるのが特徴です。

中国語の子音の発音が上達するコツは?

動画や音声教材などで、口の形や舌の使い方をしっかり覚えましょう。

鏡を見て自分の口の形を確信しながら練習すると効果的です。

中国語の子音は日本語よりも多く、日本語にはない発音もあるため、日本人にとっては難しいです。

中国語の発音の勉強法を間違えてしまうと、中国語を話しているつもりでも中国人に伝わりません。

この記事では、中国語の子音の種類と特徴、中国語の子音の発音方法、中国語の子音の効率の良い勉強方法について解説します。

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目次

中国語の子音(声母)の発音は21種類

中国語の子音(声母)の発音は21種類
中国語の子音(声母)の発音は21種類

中国語の子音(声母)の発音は21種類あります。

日本語の子音の数は13-16種類なので、中国語の方が多いですね。

中国語の子音は種類が多いだけでなく、日本語と比べて発音が非常に難しいです。

子音の発音をきちんと覚えないと、中国語の発音自体がうまくなりません。

中国語の発音を上達させるには、子音についてきちんと理解をする必要があります。

中国語の発音に関する詳しい情報は、「中国語の発音でもう悩まない!初心者が知っておくべき上達のコツ」の記事でも解説しています。

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中国語の子音「有気音と無気音」とは

中国語の子音「有気音と無気音」とは
中国語の子音「有気音と無気音」とは

中国語の子音には、「有気音」と「無気音」という概念があります。

「有気音」と「無気音」は、日本語にはない概念であり、日本人にとっては理解することが難しいです。

日本語の清音と濁音に近いと言われることもありますが、実際は違います。

「有気音」と「無気音」の違いについて見ていきましょう。

中国語発音のコツについては、「中国語のピンインのコツは?日本人に難しい発音を練習しよう!」の記事でさらに解説しています。

有気音

有気音である子音は「p、t、k、q、ch、c」です。

息のある音=息が強く出る音、という意味です。

有気音は、息を勢いよく強めに出して発音をします。

子音を発音した後に、一瞬息をはいている瞬間があり、その後に母音が聞こえてきます。

日本語には、ほとんど有気音がないと言われているので、日本人にとって有気音の発音は難しいのです。

無気音

無気音である子音は「b、d、g、j、zh、z」です。

息のない音=息がほどんど出ない音、という意味です。

無気音は、息をやさしめに抑えて発音をします。

そして、子音と母音がほぼ同時に聞こえるのです。

日本語は、ほとんどが無気音と言われており、日本人にとって中国語の無気音の発音は比較的簡単だと言えます。

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子音の発音の仕組みは6種類

子音の発音の仕組みは6種類
子音の発音の仕組みは6種類

中国語の子音の発音は、有気音と無気音とは別に、発音の仕方によって6種類の発音に分けられます。

くちびるの使い方、口の形、舌の使い方などで分かれています。

それでは、6種類の発音の特徴や、発音の方法を見ていきましょう。

中国語のピンインの発音は、「中国語のピンインの発音とは?種類と覚え方を解説」の記事でも解説しています。

唇音(しんおん)

唇音(しんおん)である子音は「b、p、m、f」です。

これらはくちびるを使って出す音です。

くちびるを閉じた状態から、息を吹き出す感じで発音します。

b(o)

無気音です。

くちびるを閉じた状態から、息を前に強く吹き出さずに、静かに発音します。

p(o)

有気音です。

くちびるを閉じた状態から、くちびるを離す瞬間に、ぷっと強く息を吹き出します。

m(o)

くちびるを閉じた状態から発音します。

日本語のマ行に近い発音です。

f(o)

下くちびるの内側を、上の前歯に軽くつけて発音します。

他の3つの唇音とは違い、くちびるを少し開けた状態です。

舌尖音(ぜっせんおん)

舌尖音(ぜっせんおん)である子音は「d、t、n、l」です。

これらは舌先を使って出す音です。

舌先を上の前歯の裏あたりにつけて、発音します。

母音の「e」を付けて練習すると効果的です。

d(e)

無気音です。

口を軽く横に引いて、舌の先を上の前歯の裏あたりにつけ、息を吹き出さずに発音します。

t(e)

有気音です。

口を軽く横に引いて、舌の先を上の前歯の裏あたりにつけ、息を強めに吹き出して発音します。

n(e)

口を軽く横に引いて、舌の先を上の前歯の裏あたりにつけて発音します。

日本語のナ行に近い発音です。

l(e)

口を軽く横に引いて、舌の先を上の前歯の裏あたりにつけて発音します。

日本語のラ行に近い発音です。

舌根音(ぜっこんおん)

舌根音(ぜっこんおん)である子音は「g、k、h」です。

これらはのどの奥から出す音です。

「か」や「が」を発音すると、舌の根本が上あごにあたって、のどをふさいているのが分かると思います。

舌根音はこの様に、舌の根元がもりあがった状態で発音をします。

母音の「e」を付けて練習すると効果的です。

g(e)

無気音です。

口を軽く横に引いて、舌の根元を持ち上げてのどをふさぎながら発音します。

k(e)

有気音です。

口を軽く横に引いて、舌の根元を持ち上げてのどをふさぎ、息を強く吹き出しながら発音します。

h(e)

口を軽く横に引いて、舌の根元を持ち上げながら発音します。

他の2つの舌根音とは違い、のどをふさがずに、のどの通り道を狭くする感じです

舌面音(ぜつめんおん)

舌面音(ぜつめんおん)である子音は「j、q、x」です。

これらは舌先を下の歯茎につけて出す音です。

「イー」という感じで口を横に引いて、舌先を下歯茎につけて発音します。

母音の「i」を付けて練習すると効果的です。

j(i)

無気音です。

口を強めに横に引いて、舌先を下の歯茎につけて、息を吹き出さずに発音します。

日本語の「ジー」に近い発音です。

q(i)

有気音です。

口を強めに横に引いて、舌先を下の歯茎につけて、息を強く吹き出しながら発音します。

日本語の「チー」に近い発音です。

x(i)

口を強めに横に引いて、舌先を下の歯茎につけて発音します。

日本語の「シー」に近い発音です。

反舌音(そりじたおん)

反舌音(そりじたおん)である子音は「zh、ch、sh、r」です。

これらは舌を反りながら出す音です。

中国語初心者の方にとって一番難しいと言われているのが、この反舌音です。

母音の「i」を付けて練習すると効果的です。

中国語の発音が難しい理由については、「中国語の発音が難しい理由、特徴と克服する方法は?」の記事も読んでみてくださいね。

zh(i)

無気音です。

口を軽く横に引き、舌を反って舌先を上の歯茎の少し奥にあるくぼみの部分に軽くつけ、息を吹き出さずに発音します。

ch(i)

有気音です。

口を軽く横に引き、舌を反って舌先を上の歯茎の少し奥にあるくぼみの部分に軽くつけ、息を強く吹き出して発音します。

sh(i)

口を軽く横に引き、舌先を上の歯茎の少し奥にあるくぼみの部分に向けて反り、舌先は上あごにつけずに発音します。

舌は反りあげるだけでどこにもつけずに、「xi」と発音をするイメージです。

r(i)

口を軽く横に引き、舌先を上の歯茎の少し奥にあるくぼみの部分に向けて反り、舌先は上あごにつけずに発音します。

舌は反りあげるだけでどこにもつけずに、「イー」と発音をするイメージです。

舌歯音(ぜっしおん)

舌歯音(ぜっしおん)である子音は「z、c、s」です。

これらは口を横に引いて、舌先を上の前歯の裏あたりにつけて発音します。

上下の歯のすき間から音が出るイメージです。

母音の「i」を付けて練習すると効果的です。

z(i)

無気音です。

口を強めに横に引いて、舌先を上の前歯の裏あたりにつけて、息を吹き出さずに発音します。

日本語の「ヅー」に近い発音です。

c(i)

有気音です。

口を強めに横に引いて、舌先を上の前歯の裏あたりにつけて、息を強めに吹き出して発音します。

日本語の「ツー」に近い発音です。

s(i)

口を強めに横に引いて、舌はどこにもつけずに発音します。

日本語の「スー」に近い発音です。

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子音の発音を効率よく勉強するポイント

子音の発音を効率よく勉強するポイント
子音の発音を効率よく勉強するポイント

前述の通り、中国語の子音は21種類あり、発音の仕方によって6種類に分けられています。

更に、日本語にはない概念である有気音と無気音もあるため、日本人にとって中国語の発音は非常に難しいと感じます。

くちびるの使い方、口の形、舌の位置などに気をつけて発音の練習をして覚えましょう。

動画や音声教材を活用する

中国語の子音を独学で勉強をする場合は、動画や音声教材を活用することがおすすめです。

中国語の子音の発音は、くちびるの使い方・口の形・舌の位置を覚えないと、正しい発音ができません。

耳で聞いた中国語を真似するだけでは、中国語の子音の発音を覚えることはできないのです。

実際に動画を見たり、発音教材の解説を見たりして、くちびるの使い方・口の形・舌の位置についての知識を学んでみましょう。

鏡を見ながら発音する

中国語の子音の発音の練習をする際、鏡を見ながら発音をすることもおすすめです。

鏡を見ながら発音をすることで、発音だけではなく、スピーキングも上達すると言われています。

鏡を見ながら発音をすると、自分のくちびるの使い方・口の形・舌の位置を見ることができます。

間違っている場合は、鏡を見ながら正しい方法に直しながら練習ができるのです。

また、中国語を話す場合は口を大きくダイナミックに動かすと伝わりやすいのですが、鏡で自分の口の動きを見ると、意外と口が動いていない場合も多いです。

鏡を見ながら中国語の発音をして、くちびるの使い方・口の形・舌の位置を確認しましょう。

繰り返し練習する

中国語の子音の発音は、何度も繰り返し練習をする必要があります。

繰り返し練習することによって、口や舌の筋肉が鍛えられ、最初は違和感しか感じない発音でもスムーズに発音できるようになります。スポーツと同じように、一種の筋トレだと思って繰り返し練習する必要があります。

中国語の発音は、効果的な練習方法はありますが、簡単に習得する様な近道はありません。ネイティブでない限り、何度も練習をして、少しずつ上達するしか方法はないのです。

中国語の発音は筋トレと同じく、練習をしてもすぐに効果は感じられませんが、定期的に継続して練習することで着実に上達していきます。

中国語の発音の特徴って?日本人にとって難しい理由やピンインと声調のコツを解説!」の記事では、中国語の発音の特徴についてさらに深掘りしています。

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中国語の子音(声母)の発音は21種類まとめ

中国語の子音(声母)の発音は21種類まとめ
中国語の子音(声母)の発音は21種類まとめ

今回は、中国語の子音の発音について、下記内容を解説しました。

  • 中国語の子音(声母)の発音は21種類
  • 中国語の子音「有気音と無気音」とは
  • 子音の発音の仕組みは6種類
  • 子音の発音を効率よく勉強するポイント

中国語の子音は21種類もあり、日本語の13-16種類と比べて多いです。

中国語は母音の数も日本語よりも多いので、発音自体が日本語よりも多くあり、日本語にはない発音も多くあります。

中国語は発音が非常に重要であり、発音を間違えて話しても正しく伝わりません。特に重要なのが、子音の発音です。

中国語には日本にはない概念の「有気音」と「無気音」があり、更に子音の発音の仕方によって6種類に分けられます。

どの発音も簡単ではないですが、特に反舌音は日本人が発音を習得するのに苦労する子音です

この記事で、中国語の子音の種類や特徴及び発音の仕方を理解し、何度も繰り返し練習をして、子音の発音を少しずつ習得していきましょう。

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