中国語検定の日程は?試験内容や学習のコツを紹介

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中国語学習者は「中国語検定を受けよう!」と決めた時にまず気になるのが『日程』ではないでしょうか?

試験日程をもとに学習計画を立て目標を明確にすれば、あとは合格に向かって突き進むのみです。

本記事では、試験日程から各級の難易度、学習法のコツまで、中国語検定受験に役立つ情報を詳しく解説します!

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目次

中国語検定の試験日程

中国語検定の試験日程
中国語検定の試験日程

中国語検定は年に3回、3月・6月・11月の第4日曜日に実施、1級のみ、年に1回、11月の第4日曜日に実施されます。

試験日程と申込方法・期間

2024年の試験日程は以下の通りです。

申込方法は、郵送申し込みとインターネット申込があります。

【2024年】
  • 第111回(2024年3月実施)2024年3月24日(日)申込期間1月15日~2月15日 二次試験(準1級・1級 2024年4月28日(日))
  • 第112回(2024年6月実施)2024年6月23日(日)申込期間4月15日~5月15日 二次試験(準1級・1級 未定)
  • 第113回(2024年11月実施)2024年11月24日(日)申込期間9月15日~10月15日 二次試験(準1級・1級 未定) 

申込締切日が土日祝の場合は、翌営業日が締切日になります。

インターネット申込の締切日は、締切日翌営業日の午後2時までですので必ず公式サイトで確認しましょう。

試験の受験料

各級の受験料については以下をご確認ください。

  • 準4級 3500円
  • 4級 4800円
  • 3級 5800円
  • 2級 7800円
  • 準1級 9800円
  • 1級 11800円(11月のみ)

郵送申し込み・インターネット申込は同料金です。

試験会場

中国語検定の試験会場は各地に点在しており、日本中国語検定協会の公式サイトで確認することができます。

基本的に、日本国内では1都道府県に1会場設けられていますが、試験会場を設定していないところもあります。

海外での受験も可能で、上海、台北、シンガポールにそれぞれ1つずつ会場があります。

また、受験者数が定員を超える場合、会場が変更となる可能性があります。

試験会場の詳細については日本中国語検定協会公式サイトから確認し、会場への直接の問い合わせは控えるようにしてください。

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中国語検定の試験内容

中国語検定の試験内容
中国語検定の試験内容

中国語検定の試験内容について以下で解説します。

HSK対策におすすめの単語アプリは、「HSK対策におすすめの単語アプリ5選!無料で使える初心者向けの使いやすいアプリの選び方」の記事で解説しています。

試験の出題内容や形式

級ごとの出題内容と配点は以下の通りです:

  • 準4級:基礎単語や日常あいさつ語などの理解。総点数は100点。
  • 4級:常用語1,000語程度の理解。リスニングと筆記でそれぞれ100点。
  • 3級:常用語2,000語程度の理解。リスニングと筆記でそれぞれ100点。
  • 2級:日常生活全般と社会生活の基本的事項をカバーする中国語の理解。リスニングと筆記でそれぞれ100点。
  • 準1級と1級:日常生活と社会生活全般にわたる、難易度の高い中国語の理解。二次試験(面接試験)もあり。リスニングと筆記でそれぞれ100点。

解答形式は、選択式と記述式が採用されており、記述は簡体字を原則としていますが、特に指定がない場合2級以上では繁体字も許容されます。

ただし、簡体字と繁体字を混用すると減点の対象となりますので、お気を付けください。

級ごとの試験の難易度

ここでは、各級ごとの中国語検定試験の難易度を紹介します。


難易度
準4級基本的な中国語の語彙と日常的な会話表現に対する理解が求められます。主に約500語の基礎単語と約80の日常あいさつ語を理解し、基本的な文法事項と簡単な文の構築が可能なレベルです。リスニングと筆記の合計で60点以上が合格基準となります。
4級常用語約1,000語に対する理解が求められます。比較的長い会話文や文章の理解、正しいピンイン表記と声調、基本的な文法事項を用いた文の組み立てが可能でなければなりません。リスニングと筆記それぞれで60点以上が合格基準となります。
3級常用語約2,000語に対する理解が必要です。更に複雑な会話文や文章の理解、複文の作成などが求められます。リスニングと筆記それぞれで65点以上が合格基準となります。
2級日常生活全般と社会生活の基本的事項をカバーする中国語の理解が求められます。更に語順と語句の用法、熟語や慣用句の解釈、長文中の指定語句の書き取りや指定文の日本語訳などが試されます。リスニングと筆記それぞれで70点以上が合格基準となります。
準1級新聞・雑誌・文学作品・実用文など、日常生活及び社会生活全般における難度の高い中国語の理解が求められます。また、面接試験があり、日本語・中国語の逐次通訳の能力も試されます。リスニングと筆記それぞれで75点以上が合格基準となります。
1級最高レベルで、日常生活及び社会生活全般における難度の非常に高い中国語の理解が求められます。更に難度の高い日本語・中国語の逐次通訳の能力も求められます。リスニングと筆記それぞれで85点以上が合格基準となります。

各級の合格率の推移

以下に、級別の102回(2021年3月)から109回(2023年6月)までの合格率の推移を示します。

準4級:70.4%・79.5%・80.4%・75.6%・74.6%・66.1%・80.5%・70.3%

4級::58.6%・57.7%・67.5%・61.1%・58.7%・64.6%・59.3%・59.6%

3級::47.6%・43.5%・52.5%・46.0%・39.0%・49.8%・47.5%・49.0%

2級::38.1%・24.2%・31.5%・31.4%・27.3%・48.0%・29.2%・30.9%

準1級:38.1%・15.3%・20.2%・21.5%・17.2%・19.3%・19.3%・16.0%

1級:‐・‐・12.7%・‐・‐・9.7%・‐

引用:中国語検定協会試験関連データ

この合格率の推移は、試験の難易度を示すだけでなく、試験準備の計画立てにも役立ちます。

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試験日程に合わせた学習の進め方

試験日程に合わせた学習の進め方
試験日程に合わせた学習の進め方

ここからは、試験日程に合わせた学習を進める方法について解説します。

HSK1級に関する詳しい情報は、「HSK1級に合格できるおすすめの勉強方法は?学習に役立つアプリも紹介!」の記事でも解説しています。

勉強時間の目安

中国語の学習は、時間と継続が重要であり、目指す級によって必要な学習時間が異なります。一般的には、週に10~15時間の勉強時間が必要とされています。

また、試験までの期間が短ければ短いほど、1週間あたりの学習時間を増やさなければなりません。

現在の自分のレベルと、目標の級、試験までの日数によって、必要な時間数を逆算しましょう。

以下は、各級ごとの合計勉強時間の目安です。


勉強時間の目安
準4級約40〜120時間。週に1回の学習を継続すると、3ヶ月〜半年程度で必要な知識とスキルを身につけることができます。
4級 約120〜200時間。同様に週1回の学習を継続すると、約半年程度で達成可能です。
3級約200〜300時間。週1回の学習を続けると、半年〜1年程度で達成可能です。
2級約600時間。1日1時間の学習を2年間続けることで達成可能とされています。
準1級数千時間。おおむね2年から10年くらいの長期間を見込んで学習する必要があります。
1級準1級からさらに数千時間が必要とされ、おおむね5年から10年程度の学習が必要です。1級は非常に難易度が高く、ネイティブでも合格が難しいとされています。

これらの時間はあくまで目安であり、個々の学習能力や効率、そして使用する学習材料や方法によって大きく変動します。

学習時間を毎日確保し、学習習慣を持つことが中国語検定試験の成功につながります。

HSKのビジネスレベルについては、「HSKのビジネスレベルとは?BCT‐ビジネス中国語検定についても解説」の記事でさらに解説しています。

過去問題を解いて慣れておく

試験日までに過去問題を解くことで、試験形式に慣れ自分の弱点を発見し、理解度を確認することができます。

過去の試験問題は、新たな試験の出題パターンを予測する上で有用です。

過去問題集を利用し、時間を計りながら問題を解く練習を行うと、実際の試験時の時間配分に慣れることができます。

過去問題の活用は、試験に向けた重要な準備の一部であり、試験本番で実力を発揮するためにも、繰り返し解くことをおすすめします。

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中国語検定の試験日程まとめ

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本記事では、試験日程から各級の難易度、学習法のコツまで、中国語検定受験に役立つ情報を詳しく解説しました。

中国語検定は、毎年3月、6月、11月の第4日曜日です。

試験日程から逆算して学習スケジュールを立て、試験1ヶ月前くらいからは過去問題を繰り返し解いて慣れておきます。

目標達成に向けて、準備万端で試験に臨みましょう!

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中国語検定の日程は?試験内容や学習のコツを紹介

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