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HSK2級のレベルが知りたい。
HSK2級の試験内容は?
HSK2級のリスニングと筆記試験の対策方法は?
この様な疑問やお悩みにお答えします。
HSK2級は初心者卒業レベルとも言われており、中国語学習者の最初の目標になることの多い試験です。
中国語学習初心者の方は、初めてのHSKとして、HSK2級を受験することをおすすめします。
HSK2級より下のレベルのHSK1級は、漢字の読める日本人にとっては簡単過ぎると言われています。
そのため、実際に日本人の中国語学習者は、HSK2級から受ける場合が多いのです。
中国語を勉強して少し自信がついてきたら、ぜひHSK2級を受験してみましょう。
HSKとは、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院総部」が主催している、中国政府が認定する資格試験です。
HSK2級は下から2番目のレベルであり、中国語初心者の最初の目標となることも多いです。
求められる単語量の目安は300語程度であり、覚える単語数も少ないので、初心者が受ける試験としてはちょうど良いですね。
HSKに関する詳しい情報は、「HSKとは?各レベルの難易度と学習プランの違い・合格のコツを紹介」の記事でも解説しています。
HSKは下から1級・2級・3級・4級・5級・6級と、6段階に分かれています。
HSK2級は下から2番目のレベル。
中国語検定と比べると、一番下のレベルである準4級と同等です。
HSK公式サイトには「身近な日常生活の話題について簡単で直接的な交流ができ、初級中国語の上位レベルに達していることが求められます」と記載されています。(引用:HSK公式サイト)
初心者の卒業レベルと言えますね。
HSKは何級から受験すべきかについては、「HSKは何級から受験すべき?初心者におすすめの目標レベルと学習法」の記事を読んでみてくださいね。
HSK2級の試験内容は、リスニング試験と筆記試験の2つのパートに分かれています。
リスニング試験と筆記試験ともに第一部~第四部に分かれており、具体的な内容は下記の通りです。
第一部:短文が放送され、その内容が写真の内容と一致するかどうかを判断する。
第二部:短い会話が放送され、数枚の写真の中から内容が一致するものを選ぶ。
第三部:2人の短い会話とその内容に関する問いが放送され、問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ。
第四部:2人のやや長い会話とその会話の内容に関する問いが放送され、問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ。
第一部:短文が与えられており、数枚の写真の中から、短文の内容と一致するものを選ぶ。
第二部:文中の空所部分に、選択肢の中から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。
第三部:2つの短文が与えられており、短文の内容が一致するかを判断する。
第四部:文中の空所部分に、選択肢の中から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。(引用:HSK公式サイト)
HSK2級の試験は、全てマークシート方式となっています。
HSK2級のリスニング試験と筆記試験の点数はそれぞれ100点、合計200点です。
6割(120点)以上を取れば合格となります。
リスニング試験と筆記試験のどちらかが60点以下でも、合計で120点以上であれば合格です。
HSKの公式サイトに学習の目安として「大学の第二外国語における第一年度後期履修程度の学習が目安とされています。」と記載されています。
大学の第二外国語は、1週間に2コマ(年間で90時間)程度と設定されていることが多いようです。
そのため、HSK2級の勉強時間の目安は、90時間ということになります。
HSK2級の試験日は、開催される都道府県によって異なります。
東京や大阪などの都市部は開催回数が多く設定されていますが、年間に2回ほどしか開催されていない場所もあります。
HSK2級を受験する際は、あらかじめ試験日をHSK公式サイトで確認しましょう。
HSK2級の受験にかかる料金は5,060円(税込み)です。(2024年現在)
2023年5月試験分より受験料金が変更されていますのでご注意ください。
HSK2級に求められる単語量は、300語程度です。
まずは、HSK2級の頻出単語を覚えることが非常に重要です。
日本人は漢字を見ればある程度の意味を推測できるので、300語を覚えることはそれほど難しくありません。
単語が分からないとリスニングも聞き取れませんが、逆に単語だけでも聞き取れれば解答できることもあります。
単語力が向上すれば、リスニング試験も筆記試験も点数を上げることができます。
また、下記にてその他のリスニングと筆記試験の対策方法を紹介します。
HSKのビジネスレベルについては、「HSKのビジネスレベルとは?BCT‐ビジネス中国語検定についても解説」の記事をご覧ください。
HSK2級のリスニング対策としては、まずは中国語に耳を慣らすことが必要です。
HSK2級を受験する方は初心者が多いので、中国語を聞くこと自体に慣れていないのではないでしょうか?
NHKの中国語ラジオ番組や中国語ドラマなど視聴するのも良いでしょう。
ただ聴くだけではなく、音読やシャドーイングをすると更に効果的です。
そして、リスニング対策として一番効果があるのは、過去問のリスニング試験を何度も聞くことです。
過去問のリスニング試験を何度も聞き、音読やシャドーイングも取り入れて、効果的に中国語の勉強をしましょう。
HSK2級の筆記試験対策としては、基本的な文型や文法を理解することが必要です。
HSK2級では、HSK2級以下の文法知識が必要であり、もちろんHSK1級の文法知識も必要になります。
実際にHSK1級と2級で必要な文法知識を見ていきましょう。
中国語の文法は英語に似ていると言われることが多く、実際に文法や語順は似ています。
S(主語)V(動詞)ときて、その後には補語(C)やO(目的語)が続きます。
英語と同じく、下記のような文型があります。
中国語の文章を読む場合、主語と動詞を見つけると理解しやすいですよ。
文型の他にも、文法知識も覚えましょう。
初歩的な文法を紹介します。
時間と場所を表す語を使う場合、基本的には「S(主語)+時間+場所+V(動詞)」の順になります。
例文:我明天在学校学习中文(私は明日学校で中国語を勉強します)。
S(主語)と時間を入れ替えることも可能です。
例文:明天我在学校学习中文(明日私は学校で中国語を勉強します)。
副詞とは、名詞以外の動詞・形容詞・副詞を修飾する言葉です。
副詞は修飾をする動詞・形容詞・副詞の前に置きます。
中国語で良く使われる副詞として、「很」「不」「没」が有名です。
「很」は程度を表し、「とても~」という意味です。
例文:他很温柔(彼はとてもやさしい)。
「不」は否定を表します。過去・現在・未来いずれの場合も使います。
例文:我不去他家(私は彼の家に行かない)。
「没」も否定を表しますが、過去の否定や存在の否定で使われます。
例文:我没去他家(私は彼の家に行っていない)。
助動詞とは、他の動詞と結びついて動詞の意味を変える機能を持った言葉です。
助動詞は動詞の前に置きます。
「~できる」という意味を表す「能」や「会」が有名です。
HSK1級では、具体的に下記の文法知識が必要です。
どれも基本的な内容ばかりです。
HSK2級では、上記のHSK1級の文法知識に追加で、下記の文法知識が必要です。
HSK2級に求められる単語量は、300語程度です。
まずは、HSK2級の頻出単語を覚えることが非常に重要です。
単語の勉強には、単語帳を用意して、何度も繰り返し勉強するほか、単語アプリを使った勉強も効果的です。
また、以下のようなYouTubeを活用して単語の聞き流しをするのも良いでしょう。
単語力が向上すれば、リスニング試験も筆記試験も点数を上げることができるため、まずは単語力アップを目指すことが大切です。
HSKに出る単語の暗記については、「HSKの単語を暗記するコツは?おすすめのアプリ・参考書や覚え方を紹介!」の記事をご覧ください。
HSK2級を勉強する場合の、おすすめの教材を紹介します。
初級のうちはコーチに習うこともおすすめです。
HSK何級から履歴書に書けるかについては、「HSKは何級から履歴書に書ける?バイトや就職に活かせるレベルとは」の記事をご覧ください。
一番おすすめの教材は、HSK公式過去問題集です。
教材の種類が多くて何を使って良いか迷ってしまうと思いますが、HSK公式過去問題集を使えば間違いありません。
リスニング試験も筆記試験も、過去問を何度も解くことが合格への一番の近道です。
まずはHSK公式過去問題集を購入して、何度も解いてみることをおすすめします。
中国語初級のうちは、コーチに習うこともおすすめです。
勉強を始めたばかりの時は、何から勉強して良いのか分からないと思います。
中国語教室などに通えば、中国語の専門家であるコーチに教えてもらうことができ、効率的に勉強ができますよ。
HSK2級対策講座のある中国語教室もあるので、中国語初心者の方はぜひ検討してみてください。
中国語検定とHSKはどっちを受験するのがおすすめなのかについては、「中国語検定とHSKはどっちがおすすめ?違いや受けるべき級を解説!」の記事でさらに解説しています。
今回は、HSK2級の試験内容や試験対策方法について、下記内容を解説しました。
HSK2級は下から2番目のレベルであり、中国語検定と比べると一番下のレベルである準4級と同等です。
中国語初心者の卒業レベルでもあり、中国語初心者の最初の目標となることも多いです。
HSK1級は漢字の読める日本人にとって簡単すぎるため、いきなりHSK2級を受けるのがおすすめ。
実際に日本人の中国語学習者の方は、HSK2級から受ける人が多いですよ。
HSK2級はリスニング試験と筆記試験に分かれていますが、各試験の対策方法やおすすめの教材を紹介しました。
学習を継続し、ぜひHSK2級に合格しましょう。
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