中国語検定準4級のレベルと必要な勉強時間は？過去問から見る合格率と合格点を突破する学習法

中国語検定準4級は、中国語検定の中で1番やさしいレベルです。中国語学習を始めて約半年の学習者を対象に作られた試験です。

中国語検定準4級のレベルとは？

日本中国語検定協会では、中国語検定準4級のレベルを「中国語学習の準備が完了した段階」だと表現しています。

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中国語入門レベルであるため、準4級を取得しても中国語がペラペラ話せるわけではありませんが、今後中国語スキルを上げていく中で欠かせない基礎を身につけたことになるでしょう。

中国語検定4級のレベルについては、「中国語検定4級のレベルと必要な勉強時間は？過去問を使って合格する学習方法や合格点と合格率の推移も紹介」の記事も読んでみてくださいね。

中国語検定準4級とは

中国語検定準4級は中国語検定の中でも最も初心者向けの試験であるものの、基礎知識が不足している状態では合格できません。

中国語検定準4級が持つ価値

中国語検定準4級は取得する価値のある資格です。

なぜなら、中国語の資格を取得する時点で中国語への学習意欲を示すことができるからです。

日本の中国語学習人口はまだまだ多くありません。そんな中、初級であっても中国語の学習経験を客観的に示すことのできる資格を持つことで、自身の意欲や行動力を示すきっかけになります。

中国語検定準4級の合格点

中国語検定準4級はリスニングと筆記の合計得点が60点以上を合格点としています。

試験の平均点が合格点よりも10点以上下回った場合のみ、合格点が5点引き下げられます。

中国語検定準4級の合格率

中国語検定準4級は比較的合格率の高い試験であり、その合格率は平均して70〜80%程度です。

中国語検定準4級は覚えなければいけない単語が多くない上に、登場する漢字も日本語に似ているものが多いです。合格を阻む1番の敵は、中国語に馴染むことができるかという一点です。

もし一人で勉強するのがきついと感じたら、無理をする前にプロの講師に相談してみるのがおすすめです。一人で勉強を続けて挫折してしまうのは珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。

中国語検定4級に落ちた！？に関する詳しい情報は、「中国語検定4級に落ちた！？不合格の原因と心構え」の記事で解説しています。

中国語検定準4級は履歴書に書ける？

中国語検定準4級を履歴書に書くことによって、中国語への学習意欲を示すことができます。

特に日本では〇〇検定の知名度が高いため、中国語検定を持っていることはきちんと中国語に向き合っていることをアピールする材料になります。

しかし、中国語検定準4級はあくまでも入門者向けの試験であることは忘れてはいけません。

中国語検定4級は履歴書に書けるのか？については、「中国語検定4級は履歴書に書ける？就活に有利になる場合と悪影響を与えるケースについて紹介」の記事を読んでみてくださいね。

中国語検定準4級に合格するために必要な勉強時間

中国語検定準4級の勉強に必要な時間は40〜100時間です。毎日1時間勉強をすれば2ヶ月程度の勉強時間となります。

しかし結局はどれだけ知識を増やすことができたかで合否は決まります。効率の良い勉強ができたら勉強時間は短くなるし、あまりうまく覚えられなければ必要な勉強時間は長くなります。

中国語検定とHSKはどっちがおすすめ？については、「中国語検定とHSKはどっちがおすすめ？違いや受けるべき級を解説！」の記事で解説しています。

中国語検定準4級の出題内容

中国語検定準4級では次のような問題が出題されます。

ここからは、一つ一つの出題内容について説明します。

筆記試験の内容

中国語検定準4級の筆記試験は4つのパートで構成されています。ほとんどの問題が選択式です。

中国語検定では似ている漢字から仲間はずれを見つけたり、発音に関して日本人が間違えやすい部分が出題されます。

実際の試験問題は中国語検定ホームページをご覧ください。

正しいピンインの選択

記載されている文字に対して適切なピンインを選択肢から選びます。

単語を覚える際はピンイン・声調までセットで覚えることでこの部分の対策ができます。

文章中の空欄を埋める問題

日本語の文章と文章中の一部が空欄になった中国語が用意され、空欄に当てはまる言葉を選択肢から選びます。

文章の並び替え

提示された日本語に合わせて選択肢を正しい順番で並び替えます。

日本語の文章の一部を中国語にする

日本語の文章の一部に下線が引かれており、下線部のみを中国語に訳します。

リスニング試験の内容

中国語検定準4級のリスニングは、単語のピンインの聞き取り・フレーズの聞き取りの構成です。

ピンインの聞き取り

書かれた文字が読み上げられ、正しいピンインを選択肢の中から選びます。

フレーズの聞き取り

夜の挨拶の場面・理由を尋ねる時などシチュエーションが問題に書かれており、読み上げられた言葉の中から適した言葉を選択します。

中国語検定準4級に合格するための勉強方法

ここでは中国語検定準4級に合格するための勉強方法を紹介します。

「中国語検定準4級学習に使えるおすすめアプリ6選！その他の学習方法も徹底解説！」の記事では、中国語検定準4級におすすめの学習アプリについて深掘りしています。

中国語検定準4級レベルの単語を覚える

中国語検定準4級合格に必要な語彙数は、基礎単語約500個とあいさつ語約80個です。

文字を書く・ピンインを読める・単語を聞き取るの3つが完了して一つの単語を覚えたことになります。

単語帳での暗記が苦手だという方は、知らない単語をメモに取りながらインプットとアウトプットを繰り返しましょう。

中国語の基礎文法を理解する

中国語検定準4級では基礎文法が出題されます。具体的には次のような文法を理解しておきましょう。

特に中国語検定準4級では疑問文が出題されることが多いため、相手の年齢・名前・人数はもちろん、いつ・どこ・何・どんななどの質問も理解できるようにしてください。

中国語の語順を覚える

中国語検定準4級では、4〜5単語からなる短文の並べ替え問題があります。中国語は日本語や英語とは語順が異なるため、「主語+動詞+目的語」の基本構造と、「…も」「…から」「…ない」など付属する言葉の位置をチェックしておきましょう。

過去問を解く

中国語検定のどの級を受験する場合にも言えることですが、過去問は自分の力量を知るだけでなく試験に必要な知識を身につけるためにも役立ちます。

過去問は試験形式に慣れ、自分の弱点も分かることから、効率良く試験対策を進められます。

まとめ

この記事では、中国語検定準4級のレベルや合格に必要な勉強法を紹介しました。

中国語検定準4級は、中国語検定の中で1番やさしいレベルの試験です。合格にはおよそ40時間から100時間の勉強時間が必要と言われ、学習開始から半年が合格の目安だとされています。

中国語学習の第一歩として、しっかりと基礎知識を学び、合格に向けてコツコツと勉強していきましょう。

どうしても一人では勉強が難しいなと感じたら、プロ講師に相談してみるのがおすすめです。中国語を挫折するよくある原因が、自分一人では上達を実感できなくなってしまうことです。