中国語検定3級は履歴書に書ける？就活・転職に有利なアピール方法とは

• 中国語検定3級を取得したら履歴書に書いて良いのか知りたい
• 中国語検定3級に合格したが履歴書に書く意味があるのか知りたい
• 履歴書や面接で中国語のスキルをアピールしたいがどうすれば良いか分からない

中国語検定3級は初級レベルの試験ですが、履歴書に書くことはできるのでしょうか？

結論から言うと、中国語検定3級は履歴書に書くことができます。しかし、3級であるが故、アピールポイントには注意を払う必要があります。

この記事では中国語検定3級は履歴書に書けるのか、履歴書に書く際の注意点や、面接におけるアピールポイントを紹介します。

中国語検定3級は履歴書に書ける？

中国語検定3級は履歴書の資格欄に記載できます。

中国語検定3級の資格をアピールすることで、一定の中国語スキルを持った人間として評価されるのです。中国語検定3級は大学で第2言語として2年間程度中国語を学んだレベルを指しており、基本的な文章の読み書きや簡単な日常会話ができると判断できるためです。

特にサービス業で中国の方を対象とした接客業務があるのなら、中国語検定3級が自分の中国語スキルのアピールに役立つと言えるでしょう。

ただし、中国企業を相手とした商談や中国に赴任する業務が想定されている企業では、即戦力として扱われません。

中国語スキル必須の企業に勤めたいと考えているのなら、中国語検定2級以上を取得できると良いでしょう。

中国語検定3級が履歴書に書ける代表的な理由は次の通りです。

• 中国語は世界で最も話されている言語の一つ
• 中国進出や中国の方をターゲットにするサービスが増えている
• 英語を話せる人材に比べて中国語を話せる人材が少ない

中国語検定4級を履歴書に書けるかどうかは、「中国語検定4級は履歴書に書ける？就活に有利になる場合と悪影響を与えるケースについて紹介」の記事を読んでみてくださいね。

中国語は需要が高い言語

世界の共通言語は英語ですが現在中国語を話す人口が増えており、中国語は世界で最も使用されている言語の一つです。

今後も中国語の利用率は上がると考えられ、中国語スキルは特にグローバルな企業で評価されやすくなっています。

中国語検定3級のレベルに関する詳しい情報は、「中国語検定3級のレベルと必要な勉強時間は？合格のコツと過去問題を使った勉強法」の記事でも解説しています。

ビジネスで中国の影響力が大きい

中国語を話す人口が世界的に増えていることと、中国には広大な土地と豊かな物資があることから、新たなビジネス展開や新規市場を開拓するために中国語スキルのある人材を探しています。

中国人観光客の接客に中国語の必要性を感じている企業も多いでしょう。今後、中国語スキルを求める企業はますます増えていくと予想できます。

「HSKのビジネスレベルとは？BCT‐ビジネス中国語検定についても解説」の記事では、HSKのビジネスレベルについてさらに深掘りしています。

中国語を話せる人材が少ない

日本では英検やTOECで高い英語スキルをアピールする人材は多いものの、中国語検定取得者は非常に少ないです。

日本の外国語学習者の比率で見ても、英語よりも中国語の方が競合性が低いといえます。

履歴書の資格欄で自分の語学スキルをアピールしたいと考えている方は、英語よりも中国語を選択することをおすすめします。

中国語検定3級を履歴書に書くメリット

中国語検定3級を履歴書に書くことで得られるメリットには、次のようなものがあります。

• 基本的な中国語が扱える人材だとアピールできる
• 向上心を持っていると感じてもらえる
• 面接中のアピールポイントが増える

HSKは何級から履歴書に書けるかについては、「HSKは何級から履歴書に書ける？バイトや就職に活かせるレベルとは」の記事でさらに解説しています。

基本的な中国語が扱える人材だとアピールできる

中国語検定3級は、中国語の初級レベルを理解していることを証明できる資格です。中検3級を履歴書に書くことによって、自分が基本的な中国語を使えることがアピールできます。

先ほども述べたように、中国語の専門職でない限りは、入社時点で中国語の基礎ができることはかなりの武器になります。特にインバウンドに力を入れている飲食店では、かなり重宝されるでしょう。

向上心を持っていると感じてもらえる

学びを続ける姿勢は「向上心がありチャレンジ精神を持った人材」として評価されやすいです。

中国語スキルが必要ない企業に対しても、中国語検定3級取得済みと履歴書に記載することで、どのような業務にも向上心を持って取り組める人材だという印象を与えられます。

面接中のアピールポイントが増える

面接では自分のスキルをアピールして応募先に適した人材であると感じてもらわなくてはいけません。面接の場でアピールできる資格が増えることは、面接を円滑に進めるために役立つでしょう。

面接官に中国語が話せる方や興味のある方がいれば、中国語についての会話で面接の雰囲気を和やかにできる可能性もあります。

また、そうでなくても、中国語を学ぶ過程で知った中国に関する豆知識など、一般の人が知らないような情報をアイスブレイクに使えるのも強みになります。

中国語検定3級を履歴書に書くデメリット

中国語検定3級を履歴書に書くデメリットは、以下の3つのパターンの場合です。

• 中検への理解が浅く3級を未熟だと捉えられる
• そもそも中国語に興味がなくアピールポイントにならない
• 中国に関する仕事が全部降ってくるようになる

また、中国語検定2級以上を応募資格に設定している企業では、中国語検定3級または資格のない人間を選考対象にする場合があります。

中国語検定に対する知識を持っていない採用担当者が中国語検定3級のレベルを「中国語を完璧にマスターした人材」と勘違いする可能性も考えられます。

さらに、海外に支店のある会社では、ちょっと中国語に興味があるだけで海外駐在に派遣されるというのはよくあることです。日本で家を買ったばかりなのに突然海外駐在になった…という話は本当によくあるので、中国語スキルをアピールした場合は、自分の将来設計まで上司に伝えておくのがおすすめですよ。

面接の自己PRで中国語検定3級をアピールするコツ

面接の自己PRで中国語検定3級をアピールするには、次のような方法が効果的です。

先ほどもお伝えしたように、中国語検定資格取得者は英検やTOEICのように多くないため、まだ3級だからと言って自分の中国語スキルをアピールしないことは避けましょう。

これから面接に挑むという方は、ぜひ参考にしてください。

• 引き続き中国語の学習を続けることを伝える
• 基本的な日常会話が中国語でできることを説明する

中国語検定取得で役に立つ場面については、「中国語検定取得で役に立つ3つの場面は？強みやアピールポイントも紹介」の記事で解説しています。

引き続き中国語の学習を続けることを伝える

中国語検定3級はあくまで中国語の初級であり、ビジネスの場で即戦力となる中国語スキルには及びません。

そのため、今後も中国語学習を継続して中国語検定2級以上の試験に向けて準備をしていることを面接の場で伝えましょう。

応募先が高い中国語スキルを求めていなかったとしても、学びに対するモチベーションの高さをアピールできます。

基本的な日常会話が中国語でできることを説明する

中国と関わりの薄い企業の面接官だと、中国語スキルのアピールに対してそこまで興味を持ってもらえない可能性もあります。そのようなタイプの企業には、自分の中国語スキルがどの程度であるかを、初心者にもわかりやすい言葉で説明しましょう。

特に中国人観光客をスムーズに接客したいと考えている観光業や飲食店・小売店では、中国語で日常会話ができるという能力が高く評価されます。

また、面接の際は、具体的な例をあげると伝わりやすくなります。

「お店に来てくれたお客さんに注文を取ることができます」

「中国語だけで道案内をすることができました」

など、誰しもがイメージしやすい場面を例に出して説明してみましょう。

結論：中国語検定3級は履歴書に書ける

中国語検定3級は履歴書に記載できる資格です。基本的な中国語の読み書きと日常会話が可能なため、一定の中国語スキルを持った人材として評価されるでしょう。

もちろん中国語で商談を進めるような即戦力には及びませんが、今後より中国語のスキルを向上させるという意向を示せば、向上心を持った有望な人材と考えてもらえる可能性があります。

また、就活または転職に向けて、限られた時間で中国語検定3級を取得したいと考えているのなら、中国語のコーチングを受けることをおすすめします。

中国語のコーチングであれば、効率良く着実に自分の中国語スキルを伸ばしながら、試験対策が進められるでしょう。

特に、これから中国語を学び始めるという方は、中国語のコーチングを活用すれば、基礎から正しい方法で中国語の学習をスタートさせることができます。

毎日中国語では中国語を本気上達させたい方へ本気のコーチングを行なっているので、すでに3級を持っている方でも、ビジネスで通用する中国語の特訓としてぜひお気軽に相談してくださいね。