中国語検定2級のレベルは?合格に必要な勉強時間とおすすめの勉強法

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この記事でわかること

中国語検定2級のレベルは?

中級レベルに相当します。

日常会話のほかに、簡単なビジネス会話や、やや高度な中国語の文章を読む力が求められます。

中国語検定2級の合格率は?

合格率は30%~50%ほどです。

試験勉強を継続すれば、十分合格が目指せます!

中国語検定2級の勉強方法は?

単語の暗記や、リスニング対策のために聞き取り練習を重ねることも重要ポイント!

中国語検定2級を目指す皆さんは、受験するにあたって悩みや不安はありませんか?

この記事では、中国語学習の中級者が受験する中国語検定2級のレベルから不合格になりやすいポイントまで解説します。

ぜひ記事を参考に中国語検定2級の合格を目指しましょう!

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目次

中国語検定2級のレベルは?

中国語検定2級のレベルは?
中国語検定2級のレベルは?

中国語検定は、準4級・4級・3級・2級・準1級・1級の6つのレベルがあり、2級は中級レベルで日常会話や簡単なビジネス会話もこなせます。

さらに中検2級のレベルについて詳しく解説します。

HSKは何級から受験すべきかは、「HSKは何級から受験すべき?初心者におすすめの目標レベルと学習法」の記事でさらに解説しています。

  中国語検定2級の難易度目安

中国語検定2級の難易度の目安として、3000〜6000語の語彙と複雑な日常会話が必要です。

また、ビジネスレベルの中国語力も求められ、リスニングも筆記も難易度が上がります。

中国語検定協会公式ホームページに記載されている中検2級の認定基準は以下です。

実務能力の基礎づくり完成の保証

複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができること。

日常的な話題での会話が行えること

日本中国語検定協会

合格基準は70%の正答率で、リスニングや筆記の問題に対して徹底的な対策が求められます。

  中国語検定2級の合格点

中国語検定2級の配点はそれぞれ100点で、合格基準点は筆記試験70点・リスニング試験70点です。

中検4級〜1級に関しては、リスニング・筆記ともに合格基準点に達していないと合格できません。

また、中国語検定協会の公式ホームページによると、合格基準点は難易度を考慮して調整することがあると記載されています。

  中国語検定2級の合格率

中国語検定2級の合格率は、実施回によってバラつきがあります。

  • 104回:31.5%
  • 105回:31.4%
  • 106回:27.3%
  • 107回:48.0%
  • 108回:29.2%

過去の中国語検定協会が公表した統計データによれば、2級の合格率は約30%から50%程度となっています。

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中国語検定2級合格に必要な勉強時間は?

中国語検定2級合格に必要な勉強時間は?
中国語検定2級合格に必要な勉強時間は?

次のステップである2級を目指す際には、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

以下で解説します。

中国語検定とHSKはどっちがおすすめかについては、「中国語検定とHSKはどっちがおすすめ?違いや受けるべき級を解説!」の記事も読んでみてくださいね。

中検3級合格から300時間以上

3級から2級にステップアップするためには、おおよそ300時間の勉強時間が必要とされています。

一般的に、3級から2級へのスキルアップには、単語量や文法知識の増強が必要で、それにともない勉強時間も増えます。

ただし、個人差があるため、効率的な学習方法や継続的な学習習慣が大切です。

2級を目指す際の勉強方法は以下のようになります。

  • 単語や熟語の暗記(増える単語量に対応するため)
  • 文法・構文の理解と練習(より複雑な表現に対応するため)
  • リスニング・スキルの向上(様々な話者の発音や速度に慣れるため)

これらの学習項目を効果的に取り組むことで、300時間の勉強時間を有効に活用できます。

ゼロから合格するには2年

中国語を全く知らないゼロの状態から2級に合格するには、少なくとも2年の勉強期間が必要とされています。

一般的に、初心者が2級レベルに到達するには、毎日2時間の勉強時間を確保し、約2年間継続的に学習することが推奨されています。

ただし、個人の学習スタイルや習熟度によって、必要な勉強時間は異なることがあります。

2年間で2級に合格するための学習方法は以下の通りです。

  • 基本的な単語や文法の習得(初級レベルまで)
  • 会話練習とリスニングスキルの向上
  • 読解力と作文力の強化(中級レベルの表現ができるようになる)

これらの学習項目を効果的に取り組むことで、2年間の勉強期間を有効に活用できます。

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中国語検定2級の問題形式と難易度

中国語検定2級のレベル

中国語検定2級の問題は、リスニングと筆記の問題に分かれています。

そしてリスニングと筆記の中でも、様々な種類の問題があります。どの様な問題形式があるのかを、見ていきましょう。

HSK2級については、「HSK2級の難易度や合格に必要な勉強時間は?初級レベルの試験を乗り越えるコツ」の記事を読んでみてくださいね。

リスニングの問題形式

中国語検定2級のリスニング問題は、大きく2つに分かれています。
更に問1で前半と後半に分かれており、問2でも前半と後半に分かれているため、4つに分かれています。
中国語検定2級のリスニングは全ての問題において、「問題文」と「選択肢」が2回流れます

問1の前半「(1)〜(5)」

Aが短い文を話し、それに対してBの質問が流れます。

Bの質問の答えとして、どの内容が正しいかを選ぶ問題です。

「Aが話す」→「Bが質問する」→「選択肢①」→「選択肢②」→「選択肢③」→「選択肢④」の順番で音声が流れます。

問1の後半「(6)〜(10)」

AとBの二人の対話を聞いて、その後に続くAの言葉として正しい文を、4つの選択肢から選ぶ問題です。

「Aが話す」→「Bが話す」→ 「選択肢①」→「選択肢②」→「選択肢③」→「選択肢④」の順番で音声が流れます。

問2の前半「(1)〜(5)」と後半「(6)〜(10)」

500文字ほどの長めの文章を聞いて、その文章に対する5つの質問に答える問題です。


すべて質問に対して、4つの選択肢から正しい文を1つ選んで解答します。

前半で一度500文字ほどの文章が流れて、5つの設問に解答し、その後、後半で別の500文字ほどの文章が流れて、5つの設問に解答します。

前半と後半ともに、「500文字ほどの長めの文章」→「設問①」→「選択肢①〜④」→「設問②」→「選択肢①〜④」→「設問③」→「選択肢①〜④」→「設問④」→「選択肢①〜④」→「設問⑤」→「選択肢①〜④」の順番で音声が流れます。

筆記の問題形式

中国語検定2級の筆記の問題は、大きく5つに分かれています。
空欄を埋める問題や、単語を選ぶ問題、翻訳問題、作文問題など、様々な種類の問題があります。

問1の(1)〜(10)

長文問題です。


600文字程度の中国語の長文が書かれていて、その長文の中の空欄を埋める問題が8問、ピンイン表記の問題が1問、内容についての設問(本文に一致している内容を選択など)が1問で、合計10問です。

問2の(1)〜(5)と(6)〜(10)

(1)〜(5)は、正しい中国語の文章を選ぶ問題です。

4つの文章の中から、正しい文章を選択します。
4つの内で、1つだけ正しい文章となっており、その他の3つの文章は文法などが間違っています。

(6)〜(10)は、単語の言い換え問題です。


短い中国語の文が書かれており、その中の一つの単語に下線が引かれていて、同じ意味の単語を選択肢の中から選びます。

正直なところ、ここは知らなければ解けない問題ばかりです。難易度も非常に高いため、もしわからないと感じたら、適当な選択肢を選んですぐに次の問題に移りましょう。

問3の(1)〜(10)

空欄を埋める問題です。


短い中国語の文が書かれており、一箇所の空欄があります。その空欄に入る適切な単語を、選択肢の中から選びます。

問4の(a)、(b)、(1)、(2)

問4は合計4問です。


(a)と(b)の2問は、ピンインを漢字(簡体字)に書き直す問題。
(1)と(2)の2問は、短めの中国語の文章を日本語に翻訳する問題です。

問5の(1)〜(5)

(1)〜(4)は、日本語の文章を中国語に翻訳をする問題。(5)は、作文問題です。


お題が決められていて、そのお題に沿った内容の中国語の文章を、30〜50文字で書く必要があります。

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中国語検定2級の勉強法

中国語検定2級の勉強法
中国語検定2級の勉強法

ここからは、中国語検定2級に合格するための勉強法を紹介します。

単語を暗記する

2級を目指す場合、3000語以上の単語を暗記することが重要です。

中国語検定2級では、日常会話やビジネスシーンで基本的なコミュニケーションができる能力が求められます。

そのため、3,000語から6,000語の単語を理解し、適切な場面で使用できることが必要です。

効果的な単語の暗記方法は以下の通りです。

  • 単語とその意味を書いたカードを作成し、何度も見直して覚える。
  • 単語学習に特化したアプリを利用し、毎日一定の単語数を学習する。
  • 実際の文章や会話の中で使われる単語を学ぶことで、より自然に記憶に定着させる。

継続的な学習が成果につながるので、毎日少しずつ単語を増やしていくことが大切です。

文法・構文を覚える

中国語検定2級では、基本的な文法・構文を覚え、正しい文を組み立てられるようになることが求められます。

日常会話やビジネスシーンで基本的なコミュニケーションができる能力が求められるため、文法・構文の理解が不可欠です。

正しい文法・構文を使って文を組み立てることで、試験問題に正答することができます。

効果的な文法・構文の学習方法は以下の通りです。

  • 基本的な文法ルールや構文を網羅したテキストを使って学習し理解を深める。
  • インターネット上にある無料の文法解説や練習問題を活用し定期的に復習する。
  • 友人や言語交換パートナーとの会話で学んだ文法・構文を実際に使って練習する。

テキストやインターネットを活用して文法ルールを理解し実践練習を行うことで、より効果的に学習できます。

覚えた単語の聞き取り練習をする

単語を覚えたら、実際の会話やリスニング教材で聞き取り練習を行いましょう。

単語を覚えるだけでなく、実際に会話の中でそれらを聞き取る能力が必要だからです。

聞き取り練習を行うことで、リアルタイムでのコミュニケーションスキルを向上させることができ、リスニングの得点も上がります。

効果的な聞き取り練習方法は以下の通りです。

  • 中国語が使われる映画やドラマを視聴し、新しい単語や表現をリアルな状況で聞く。
  • 中国語のポッドキャストを聞いて、様々な話題やアクセントに慣れる。
  • オンライン上でのリスニング教材や練習問題を使い、聞き取り力を継続的に向上させる。

毎日コツコツと練習することで、より効果的に学習が進みます。

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中国語検定2級で不合格になりやすいポイント

中国語検定2級で不合格になりやすいポイント
中国語検定2級で不合格になりやすいポイント

中国語検定2級で不合格になりやすいポイントについて詳しく解説します。

中検2級に受からない理由に関する詳しい情報は、「中検2級に受からない理由は?学習のポイントやモチベーションの保ち方を紹介」の記事でも解説しています。

単語が覚えられない

中国語検定2級に合格するためには、十分な単語力が必要です。

単語が覚えられない場合、試験でのパフォーマンスが低下し不合格につながります

単語が覚えられない場合の対策は以下の通りです。

  • 単語学習に特化したアプリを利用し、効率的に覚える。
  • 通勤時間や待ち時間など、空き時間を活用して単語を覚える。
  • 新しい単語を使った例文を作成し、実際の文脈で使用方法を理解する。

毎日のコツコツとした努力が、試験での成功につながります。

似た見た目の単語で混乱してしまう

中国語の単語や漢字は見た目が似ているものが多く、誤った意味の理解や表現につながり、試験でミスする可能性があります。

似た単語や漢字で混乱しないための対策は以下の通りです。

  • 似た単語や漢字を並べて、違いを明確に理解する。
  • 漢字の語源や部首を学び、形や意味の違いを理解する。
  • 似た単語や漢字を使った例文を作成し、正しい使い分けを身につける。
  • 似た単語や漢字を使ったクイズ形式の練習問題で、違いを定着させる。

これらの対策を継続的に行うことで、試験での正確性を向上させることができます。

覚えた単語を聞き取れない

単語を覚えたものの、実際のリスニングで聞き取れないことがよくあります。

単語を覚えるだけでは、実際の会話やリスニングで聞き取れるようになるとは限らないからです。

話者の声調の違いや速度などが影響し、慣れない耳には聞き取りづらいことがあります。

覚えた単語を聞き取れるようになるための対策は以下の通りです。

  • 教材だけでなく、中国語の映画やドラマ・音楽・ポッドキャストなどで、多様なアクセントや速度に慣れる。
  • 中国語を話す友人や先生との実際の会話を通じて、聞き取り力を向上させる。
  • リスニングで聞き取れなかった単語はスクリプトや字幕を参照して確認し、再度練習する。

これらの対策を継続的に行うことで、試験でのリスニングスコアを向上させることが期待できます。

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中国語検定2級のおすすめテキスト3選

中国語検定におすすめの単語テキスト
中国語検定2級のおすすめテキスト3選

中国語検定2級の勉強をする際の、おすすめのテキストを紹介します。今では多くの中国語のテキストが出版されていますが、下記3つの中から選べば間違いありません。
どれもおすすめのテキストですので、ぜひ参考にしてください。

HSKについては、「HSKとは?各レベルの難易度と学習プランの違い・合格のコツを紹介」の記事をご覧ください。

中検2級試験問題2023[第106・107回]解答と解説

中国語検定協会が出している公式の過去問集である「中検2級試験問題」シリーズです。前年度の試験問題をまとめた最新版が毎年4月に出版されており、2023年版であるこの過去問集には、第106回(2022年6月に実施)と第107回(2022年11月に実施)の2回分の試験問題が載っています。

中国語検定2級の対策として何度も過去問を解くことがおすすめですが、公式過去問集である「中検2級試験問題」に載っている問題は実際に出題された問題であり、このテキストを使えば間違いありません。

問題と解答のみの過去問集も多いのですが、「中検2級試験問題集」には解説も載っているので、試験問題の正しい解き方が学べますよ。

音声はストリーミングとダウンロードのどちらにも対応していますが、注文時に指定をすればCDを付けてもらうことも可能です。

中国語検定2級トレーニングブック

中国語検定トレーニングブックシリーズは、中国語検定の受験者に非常に人気のあるテキストです。中国語検定2級のトレーニングブックは「筆記問題編」と「リスニング問題編」の2冊に分かれており、どちらもおすすめです。

両方購入しても良いですし、苦手な方だけを購入しても良いでしょう。

最新の出題傾向に合わせて、中国語検定2級に必要な熟語・慣用句・多義語・類義語なども豊富に収録されています。

「筆記問題編」には700問を超える練習問題と模擬試験が2回分、「リスニング問題編」には200問の練習問題と模擬試験が1回分が収録されています。

「リスニング問題編」に付属されているCDに収録されている音声は、無料ダウンロードもできます。全ての問題に対して分かりやすい解説もついていて、分からなかった問題もきちんと理解をすることができる、おすすめのテキストです。

キクタン中国語【中級編】中検2級レベル

中国語学習者であれば誰もが知っているであろう「キクタン中国語」シリーズの、中国語検定2級レベル(中級レベル)です。

聞いて覚える中国語単語帳であり、中国語検定2級レベルの語彙がこれ1冊で効率的に身につきます。

中国語検定2級に合格するには語彙力が非常に重要であり、「キクタン中国語」シリーズの様な語彙力に特化した教材を使うのがおすすめです。

目と耳を同時に使って単語をインプットして、中国語単語のピンインや発音も同時に覚えることができますよ。音声はダウンロードをして、スキマ時間にも単語を覚えることができて便利です。

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まとめ

まとめ
まとめ

この記事では、中国語学習の中級者が受験する中国語検定2級のレベルから不合格になりやすいポイントまで解説しました。

中国語検定2級は難易度が高く一層の努力が必要ですが、取得すれば自分の能力と客観的な証明になり自信につながります。

毎日の練習が大切でコツコツと学習を進めることが成功へのカギですので、一緒にがんばりましょう!

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