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実用中国語検定試験とは?中国語検定との違いや合格のコツを紹介
- 実用中国語検定の各級概要と受験料。
- 実用中国語検定の対策は過去問題を練習しよう。
- 実用中国語検定は履歴書に書けるが、第一の選択肢としては中国語検定かHSKがおすすめ。
実用中国語検定とは、中国語検定(中検)と似ている名称ですが、全く異なる試験です。
中国語検定やHSKほど知名度はありませんが、日本国内で「文部科学省」に認可された中国語の検定試験なのです。
では、この「実用中国語検定」とはどのような試験なのでしょうか?
この記事では、実用中国語検定の概要、実用中国語検定の難易度や申し込み方法、実用中国語検定に合格するコツ、実用中国語検定を履歴書に書いて役に立つのかどうかについて紹介します。
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実用中国語検定とは
実用中国語検定とは、「一般財団法人 アジア国際交流奨学財団」によって実施され、「文部科学省」に正式に認可された中国語の検定試験です。
正式名称は実用中国語技能検定試験と言います。
初心者向けの試験ではなく、中級者以上に向けた試験として知られています。
ここでは、以下の2点を詳しく紹介します。
- 実用中国語検定の背景
- 中国語検定との違い
実用中国語検定の背景
実用中国語検定を実施している「アジア国際交流奨学財団」は、1990年に設立されました。
中国で1980年代に始まった改革開放政策以来、日本と中国との関係は着実に発展しています。
特に経済関係においては、中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、日中間の経済関係は非常に深くなっています。
このような時代背景から、「アジア国際交流奨学財団」は実用中国語検定の実施を始めました。
中国語検定との違い
中国語検定と実用中国語検定は、どちらも中国語の検定試験です。
中国語検定は、言語の4つの能力である「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」「書く(ライティング)」に加えて、「翻訳する」能力を重視しています。
そのため、全ての級において「中国語から日本語」と「日本語から中国語」の翻訳を課しています。
対して、実用中国語試験は日中翻訳という視点ではなく、中国語を中国語として認識するという能力を重視しているため、入門レベルの5級も含めて全ての級において日本語での問いかけは使用しないことが大きな特徴です。
【関連記事】中国語検定の日程は?試験内容や学習のコツを紹介
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実用中国語検定のレベル・難易度・申し込み方法
実用中国語検定のレベルや難易度や申し込み方法を紹介します。
- 試験の概要
- 各レベルの難易度
- 試験日程やスケジュール
- 申し込み方法
試験の概要では、各級の受験料も紹介しています。
各レベルの受験料や難易度、試験日程や申し込み方法を参考にして、自分の受験する級を決めてみてくださいね。
試験の概要
実用中国語検定は下から、5級・準4級・4級・3級・2級・1級と6段階のレベルに分かれています。
試験内容は全ての級で、筆記試験とリスニング試験の2つに分かれています。
各級の試験時間、受験料は以下の通りです。
5級の試験概要
試験時間 筆記:30分 リスニング:20分
受験料:2,000円(税込み)
準4級の試験概要
試験時間 筆記:45分 リスニング:20分
受験料:2,500円(税込み)
4級の試験概要
試験時間 筆記:45分 リスニング:20分
受験料:3,000円(税込み)
3級の試験概要
試験時間 筆記:45分 リスニング:20分
受験料:4,000円(税込み)
2級の試験概要
試験時間 筆記:60分 リスニング:25分
受験料:6,000円(税込み)
1級の試験概要
試験時間 筆記:60分 リスニング:25分
受験料:8,000円(税込み)
各レベルの難易度
各レベルの難易度を中国語検定やHSKと比べてみましょう。
目安となる語彙数や、学習到達の目標は以下の通りです。
【関連記事】HSKの難易度とは?1~6級のレベルと特徴を紹介!
5級のレベルと難易度
実用中国語検定5級は、HSK3級と中国語検定4級と同等のレベルです。
語彙数の目安は500語。
初級の卒業レベル〜中級の入口レベルであり、決して簡単ではありません。
ピンインと簡単な文法を理解する必要があります。
実用中国語検定で一番下のレベルである5級がHSK3級と中国語検定4級と同等レベルということから、実用中国語検定は初心者向けの試験ではないということがわかりますね。
準4級のレベルと難易度
実用中国語検定準4級は、HSK4級と中国語検定3級と同等のレベルです。
語彙数の目安は1,200語。
中級レベルであり、日常会話ができるレベルです。
ピンインはもちろんのこと、基本的な文法理解が求められます。
4級のレベルと難易度
実用中国語検定4級は、HSK5級と同等のレベルです。
語彙数の目安は2,500語。
中級の卒業~上級の入口であり、中国語でのスピーチや、中国語でのドラマや映画鑑賞ができるレベルです。
実用中国語検定の下から3番目で上級の入口レベルなので、難易度の高さがわかりますよね。
3級のレベルと難易度
実用中国語検定3級は、中国語検定2級と同等のレベルです。
語彙数の目安は2,500語。
上級の入口レベルであり、中国語から日本語や、逆に日本語から中国語へ翻訳も行えるレベルです。
2級のレベルと難易度
実用中国語検定2級は、HSK6級と同等のレベルです。
語彙数の目安は5,000語以上。
上級レベルであり、自分の意見を中国語で流暢に表現できるレベルです。
1級のレベルと難易度
実用中国語検定1級は、中国語検定準1級と同等のレベルです。
語彙数の目安は5,000語以上。
上級中でも上位レベルであると言えます。
中国語を基本的に習得し、簡単な通訳ができるレベルです。
試験日程やスケジュール
試験は年に2回行われており、2024年は6月と11月に実施されます。
1級と2級のみ2次試験があり、2次試験は1次試験の約一ヶ月後に開催。
HSKや中国語検定と比べて回数が少ないので、受験する場合は早めに準備をしましょうね。
申し込み方法
実用中国語検定試験の申し込み方法は、以下の2つがあります。
- 書店で願書を入手して、郵送で申し込む。
- 「キャリタス資格・検定」から申し込む。
「キャリタス資格・検定」とは、資格や検定の出願・申し込みから決済までが可能なオンラインサービスです。
インターネットで申し込みを完了したい方は、「キャリタス資格・検定」から申し込みましょう。
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実用中国語検定に合格するコツ
実用中国語検定に合格するコツを紹介します。
- 過去問題集を購入して練習する
- 豊富な単語の出題に備える
- 基本的な学習方針は他の試験と変わらない
中検やHSKとは違って参考書も少ないため、過去問題集中心の学習になります。
過去問題集を購入して練習する
実用中国語検定の問題集は、以下のKJA出版のリンクより購入することができます。
http://www.kja-publisher.org/chuken
中国語検定やHSKは書店にたくさんの対策本が売られており、YouTubeにもたくさんの解説動画がありますが、実用中国語検定はとても少ないです。
試験の傾向や出題形式を知り、試験に向けた勉強をするためには過去問題を中心とした学習がベターです。
中国語の基礎を学んだことがない場合は、先に入門の参考書やYouTube動画で基礎を勉強した上で、過去問に取り組みましょう。
豊富な単語の出題に備える
HSKは一番基礎の1級が150語であるため、実用中国語検定5級の500語は3倍以上もあります。
当然、級が上がれば必要な単語数も増え、実用中国語検定1級では5000語以上です。
他の中国語の試験でもそうですが、単語を知らないと設問に正しく答えることができません。
中国語の検定試験を受ける場合は、受験する級の単語は確実に覚えるようにしましょう。
基本的な学習方針は他の試験と変わらない
実用中国語検定の基本的な学習方針は、他の試験と変わりません。
HSKや中国語検定を受験する場合の学習方針としても、過去問を解いたり、単語や文法を覚えたりすることは重要な対策です。
そのため、実用中国語検定の勉強をすることで、中国語全体の上達にもつながりますよ。
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実用中国語検定は履歴書に役立つ?
実用中国語検定は履歴書に役立つのでしょうか?
実際に役に立つのかどうか、見ていきましょう。
- 日本国内向けの試験としては役立つ
- 基本的には中国語検定かHSKがおすすめ
- 海外で活用するならHSKがおすすめ
【関連記事】HSKは何級から履歴書に書ける?バイトや就職に活かせるレベルとは
日本国内向けの資格としては役立つ
実用中国語検定は、日本国内向けとしては役立ちます。
実用中国語検定は日本の「一般財団法人 アジア国際交流奨学財団」によって実施され、「文部科学省」に認可されているからです。
しかし、知名度があまり高くないため、人事の方が知らない可能性もあります。
履歴書に記載する際は、「中国語検定〇級と同等レベル」「〇〇ができるレベル」など補足しておくと親切です。
また、海外ではほとんど知られていないため、外国への履歴書では、効果を期待できません。
基本的には中国語検定かHSKがおすすめ
中国語の検定試験は、基本的には中国語検定かHSKがおすすめです。
日本では、中国語検定とHSKの2つの検定試験が、圧倒的に有名で知名度があります。
実用中国語検定は、知名度が高いとは言えません。
そのため、どの検定試験を受けるか迷った場合は、中国語検定かHSKをおすすめします。
海外で活用するならHSKがおすすめ
海外で活用するならHSKがおすすめです。
中国語検定は主に日本語を母語とする中国語学習者を対象とする検定試験であり、海外では知名度はありません。
HSKは中国政府が認定する検定試験であり、国際的にも認められています。
中国の大学に留学する際にHSKが必要な場合もあり、また中国での外国人向け就労ビザのランク付け基準にもHSKが採用されています。
そのため、海外で活用するのであればHSKがおすすめですよ。
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まとめ
この記事では、実用中国語検定の概要、実用中国語検定の難易度や申し込み方法、実用中国語検定に合格するコツ、実用中国語検定を履歴書に書いて役に立つのかどうかについて紹介しました。
実用中国語検定は、「アジア国際交流奨学財団」によって実施され、「文部科学省」に認可された中国語の検定試験です。
一番下の5級でもHSK3級や中国語検定4級と同等のレベルであり、中級者以上に向いている試験と言えます。
ただし、中国語検定やHSKと比べると知名度が低く、履歴書に書いてもあまり大きな効果がないこともあります。
中国語の検定試験を受ける場合は、日本で活用するのであれば中国語検定を、海外で活用するのであればHSKをおすすめします。
すでに中国語検定やHSKを持っていて、さらに資格取得を目指す場合は、受験料も比較的安価な実用中国語検定も視野に入れてみるといいかもしれませんね。
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