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全レベルまとめ!HSK対策におすすめ参考書と学習の進め方
- HSKにおすすめの参考書は?
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『HSK公認テキストシリーズ』がおすすめです。単語、文法、読解、リスニングをバランスよく学習することができます。
- HSKの参考書を選ぶときのポイントは?
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パッと見て好きな雰囲気の本を選びましょう。好きな雰囲気の本は取り組みやすく、モチベーションも上がります。
- 参考書は持っていますが、HSK4級が難しいです。
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4級からはリスニングの放送が1回になり、自分で文を考える作文が登場するため難しく感じられます。苦手分野の克服には『トレーニングブックシリーズ』もおすすめです。
書店には中国語の参考書がたくさん並んでいて、どれが良いか迷ってしまいますよね。
受験者が多い中国語の試験は、世界共通の「HSK」と日本語母語者向けの「中国語検定」の2種類があり、HSK対策にはHSK用の参考書が適しています。
HSKは1級から6級まであり、1級が最も基礎です。
今回はHSKに特化したおすすめの参考書や選び方のポイント、級別の学習方法を紹介します。
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HSK対策におすすめの参考書
毎日中国語がHSK対策におすすめする参考書は以下の4種類です。
- HSK公認テキストシリーズ
- 合格奪取!新HSKトレーニングブックシリーズ
- キクタンシリーズ
- 中国語検定トレーニングブックシリーズ
それぞれの参考書の特徴について詳しく解説します。
学習の目的や現在のレベルによって自分に合った参考書を選びましょう。
【関連記事】はじめてHSKを受験する際は下記の記事もあわせてご覧ください。
>>>HSKは何級から受験すべき?初心者におすすめの目標レベルと学習法
HSK公認テキストシリーズ
「HSK公認テキストシリーズ」はHSK日本実施委員会が公認した教科書に似たテキストです。
公認テキストはHSK1級から5級まで販売されていて、各級に必要な文法・単語・リスニングがまんべんなく収録されているのが特徴です。
過去問題に基づいて作られているため、単語には出題頻度が分かるマークがあり、例文も実際の試験問題に沿っています。
練習問題も充実しているので、5級までの受験者におすすめのシリーズです。
合格奪取!新HSKトレーニングブックシリーズ
「合格奪取!新HSKトレーニングブックシリーズ」はアスク出版のHSKに特化した問題集です。
トレーニングブックシリーズは以下の種類があります。
- 合格奪取!新HSK1~4級 単語トレーニングブック
- 合格奪取!新HSK5級 単語トレーニングブック
- 合格奪取!新HSK6級 単語トレーニングブック
- 合格奪取!新HSK4級トレーニングブック 【読解・作文問題編】【リスニング問題編】
- 合格奪取!新HSK5級トレーニングブック 【読解・作文問題編】【リスニング問題編】
- 合格奪取!新HSK6級トレーニングブック 【読解・作文問題編】【リスニング問題編】
単語・文法・読解・作文・リスニングの各分野ごとに問題演習ができます。
苦手分野の克服や、重点的な問題演習におすすめです。
キクタンシリーズ
「キクタンシリーズ」は音を使った暗記方法に特化した単語帳です。
大きな特徴は「チャンツ」と呼ばれる、音楽に合わせてリズムよく発声することです。
単語の意味の暗記だけでなく、発音も一緒に練習でき、リスニング対策にもなります。
レベルは入門編・初級編・初中級編・中級編・上級編・会話入門編・慣用句編(中級レベル)の7つです。
それぞれ収録されている単語が異なるため、入門編から順に学習を進めましょう。
中国語検定トレーニングブックシリーズ
「中国語検定トレーニングブックシリーズ」はHSKのトレーニングブックと同じアスク出版の問題集です。
中検対策向けの問題集ですが、HSKトレーニングブックは筆記・リスニングが4級から6級までしかないのに対し、中検トレーニングブックは全ての級がそろっています。
HSKだけでなく中検の受検も考えている人や、基礎固め、文法の整理におすすめです。
HSKは1級が最も基礎ですが、中検は準4級が一番基礎なので、購入の際は級にご注意ください。
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HSK対策の参考書の選び方
続いてHSK対策の参考書の選び方を紹介します。
参考書は学習の軸となります。
自分のレベルと目標に合った良質な参考書を選びましょう。
- まずは公認テキストを使う
- 自分の課題にフォーカスした参考書を1冊使う
- パッと見て好きな雰囲気の本を選ぶ
まずは公認テキストを使う
まだ何も参考書を持っていない場合は、まずは公認テキストの購入がおすすめです。
公認テキストは、単語、文法、読解、作文、リスニングをバランス良く学習でき、試験対策のみならず、基礎固めとして教科書のように使えるテキストです。
また、例文や単語の音声はダウンロードでき、場所を問わずスマートフォンで聞くことができます。
試験が終わった後も、忘れてしまった文法を見返すなど、長く使える参考書です。
自分の課題にフォーカスした参考書を1冊使う
すでに何かの参考書を持っていて苦手分野が明らかな場合は、自分の課題にフォーカスした参考書が役に立ちます。
語彙が足りないときは『キクタン』、基礎固めには『公認テキスト』、4級以上で読解かリスニングの一方が苦手なときは『トレーニングブック』が適しています。
苦手分野を重点的に繰り返し演習し、課題を克服していきましょう。
パッと見て好きな雰囲気の本を選ぶ
学習のモチベーションを上げるためには、パッと見て好きな雰囲気の本を選ぶことも大切です。
あまり好きではない雰囲気の本はなかなかやる気が出ず、継続して学習することが難しくなります。
本記事で紹介した参考書以外にも、以下のような初級者向けの教材がたくさんあります。
- 新ゼロからスタート中国語
- 出るとこだけ! 中国語検定 合格一直線シリーズ
- 話すための思考が身につく!中国語文法講義
書店に行ってパラパラとめくって「わかりやすそう!」「楽しそう!」と思う教材を選んでみてください。
インターネットでも内容の一部を見られることがあります。
自分が続けやすい1冊を見つけましょう。
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- 日常会話12,000フレーズ
- 文法使いスライド400枚
- 中国語動詞解説1,794枚
- 中国語学習スライド1,000枚
- ネイティブ会話音声150本
レベル別!HSK対策の参考書の使い方
続いてはHSKのレベル別に、参考書の使い方・勉強法を紹介します。
HSKは級の数字が大きくなるほど難易度が高くなります。
現在のレベルと受験級に合った学習方法で勉強を進めましょう。
- HSK1~2級を受験する方向けの勉強法
- HSK3~4級を受験する方向けの勉強法
- HSK5級を受験する方向けの勉強法
- HSK6級を受験する方向けの勉強法
HSK1~2級を受験する方向けの勉強法
HSK1〜2級は入門から初級レベルの問題が出題され、全て選択問題です。
漢字が分かる日本人は、中国語も「見れば意味が分かる」ことがあり、全く中国語を勉強したことがなくても何問かは得点できます。
しかし、中国語で最も大事なのはピンインと発音です。
ピンインは中国語の漢字の読み方を示しており、ピンインが分からなければ発音することも聞き取ることもできません。
単語の意味や文法を覚えることも大切ですが、今後の学習のためにも、まずはピンインと発音をしっかり学習しましょう。
『HSK公認テキスト』や『キクタン【入門編】』を使い、目で見て理解するだけではなく、実際に自分で何度も口に出して練習することが大切です。
HSK3~4級を受験する方向けの勉強法
HSK3級は補語や把構文が登場し、中国語特有の文法事項が増えます。
文章も日常の会話に近づき、1文がやや長くなります。
そして、文にピンインの記載がなくなるため、パッと見て「一面全て漢字!」と少し圧倒されてしまいます。
また、並べ替え問題や、当てはまる漢字1文字程度を書く「书写」が3級から出題されます。
そのため、1〜2級の段階できちんとピンインと発音を学習し、その上で『公認テキスト3級』や『キクタン【初級編】』を使って3級の単語と文法事項を押さえていきましょう。
4級は難易度が上がり、特にリスニングが1回しか放送されなくなることと、絵を見て短文を書く作文が出題されることがネックになります。
単語や文法の学習は『公認テキスト4級』と『キクタン【初中級編】』で十分ですが、リスニングと作文は特に対策が必要です。
リスニングには『HSK4級トレーニングブック【リスニング問題編】』もおすすめです。
原文全てにピンインと日本語訳が書かれているため、聞くだけでなく漢字の読み方と意味をその都度確認するようにしましょう。
作文は何も思いつかないことがあるので、まずはお手本を参考にし、書く内容を考えます。
難しい文法や単語を使う必要はないので、正しい文を正しい漢字で書くことが大切です。
【関連記事】HSK4級のレベルや勉強量については下記の記事で詳しく解説しています。
>>>HSK4級のレベルと合格に必要な勉強時間は?履歴書に書ける?
HSK5級を受験する方向けの勉強法
HSK5級は中級者から上級者へとステップアップする勉強が必要です。
まず、単語が4級までの倍以上である2,500語に増えます。
そのため語彙力強化は必須です。
『キクタン【中級編】』や 『HSK5級 単語トレーニングブック』で着実に覚えていきましょう。
難易度が上がる長文読解やリスニングはそれぞれの『トレーニングブック』が使いやすいです。
解説が分かりやすい『公式過去問題集』をやりこむのもおすすめです。
【関連記事】HSK5級のテキストに関して詳しくは下記の記事もご覧ください。
>>>HSK5級におすすめのテキスト3選!HSK5級対策に必要な項目と参考書の選び方を紹介
HSK6級を受験する方向けの勉強法
HSK6級は上級者の仲間入りです。
6級は単語が5,000語でとても多く、誤りのある文を見つける問題や、大量の読解、そして400字程度に要約する作文がポイントです。
単語を知らないと文の意味を正しく理解することもリスニングで聞き取ることもできません。
また、文章量が多いため、短時間で多く読む練習も必要です。
そして、最難関は作文です。
過去問題集を利用し、書き方のコツをつかんでいきましょう。
【関連記事】HSK6級のレベルや詳しい内容については下記の記事をご覧ください。
>>>HSK6級のレベルと合格点は?効果的な勉強方法と試験対策も紹介します
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まとめ
今回はHSKの参考書について解説しました。
基礎固めには『公認テキスト』、単語には『キクタン』、4級以上は『トレーニングブック』や『過去問題集』がおすすめです。
HSKは級の数字が大きくなるほど難易度が上がります。
出題内容や自分のレベル、好みに合わせて効果的な参考書を選びましょう。
どの級も継続して学習することが大切です。
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