中国語単語の覚え方|1か月で1000語を覚える6ステップ【必要語数表つき】
- 中国語単語を1000単語暗記するには、短期間にできるだけ多くの単語に何度も触れることが大切
- 「使える」単語にするためには、関連語と合わせて覚えてみよう
- 中国語単語学習におすすめのテキストとアプリ
中国語の単語の覚え方がわからなくて悩んでいませんか?
単語を覚える目的は、中国語の方と会話したい、中検やHSKに合格したい、大学受験や就職などに役立てたい、など理由はさまざまです。
しかし、「忙しくて単語を覚える時間がない!」「自分に合った勉強方法がわからない」と悩む中国語学習者は少なくありません。中国語の独学で挫折しやすいのも、これが大きな原因です。
「自分には中国語を話す才能がないのかも……」「自分は地頭が悪いのかな?」と落ち込む前に、単語の学習や暗記する方法を見直してみましょう!

この記事では、中国語の単語の覚え方がわからない方に、忙しくても1か月で1000単語暗記する方法を紹介します。
中国語の単語は何語覚えればいい?目的別・級別の必要語数


中国語をマスターするには、いったい何語覚えればいいのか気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、必要な単語数は目指すレベルや目的によって大きく変わります。
日常会話やHSKなどの級別に、目安となる語数を整理してご紹介します。
日常会話・旅行・ビジネスの必要語数
| 目的 | 必要語数の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 旅行・挨拶程度 | 約300〜500語 | 観光地でのやりとりに十分 |
| 日常会話(基礎) | 約1,000〜1,500語 | ネイティブの日常会話の8〜9割をカバー |
| 一般会話(中上級) | 約2,000〜3,000語 | 話題を問わず自由に話せるレベル |
| ビジネス・専門職 | 約3,000〜5,000語以上 | 業界別専門語彙が必要 |
まずは日常会話レベルの約500〜1000語から始めると、無理なく続けられて挫折しにくいでしょう。
基礎となる語彙を固めてから、目的に応じて少しずつ増やしていくのがおすすめです。
HSK・中検の級別必要語数
| 資格・級 | 必要語数の目安 | 相当レベル |
|---|---|---|
| HSK 2級 | 約300語 | 基礎日常表現 |
| HSK 3級 | 約600語 | 基本的な日常会話 |
| HSK 4級(中級入口) | 約1,200語 | 日常会話・社会的話題 |
| HSK 5級 | 約2,500語 | ニュース・学術的な話題 |
| 中検4級 | 約500語 | 基礎的な語彙 |
| 中検3級 | 約1,000語 | 日常的なやりとり |
| 中検2級 | 約2,000語 | 幅広いテーマで対応可能 |
1000語ほど覚えるとHSK3級レベルにおおよそ近づき、日常会話で基本的なやりとりができるようになります。
毎日中国語式 1000単語回転メソッド(30日スケジュール)


中国語の単語の覚え方で必ず意識することは、短期間で回転率を上げて勉強することです。
短期間でどれだけ単語に触れるかがコツになります。
ここでは、「毎日中国語式 1000単語回転メソッド」をご紹介します。
このメソッドは、1日100語を朝と晩の2周で確認し、前日までの範囲を復習しながら回していくことで、30日間で1000語を身につける学習法です。
| 期間 | 1日の学習範囲 | 目安時間 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1〜10日目(1周目) | 当日章+前日章(計200語) | 約1時間 | 1単語10秒以内で通し読み |
| 11〜20日目(2周目) | 当日章+前日章(チェック単語のみ) | 約1時間 | 覚えた単語は飛ばして高速化 |
| 21〜25日目(3周目) | 全10章を3〜5日で一気に回す | 約1時間 | チェック単語だけに集中 |
| 26〜30日目(4〜6周目) | チェック単語のみ集中反復 | 約30分 | 最終仕上げ・例文化 |
1日ごとのスケジュールに沿って進めるだけなので、無理なく着実に語彙を積み上げられます。
毎日中国語のかねのYouTubeはこちら
以下に6ステップ紹介します。
STEP1 1日1章(100単語)を朝晩2周する
朝と夜、1日で1章分(100単語)を2周します。
単語を短期間で繰り返し覚えることで、脳はその情報を重要と判断し「長期記憶」に保存されるからです。



同じ章を朝と夜で2周することで、定着率が格段に上がります。
エビングハウスの忘却曲線によると、人間は1日後に74%忘れるため1日以内に復習するのが効果的です。(※この論文の正確な解釈には諸説あります)
1単語を10秒以内で覚えると、10秒X100単語X2周=2000秒で約30分の計算になります。



繰り返しの学習は、中国語の単語を効果的に覚えるための重要なカギです。
「中国語の勉強に使えるノートの作り方と効果的なまとめ方|記憶に残る活用方法とは」の記事では、中国語勉強でのノート作りについて解説しています。
STEP2 次の章に入る前に前章を復習する
次の章に進む前に前の章を復習することで、既に学習した単語を定着させることができます。



第1章の単語を学習した後、すぐに第2章に進むのではなく、第1章の単語をもう一度復習し第2章に進みます。
この繰り返しにより、第1章の単語をより確実に記憶に留めることができます。
スケジュールの例は以下を参考にして下さい。
1日目:第1章
2日目:第1章→第2章
3日目:第2章→第3章
4日目:第3章→第4章
2周目を復習していくと、「完璧」「微妙」「全く覚えられない」という3つのパターンに分かれます。
完璧に覚えたところ以外はチェックしてわかるようにしておきましょう。



2章分を1日でやるので時間が2倍かかりますが、1日1時間、10日で1周(10章分1周)できます。
STEP3 チェックした単語だけ復習する
2周目でチェックした覚えられない単語だけをもう1度復習していきます。
ここで重要なことは、単語ごとに覚える時間を変えていくことです。
1単語10秒以内というルールですが、2周目になると覚えかけている単語が増えるため、5秒だけ見て次の単語に進むことも可能です。
その場合、以下を参考にし復習の章をずらしたり入れ替えたりして、覚えやすいようにしましょう。
1日目:第1章
2日目:第1章→第2章
3日目:第1章→第3章
4日目:第2章→第4章



この方法で、20日目で2周進めることができます。
STEP4 覚えられていない単語を重点的に回す
覚えられていない単語を重点的に復習することで、全体的な理解と記憶が定着します。
3周目になると覚えた単語がある程度ありますが、覚えたところは見ないようにチェックしたところだけ見ましょう。



そうすることで、第1章から第10章までの復習が3〜5日で終わります。
覚えられていない単語を何度も復習し、3周目だけではなく4・5・6周目と、どんどん進めていきましょう!
STEP5 どうしても覚えられない単語は5回書いて発音する
何周してもどうしても覚えられない単語は、5回書きながら発音します。
なぜなら、何度も見た単語をさらに手を動かしながら書いて発音までするためより覚えやすくなるからです。



ここでは書くことを目的にしないことです。
書きながら発音し、単語のイメージを思い浮かべることに集中しましょう。
STEP6 自分で例文を作る
ここからは簡単な例文を自分でつくってみましょう。
単語を単体で学ぶだけではなく、文脈の中で使用することで、その単語の意味と使い方をより深く理解することができます。
たとえば「爱(ài、愛する)」という単語を学んだ場合、“我爱你”(私はあなたを愛しています)という文を作ることで、実際の会話での単語の使い方を覚えることができます。



自分が友人に話しかけているイメージで短文をつくり、実際に発音してみると良いでしょう。
また、中国語の単語勉強に関する詳しい情報は、「中国語勉強で単語の暗記が重要な理由は?おすすめの学習アプリや勉強のコツを紹介!」の記事でも解説しています。
中国語の単語が覚えられない時の対処法





中国語の単語が覚えられない時はどのように対処したらよいのでしょうか?
以下で対処方法を3つあげます。
学習方法を変えてみる
単語が覚えられない時は、気持ちを切り替えて新しい学習方法を試してみると良いでしょう。
中国語学習者の学習スタイルは人それぞれで、ひとつの方法がすべての人に適しているわけではないからです。



覚えられない時は、そもそも自分の学習スタイルに合っていない可能性があります。
たとえば、ちがう単語帳を使う、別の音声教材を試す、ネイティブスピーカーと言語交換をするなど、新しい方法を探すことが有効です。
思い切って新しい学習方法を試すことで、自分に最適な方法を見つけだしてください。
中国語勉強に役立つ漫画については、「中国語勉強に役立つ漫画3選!効果的な勉強法を解説」の記事をご覧ください。
休憩を取る
単語が覚えられない時は、休憩を取ることも効果的です。
疲労やストレスは学習能力を低下させるため、単語暗記の妨げになります。
たとえば、一時間学習した後は短い休憩を取って散歩をしたり、好きな音楽を聴いたり、リラックスできる環境をつくり、リフレッシュするのがおすすめです。



このように適度な休息を取ることで、学習の効率と効果を高めることができます。
忙しい時でも「休憩を取った方が結果的に単語を覚えられた」ということもありますので、ぜひ試してください。
語源や関連語を調べる
単語が覚えられない時は、その単語の語源や関連語を調べると理解が深まります。



単語の背景にある意味や歴史を理解することで、その単語に対する深い理解と親近感を持つことができます。
たとえば、电脑 (diànnǎo) はコンピュータという意味ですが、中国語の「电」は「電気」を意味し、「脑」は「脳」を意味します。
そこから、电脑 (diànnǎo)に関連する、网络 (wǎngluò) ネットワーク・软件 (ruǎnjiàn) ソフトウェア・键盘 (jiànpán) キーボードなどの単語を紐づけて記憶しましょう。
このように、語源や関連語を調べることで、単語を覚えるために役立つ背景知識を得ることができます。
やってはいけない中国語単語の覚え方


中国語の単語を覚える際に、やってはいけない方法があります。
やってはいけない方法で覚えようとしても、なかなか覚えることができませんし、間違って覚えてしまう可能性もあります。
やってはいけない中国語の単語の覚え方を見ていきましょう。
一度で全ての単語を覚えようとする
一度で全ての単語を覚えようとしてはいけません。そもそも人間の脳は、一度覚えたことをどんとん忘れてしまうのです。
忘れることを前提に、単語を覚えていく必要があります。
前述の通り、エビングハウスの忘却曲線によると、人間は1日後に74%忘れてしまうのです。
20分後には42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、9時間後には64%を忘れ、1日後には74%を忘れてしまう、という感じです。
そのため、下記の様に何度も何度も復習をすることが大事なのです。
- 24時間以内に復習する
- 定期的に復習する
- 覚えられない単語を復習する
人間は、覚えたことをどんどん忘れていく生き物です。覚えたことを忘れてしまうことを前提として、単語を覚えることが重要です。
何度も復習をして、中国語の単語を覚えましょう。
読み方をカタカナで覚える
中国語の単語を覚える時に、発音を無視して覚えてはいけません。
中国語は発音が非常に重要であり、発音を間違ってしまうと意味が通じません。
単語を覚える時には、漢字と意味だけではなく、ピンインと声調も覚えましょう。
また、読み方をカタカナで覚えるのは避けましょう。
カタカナでは中国語の音や声調を正確に表せず、通じない発音が身についてしまうためです。



中国語の単語を覚える前に、必ずピンインと声調(四声)をしっかりと学習しましょう。
見てわかる単語ほど発音を後回しにする
日本人は普段から漢字を使っているため、他の国の学習者に比べて大きなアドバンテージがあります。
中国語には日本語と同じ意味の単語も多く、一目で意味がわかることも少なくありません。
ただし、漢字だけに頼るのは禁物です。
意味がすぐわかる単語ほど「見ただけで覚えたつもり」になり、発音がおろそかになりがちだからです。
中国語は発音が非常に重要なので、意味のわかる単語であっても、ピンインと声調を確認し、音声を聞いて発音までしっかり覚えましょう。
覚えた単語を「使える単語」にする方法


単語を覚えただけでは、実際の会話でとっさに出てくるとは限りません。
「知っている」を「使える」に変えるには、覚えた単語を実際に口に出し、使う場面を意識した練習が欠かせません。
ここでは、そのための具体的なステップをご紹介します。
例文・組み合わせで覚える
単語は単体で覚えるより、よく一緒に使う言葉や例文の形で覚えるのがおすすめです。
たとえば「喝(hē/飲む)」も、「喝茶(hē chá/お茶を飲む)」とセットで覚えておくと、会話でそのまま使えます。
同じように「爱(ài/愛する)」も、単体で覚えるより「我爱你(wǒ ài nǐ/あなたを愛しています)」「我爱中国菜(wǒ ài Zhōngguó cài/中国料理が大好きです)」のように文脈ごと覚えると、実際の会話で自然に口から出てきます。
単語を覚えるときは、こういった単語の組み合わせを意識し、例文の形でインプットしていきましょう。
多読・多聴・ドラマで頻出語を増やす
覚えた単語を定着させるには、触れる機会を増やすのが効果的です。
よく使われる単語ほどいろいろな場面でくり返し登場するので、多読・多聴を通じて自然に触れることで、暗記よりもスムーズに記憶へ定着していきます。
最初は字幕付きの短いドラマやショートムービーがおすすめです。
抖音や小红书で好みの動画を探してみましょう。
覚えた単語が実際に使われる場面に出会えると、「この単語はこう使うのか」と理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。
アプリ・言語交換で実際に使う
ネイティブと会話すれば、覚えた単語をその場でアウトプットできます。
HelloTalkなどの言語交換アプリを使ってみましょう。
また、中国のポップカルチャーや文化に興味がある人は、小红书で同じ趣味を持つ人にコメントを残したり、関連する投稿をしてファンと交流してみたりするのもよいでしょう。
インプットとアウトプットを循環させることで、語彙の定着が一気に加速します。



詐欺や出会い目的には十分注意してくださいね!
中国語の単語学習におすすめのテキストとアプリ


中国語の単語を覚えるためのおすすめのテキストとアプリを紹介します。
良いテキストやアプリを使うことで、効率的に単語を覚えることができますよ。
テキスト3冊とアプリ1つを紹介しますので、参考にしてくださいね。
亜鈴式で鍛える 中国語コロケーション999(テキスト)
「コロケーション」とは、用いられる単語の組み合わせを指します。
「風邪」は「引く」ですが「インフルエンザ」は「かかる」、「テレビ」は「消す」ですが「黒板」も「消す」と言いますね。
中国語にもこの様に単語の組み合わせがあり、単語を組み合わせて覚えると効果的です。
この本は基礎単語が多く、クイズ形式で飽きずに勉強できるので、初心者におすすめのテキストです。
初心者必見の中国語勉強の始め方については、「初心者必見!中国語勉強の始め方から目標設定まで解説」の記事で触れています。
起きてから寝るまで中国語表現1000(テキスト)
日常会話で良く使う単語を多く収録しているテキストです。日常会話で良く使われるフレーズが1000以上収録されており、SNS関連の表現など最近の言葉も載っているため、実用的な単語やフレーズを覚えることができます。
特に日常会話を重視している方におすすめです。
音声が付いているので、リスニング力やスピーキング力を鍛えることもできます。イラスト付きなので、イメージをしながら覚えることもできますよ。
キクタン中国語シリーズ(テキスト)
中国語学習者では誰もが知っている、聞いて覚える単語帳である「キクタン中国語シリーズ」です。
単語だけではなく例文が載っていて、例文の中国語音声も収録されているので、リスニング力も身に付きます。
「入門編」「初級編」「初中級編」「中級編」「上級編」とレベルごとに分かれているので、自分のレベルに合ったテキストを使いましょう。



目と耳を同時に使って単語をインプットし、ピンインや発音も同時に覚えることができますよ。
音声はダウンロードをして、スキマ時間にも単語を覚えることができて便利です。
特に中国語検定を受ける方におすすめの単語帳です。
中国語の勉強が楽しいと感じるポイントについては、「中国語の勉強が楽しいと感じるポイントは?工夫次第でリスニングや単語もレベルアップできます」の記事も読んでみてくださいね。
HSK公認単語トレーニングアプリ(アプリ)
HSKの単語を覚えるためには必須のアプリです。
HSKは各級ごとに目安となる単語量が決まっており、公式アプリであるHSK公認単語トレーニングで学習をすれば効率的に単語学習ができますよ。
各級の単語は無料で50単語のみ学習可能であり、それ以上の単語を学習する場合は課金が必要です。
単語を学習する際に、全ての単語に対して例文と音声が付いています。



単語を勉強する時には、例文と音声を一緒に覚えると効率的に覚えることができます。
そのため、すべての単語に例文と音声が付いていることは非常に重要なのです。
苦手な単語は弱点としてピックアップされ、その「弱点」だけを勉強できる様な機能もあるので、こうした機能も使って効率的に勉強しましょう。


よくある質問
中国語の単語の覚え方まとめ


この記事では、1か月で1000単語暗記するための「毎日中国語式 1000単語回転メソッド」を紹介しました。
腰を据えて単語を覚えるのではなく実践会話で吸収していくなど、今回紹介した学習方法以外にも中国語の単語を覚えるための方法はたくさんあります。
しかし、どんな方法で学習したとしても続けなければ、あっという間に忘れてしまいます。
これを防ぐためには、毎日少しの時間でも反復学習を行い、新たに覚えた単語を確実に定着させましょう。



忙しい人でも短期間に回転率を上げて勉強すれば必ず単語が覚えられますので、目標に向かってかんばりましょう!






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