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HSKネット試験とは?対面との違いや申し込み方法・合格のコツを紹介
HSKネット試験はメリットが多くおすすめ。
HSKネット試験は家で受ける試験ではなく、試験会場でパソコンを使って受ける試験方式。
HSKネット試験はピンイン入力となり、メモを取ることもできないため注意が必要。
HSKを受験する場合、対面試験の他にネット試験という試験方式があります。
HSKネット試験はメリットが多く、おすすめの試験方式です。
ただし、メリットも多いのですが、注意点もいくつかあります。
この記事では、HSK試験の内容や対面試験との違い、注意点などについて解説します。
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HSKネット試験とは
HSKを受ける場合、対面試験(通常の紙試験)とネット試験の2つから選ぶことができます。
ここからはその内の、HSKネット試験について説明していきます。
HSKに関する詳しい情報は、「HSKとは?各レベルの難易度と学習プランの違い・合格のコツを紹介」の記事で解説しています。
ネット試験の概要
HSKネット試験は2010年6月から導入された試験方法であり、日本でも2012年7月より導入されました。
通称HSK IBT(Internet Based Test)、中国語では「HSK网考」と称されています。
HSKネット試験には下記6つの特徴があります。
- 毎月開催
- 試験10日前まで申込可
- 試験結果は2週間後に確認可
- 毎回すべての級が受験可能
- パソコン操作で楽々解答
- 模擬試験の事前体験可能
申込期間の短縮、開催回数の増加、紙を使用しないエコ試験などを実現できる、パソコンによる試験です。
中国語検定とHSKはどっちを受験するのがおすすめなのかについては、「中国語検定とHSKはどっちがおすすめ?違いや受けるべき級を解説!」の記事を読んでみてくださいね。
ネット試験の試験方式
HSKネット試験とは、パソコンを使って試験を受けることのできる試験方式です。
「ネット試験」とはいっても、自宅で試験を受けられるわけではありません。
試験当日に会場に行き、用意されているパソコンで試験を受けます。
作文問題ではキーボートでピンイン入力ができるので、漢字を忘れても書くことが可能。
漢字を覚えていなくても、ピンインを覚えていれば解答ができます。
逆に、漢字を覚えていてもピンインを忘れてしまうと解答できないので、注意が必要です。
ネット試験の申し込み方法
HSKネット試験は、ホームページから申し込み可能です。
まずは、下記内容を選択します。
- 受験希望日
- 受験をするテストの種類(HSK or HSKK)
- 受験する級
- 受験場所
その後は、名前や住所などの必要事項を入力して、顔写真をアップロードします。
写真は、背景無地・正面脱帽・胸から上・3か月以内に撮影・スナップ写真不可です。
横縦180×240ピクセル以上、ファイルサイズ2Mバイト未満、JPEGかPNG形式(ファイルの拡張子は「.jpg、.jpeg、.png」)でないとアップロードできません。
写真アップロードをしたら、「次へ」ボタンをクリックします。
すでに定員に達している会場を選択した場合はエラーとなるため、他の会場を選択して改めて「次へ」ボタンをクリック。
「次へ」ボタンをクリックすると、支払い画面が出てきます。
支払方法は「クレジットカード支払い」と「コンビニ支払い」の2種類。
申込締切日3日前になると、支払い方法は「クレジットカード支払い」のみで、「コンビニ支払い」は画面上でも選択できなくなるので注意してください。
申し込みと支払いが完了すると、受験手続き完了のメールが自動配信されてきます。
しばらく経ってもメールが届かない場合は、まずは迷惑メールボックスを確認し、それでも届いてない場合は早めに事務局に連絡しましょう。
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HSKネット試験と対面試験の違い
HSKネット試験と対面試験では、試験方法が違います。
その他、レベルや費用は同じですが、スケジュールについては若干の違いがあります。
レベル分けと難易度の違い
HSKネット試験と対面試験は、試験のレベル分けや難易度は同じであり、違いがありません。
下から、1級・2級・3級・4級・5級・6級と6段階に分かれています。
合格判定も統一されていて、1~4級は6割以上の点数で合格、5・6級は合否の表記はないのですが、6割(180点)以上を取ればその級の能力を有していると認められます。
費用の違い
HSKネット試験と対面試験では、費用も全く同じです。
具体的な受講料は下記の通りです。
- 1級:3,850円
- 2級:5,060円
- 3級:6,600円
- 4級:7,920円
- 5級:9,900円
- 6級:11,500円
受講料は全て税込み金額です。
2023年5月試験分より、上記受験料へ変更となりました。
スケジュールの違い
日本でのHSKのスケジュールは統一されており、ネット試験と対面試験ともに同じ日に開催しています。
ただし若干違いがあり、試験の多い東京でも、対面試験は年に10~11回と試験のない月もありますが、HSKネット試験は年12回と毎月試験があります。
毎月試験があると、都合が悪くて試験が受けられない場合でも、翌月受けることができて便利ですよね。
申し込み締め切りにも違いがあり、対面試験の申し込み締め切りは1ヶ月前ですが、HSKネット試験の申し込み締め切りは10日前となっています。
HSKネット試験の方が約20日も余裕があり、ぎりぎりで申し込むことも可能です。
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HSKネット試験の対策方法
HSKネット試験を受験する場合、事前の準備や対策が必要です。
きちんと準備をし、効率よく勉強して合格を勝ち取りましょう。
HSKネット試験合格に向けた、準備や注意点や対策ポイントを紹介します。
おすすめのHSKアプリについては、「おすすめのHSKアプリは?無料や課金の選び方、効率的な活用方法を紹介」の記事も読んでみてくださいね。
HSKネット試験の準備
HSKネット試験を受験する場合、当日には下記の品を持参する必要があります。
- 受験票
- 身分証明書(申込時に登録したもの。原則として顔写真付き)
- イヤホン、ヘッドフォン(自分のを使用したい場合)
受験表と身分証明書を忘れてしまうと試験を受けることができないので、事前に準備をして必ず持参してください
HSKネット試験の注意点
HSKネット試験はパソコンを使って試験を受けますが、パソコンの画面ではリーディング試験での問題部分が見にくいです。
1つの文章を読んで問いに4つほど答える問題があります。
文章と問題を同画面に表示できないことがあり、その場合は文章と問題を上下にスクロールして見ることになります。
また、対面試験とは違って机の上に筆記用具やメモ用紙など一切置くことはできないので、メモを取ることができません。
HSK1級については、「HSK1級に合格できるおすすめの勉強方法は?学習に役立つアプリも紹介!」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。
HSKネット試験の対策ポイント
HSKの出題パートは、1級~4級はリスニングとリーディングのみ、5・6級はリスニングとリーディングと作文になります。
各パート100満点で合計点数が6割以上で合格となるため、60点以下のパートがあっても合格できますが、全てのパートをバランス良く点数を取ることが理想です。
苦手分野を作らずに、全てのパートをバランス良く勉強しましょう。
また、作文ではキーボードでピンイン入力をすることになるため、ピンイン入力の練習も必要です。
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HSKネット試験の受験と結果
HSKネット試験の場合、試験結果は試験日から約2週間後に確認することができます。
対面試験の場合は、試験結果は約1ヶ月後に確認可能であり、ネット試験の方が早く試験結果を見ることができます。
具体的に、試験結果を見る方法を紹介します。
HSKは何級から受験すべきなのかについては、「HSKは何級から受験すべき?初心者におすすめの目標レベルと学習法」の記事で触れています。
HSKネット試験の結果はどこで見られる?
HSKネット試験の結果は、オフィシャルホームページ(https://hskibt.jp/)で見ることができます。
トップページの右上にある「成績照会」ボタンをクリックし、受験番号・氏名・認証コード(画面に表示される4桁の数字)を入力。
入力後に「成績を見る」ボタンをクリックすると、結果が出てきます。
HSKネット試験と対面試験の証明書の価値は同じ
HSKネット試験と対面試験はどちらも、中国教育部中外語言交流合作中心がその中国語能力を証明するものです。
証明された語学能力や有効性などは全く同じです。
成績報告(成绩报告)も同じく、中国教育部中外語言交流合作中心から発行され、ネット試験と対面試験で書式の違いもありません。
HSKネット試験と対面試験の証明書の価値は、全く同じということです。
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まとめ
今回は、HSKネット試験について、下記内容を解説しました。
HSKネット試験は、家で受けることのできる試験と勘違いする方もいますが、家で受ける試験ではなく試験会場でパソコンを使って受ける試験です。
パソコンで受けるために、対面試験と比べてメリットも多くあります。
文章問題はピンイン入力できるため、漢字が分からなくても解答ができます。
逆にピンイン入力よりも、漢字を書くことが得意な方は、対面試験の方が良いでしょう。
この記事を読みHSKネット試験の内容や注意点を理解して、ぜひHSKネット試験を受験してみてくださいね。
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