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中国語を勉強してるけど、特に具体的な目標はないし、進歩もあまり感じないなあ…。
せっかく中国語の勉強を始めても、漠然と勉強しているだけでは話せるようにならず、やる気もだんだん落ちてしまいますよね。
明確な学習目標を設定することで、モチベーションを維持しながら効率的に学習を進められるようになります。
この記事では目標の必要性、目標の立て方、具体的な目標例、目標別おすすめテキスト、目標を立てる時の注意点を解説します。
挫折せずに中国語学習を続けていきましょう!
この章では、中国語学習のスタートラインで多くの方が気になる「目標設定の重要性」について、3つの具体的な理由を挙げながら解説します。
目標を持つと学習がどう変わるのか、一緒に見ていきましょう。
目標を持った中国語学習は、「何のために勉強するのか」が明確になり、「どれくらい進歩したのか」が見えやすくなります。
例えば「3ヶ月後の中国出張で、自社製品の基本説明ができるようになる」という具体的な目標があれば、必要な語彙や表現、練習方法が具体化され、優先順位も定まります。
目標は「いつまでに」「何を」「どのレベルまで」達成するかを書きましょう。
そして、毎週の学習タスク(単語習得、文法理解など)に分解することで、毎日何をするべきかがわかり、継続する力となります。
目標は長期的なモチベーション維持と原動力になります。
中国語習得は長期戦であり、初期の熱意だけでは続かないことが多いのが現実です。
そこで、小さな成功体験を積み重ね、「進歩している!」という実感を日々得ることがポイントです。
例えば、「毎日10個単語を覚える」という目標は、月日が経つごとに「100個達成した」「300個達成した」といった具体的な進歩が見えるためやる気が続きやすくなります。
そして、モチベーション維持には、短期(1週間〜1ヶ月)・中期(3ヶ月〜半年)・長期(1年以上)の目標をバランスよく設定することが効果的です。
自分の興味(映画・音楽・料理など)と中国語学習を結びつけると、よりモチベーション維持につながります。
漠然と「中国語が上手になりたい」と思うだけでは、具体的な行動に落とし込めず、多くの場合挫折してしまいます。
目標がないと学習の進み具合を測る基準がなく、どこまで学べば「できるようになった」と言えるのかも不確かです。
また、教材選びや学習内容の優先順位も決められないため、効率が悪く、学習効果が実感しにくくなります。
ある人は「中国語を話せるようになりたい」という漠然とした目標で文法書を最初から読み進めましたが、半年経っても会話ができず挫折してしまいました。
しかし「3ヶ月後の台湾旅行で夜市の食べ物を注文できるようになる」という具体的目標に変更し、旅行会話フレーズを集中的に学習したところ、実際に現地で使えたことで大きな達成感を得ることができたのです。
このように具体的な目標設定は、学習の喜びを感じることができ、中国語学習も楽しくなります。
この章では、学習をスムーズに進め、着実に成果を出すための「効果的な目標設定のコツ」を3つのポイントに絞って紹介します。
これらのコツを押さえ、あなたにぴったりの、そして達成可能な目標を立てましょう。
中国語学習において、高すぎる目標設定はかえってモチベーション低下を招きます。
例えば、昨日今日中国語を始めたばかりの人が「3ヶ月でHSK6級に合格する」といった非現実的な目標を立てても、達成できない可能性が高く挫折につながります。
一方で、簡単すぎる目標では十分な成長が得られません。
理想的なのは、努力すれば達成可能で、挑戦し続けられる目標です。
目標設定の際は、自分の現在の中国語レベル、実際に確保できる学習時間、過去の語学学習経験、利用可能な教材やリソース、そして学習環境などを総合的に考慮しましょう。
具体的な目標例は次章で紹介します。
中国語学習の目標は、学習の目的に沿っていることが大切です。
例えば、旅行目的の人がニュースやビジネス文書の理解を目標にしたら、目的と目標の関連性が低く、学んでも使う機会が少ないですよね。
そして使う機会のない勉強はモチベーションも下がってしまいます。
まずは「なぜ中国語を学びたいのか」という本質的な問いから始めましょう。
例:
中国語学習の目標は「いつまでに」という明確な期限を決めましょう。
期限がない目標は単なる願望になりがちで、「いつかできたらいいなあ」の「いつか」はやってこないかもしれません。
「今年夏の中国旅行のときに中国語で注文する」など具体的な期限があると、学習のペースを意識し、期限から逆算して計画的に取り組めるようになります。
その際に、ゴール地点(例:旅行で注文)だけでなく、途中地点での目標(例:注文フレーズを半分覚える)も設定しましょう。
明確な期限があることで、日々の学習に緊張感が生まれ、着実な進歩につながります。
この章では、学習の目的や目指したいレベル別に、具体的な中国語学習の目標例を4つのタイプに分けて紹介します。
「こんな目標なら自分にもできそう!」「これを目指して頑張りたい!」と思えるような、ぴったりの目標を見つけましょう。
日常生活の様々な場面で基本的なコミュニケーションができるレベルは、多くの人が達成したい目標です。
HSKなら3〜4級、中国語検定なら3級程度に相当します。
試験そのものは早い人なら半年〜1年、大学の第二外国語での学習なら2年ほどで合格可能です。
しかし、ここで気をつけたいのは、「試験合格」と、「実際に聞き取れて話せる」は別物だということです。
◾️ゼロから中国語を始める目標例:
基本的な日常会話ができるようになる! | |
1ヶ月後 | ピンインと声調(四声) |
3ヶ月後 | あいさつ、身の回りの単語、短文 |
半年後 | 短い対話文(HSK2級相当) |
1年後 | 基本的な対話文(HSK3級相当) |
検定試験の教材等を利用して必要な知識を身につけつつ、初期段階から積極的に交流する機会を設けていきましょう。
ビジネスシーンで活用できる中国語力は、昇級・転職・海外赴任などキャリアの可能性を広げる貴重なスキルであり、中長期的な計画が必要です。
ビジネスではメールのやり取り、電話応対、会議での発言、プレゼンテーション、商談などの職場で必要なコミュニケーション能力が求められます。
目安としては一般的にHSK5級以上、中国語検定2級以上のレベルで、さらに口頭能力も必要です。
◾️HSK4級からの目標例:
ビジネスで通用する中国語を身につける! | |
3ヶ月後 | 日常会話の復習完了 |
半年後 | HSK5級の半分到達 |
1年後 | HSK5級完成 |
1年半後 | メール、電話、会議、商談などシーンを想定したフレーズ |
2年後 | 業界専門用語を習得し、中国の営業担当に就任 |
ビジネスで「使える」中国語の習得には、知識の拡充とともに、実際のビジネスシーンを想定したロールプレイングに取り組みましょう。
仕事をしながら学習するには、朝活や通勤時間のリスニング練習など、日常に組み込める効率的な学習習慣の確立がポイントです。
HSKや中国語検定は、自分の中国語能力を客観的に測る指標となるだけでなく、就職・転職・留学などでスキル証明として活用できる点が魅力です。
また、試験対策を通じて語彙、文法、読解、リスニングをバランスよく学べるため、総合的な中国語力向上にも役立ちます。
◾️ゼロからのHSK目標例:
HSK4級に合格する! | |
3ヶ月後 | HSK1級(ピンイン、声調、あいさつ、身の回りの単語) |
半年後 | HSK2級(短い対話文) |
1年後 | HSK3級(基本的な対話文) |
2年後 | HSK4級(日常の対話文) |
HSK対策では過去問、公認テキスト、単語帳を併用し、例文の中で使い方を覚えると効果的です。
中国語検定では日中翻訳の練習も取り入れましょう。
◎HSKについては【HSK級別】単語数と勉強時間|効率よく勉強しよう!の記事で詳しく解説しています。
◎中検については中国語検定に合格できる勉強法とは?おすすめの参考書も紹介!の記事で詳しく解説しています。
旅行が目的なら具体的なシチュエーションを思い描くことで、目標への道筋がクリアになります。
◾️ゼロからの旅行会話目標例:
3ヶ月後の中国旅行で中国語を話す! | |
2週間後 | ピンインと声調(四声)の基本 |
1ヶ月後 | あいさつと基本フレーズ |
1.5ヶ月後 | レストランと買い物フレーズ |
2ヶ月後 | ホテルと空港のフレーズ |
3ヶ月後 | 旅先の地名、交通機関、道を尋ねる文を覚え、実際に旅行で話す! |
半年後 | 不足を強化し次の旅行に向ける |
中国語は発音が重要な言語です。
フレーズを覚えてもカタカナ読みではなかなか通じないので、聞いて真似して言う練習を重ねていきましょう。
世の中にはたくさんの中国語学習ツールがあふれていて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
この章では、学習目標や現在のレベルに合わせて、特におすすめしたい教材やアプリを3つのカテゴリーに分けて紹介します。
中国語学習において、発音とピンイン(発音表記)の習得は最優先事項です。
特に声調(四声)は中国語特有の要素で、同じ音でも声の高低によって意味が変わるため、正確な習得がとても大切です。
初級向けおすすめ教材は以下のとおりです。
【発音】視覚的に理解しやすい
【基礎テキスト】説明がわかりやすい
【学習アプリ】気軽に始められる
学習の進め方としては、最初の1~2ヶ月は発音習得に集中し、毎日短時間でも声に出して練習することが大切です。
基礎テキストは1冊を選んで最初から順に進め、基本文法と使用頻度の高い単語(HSK2級300語)の習得を目指しましょう。
日常会話レベルに相当するHSK3〜4級(語彙数:3級600語、4級1200語)の学習は、効率的に語彙と文法を増強できるアプリや教材がおすすめです。
【単語】
【テキスト】
【アプリ】
このレベルでは学習量が増えるため、学習記録アプリで進捗を可視化すると、モチベーション維持に役立ちます。
また、実践的な会話練習のために、HelloTalkなどの言語交換アプリも効果的です。
スキマ時間を活用した学習習慣が大切です。
会話力向上には、実践的なシチュエーション別の会話教材と実際のアウトプットが大切です。
文法や単語の知識だけの「知っている」から「使える」へのステップアップには、実践的に話す練習を重ねましょう。
【テキスト】
【ポッドキャスト】
その他、中国語のドラマも自然な表現やスピードに慣れることができます。
会話力向上には、インプット(リスニング、表現学習)とアウトプット(実際に話す練習)のバランスが重要です。
週に最低1回は中国語を話す機会を作り、音読やシャドーイングも取り入れましょう。
これまで目標設定の必要性やメリットについてお伝えしてきましたが、目標の立て方や捉え方によっては、かえって学習の妨げになってしまうこともあります。
この章では、目標設定における注意点や、陥りがちなマイナス面について2つのポイントを解説します。
大きな目標は時に励みになりますが、現実離れした目標は努力しても成果を感じにくく、「どれだけやっても足りない」という無力感を生み出します。
特に中国語を始めたばかりの頃は学習ペースや習得に必要な時間を正確に見積もれないことが多く、過度に意欲的な目標を立ててしまいがちです。
例えば「1年でペラペラになる!」という目標は、多くの人が経験した英語学習から見てもわかるように、ほぼ達成不可能です。
中学校、高校とあわせて6年間勉強しても英語を話せない人はたくさんいますよね。
また、「1日10個、2ヶ月で600個の単語を覚える!」のような目標は、計算上は簡単にできるように見えますが、実際は覚えても忘れてしまう単語があります。
体調を崩したり急用などで勉強できない日もあることでしょう。
習得までの時間は、繰り返し練習する、復習するなどの時間も加味する必要があります。
目標は学習可能な時間を考慮して「1年でHSK3級レベルの会話」のように、少し頑張れば達成できるように設定しましょう。
言語学習は他人との比較ではなく、過去の自分と比較することが大切です。
中国語学習は、各個人の学習スタイル、言語習得の能力、利用可能な時間、目的や目標などによって学習スピードが違います。
SNSやコミュニティでの他の人の成功体験を見ると、自分の進み具合が遅いように感じたり、「同じ期間勉強したのになぜ自分はできないのか」という劣等感を抱いてしまうことがありますよね。
しかし、ある人は時間に余裕があり、1日3時間勉強している上に中国人の友達と毎日チャットしているかもしれません。
同じ時間にあなたは仕事と家庭があり、学習に割ける時間は通勤中の電車の中だけかもしれません。
このように、他人との比較は意味がない上にモチベーション低下をもたらしてしまいます。
目標設定は「自分自身との比較」を基準にし、「昨日の自分より今日の自分が成長している」という視点で見ることが大切です。
中国語学習は「いつまでに」「何を」「どのレベルまで」という具体的かつ頑張れば達成できる目標が大切です。
目標がないままの漠然とした学習は、いつまで経っても何も身につかないことになりかねません。
逆に高すぎる目標も達成できないことによる挫折感につながりやすくなります。
旅行、日常会話、ビジネス、文化理解などの学習目的にあわせて、短期・中級・長期の目標を立てましょう。
短期目標を1つ1つ達成して成功体験を積むことは、モチベーションの維持にも大きく役立ちます。
また、他人と比較せず過去の自分と比べる、目標はときどき見直して適宜調整することも大切です。
毎日中国語ではモチベーション維持による継続学習をサポートしています。
詳しくは公式LINEまでお気軽にご相談くださいね。
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