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中国語検定3級のリスニングのコツは?勉強法と試験問題への対策を紹介
中国語検定3級のリスニングは難しい?
リスニングの点数を伸ばすコツは?
リスニングの効果的な勉強法が知りたい。
この様な疑問にお答えします。
中国語を勉強している方の最初の目標となることの多い、中国語検定3級。
中国語検定3級は初級の卒業レベルとも言われており、合格すれば中国語の基礎はできていると思って間違いありません。
それゆえに、中国語検定3級のレベルは低くなく、合格をするためには効率的に勉強をすることが必要です。
筆記試験とリスニング試験の合格点は各65点ですが、特に難しいのがリスニング試験。
この記事では、中国語検定3級のリスニングが難しい理由、リスニングの点数を上げるコツや効率的な勉強方法を紹介します。
- 中国語検定3級のリスニングは4級以下と比べるとかなり難しくなる。
- リスニングの勉強はコツを意識して効果的に勉強をすることが重要。
- リスニングは繰り返し勉強をすることで確実に成長する。
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中国語検定3級はリスニングが難しいと言われる理由
中国語検定3級のリスニング問題は、65点以上で合格です。
5点の問題が合計20問あり、20問中13問正解すれば合格となります。
7問も間違えて良いので簡単に思えますが、実際は3級のリスニングは難しいと言われています。
では、中国語検定3級のリスニングが難しいと言われる理由を見ていきましょう。
中国語検定3級のレベルに関する詳しい情報は、「中国語検定3級のレベルと必要な勉強時間は?合格のコツと過去問題を使った勉強法」の記事でも解説しています。
リスニングでも構文の知識が必要
中国語検定3級では、構文の知識も必要となります。
中国語検定4級までは構文の知識がなくても良いのですが、3級以上になるとリスニングでも構文が使われることが多いからです。
中国語で良く使う構文としては、下記3つが挙げられます。
使役構文
S+让/叫+O+Vの順番で、「SがOにVをさせる」という意味になります。
書き言葉では”让/叫”の代わりに、”使“を使う場合もあります。
例文:妈妈让我做作业(母親は私に宿題をさせます)
“把”構文
目的語(O)に対して処置をするという場合に使います。
通常はS+V+Oの順番ですが、“把”構文の場合はS+把O+Vの順番になります。
そして目的語は、特定できるものでなくてはいけません。
例文:我把他的电脑弄坏了(私は彼のパソコンを壊してしまった)
“是~的”構文
すでに実現している事柄について、場所・時間・方法について焦点を当てる構文です。
例文:他是在日本出生的(彼は日本出身だ)
中国語検定3級のリスニングには上記の様な構文の知識が必要になるので、勉強をして覚えましょう。
スピードが速くなる
中国語検定3級になると、4級以下と比べてスピードがやや速くなります。
スピードが速くなることにより、難しく感じます。
3級のスピードに慣れていないと、単語は聞き取れてもどんどん先に進んでしまい、スピードについていけなくなってしまいます。
リスニングの点数を上げるには、3級のスピードに慣れることが重要です。
文章聞き取り問題が長い
中国語検定3級のリスニング問題は、4級以下と比べて文章や会話文が長いです。
長い文章を聞き取るのは集中力も必要ですし、難易度が上がります。
内容を聞き取れていても、文書が長いと最初の方の内容を忘れてしまうこともありますよね。
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中国語検定3級のリスニング問題の内容とは?
中国語検定3級のリスニング問題は、大きく2つに分かれています。
更に問1で前半と後半に分かれており、問2でも前半と後半に分かれているので、4つに分けられています。
中国語検定3級のリスニングは全ての問題において、「問題文」と「選択肢」が2回流れます。
- 問1の前半「(1)〜(5)」
- 問1の後半「(6)〜(10)」
- 問2の前半「(1)〜(5)」
- 問2の後半「(6)〜(10)」
中国語検定3級にいきなり受験できるのかについては、「中国語検定3級にいきなり挑戦するのは可能?一発合格のコツと受験の判断ポイント」の記事も読んでみてくださいね。
問1の前半「(1)〜(5)」
中国語の質問文に対して、その後に流れる4つの文の中から、質問文の答えとしてどの文が正しいかを選ぶ問題です。
まず最初に中国語の質問文が流れて、その質問文に対しての答えとなる選択肢が4つ流れます。
「質問文」→「選択肢①」→「選択肢②」→「選択肢③」→「選択肢④」の順番です。
例題:第109回(2023年6月)中国語検定3級より
質問文:你一个星期打几天工?
選択肢①:我打了两个星期了。
選択肢②【正解】:两天,星期二和星期五。
選択肢③:我昨天去打工了。
選択肢④:我今天打三个小时工。
問1の後半「(6)〜(10)」
AとBの二人の対話を聞いて、その後に続くAの言葉として正しい文章を、4つの選択肢から選ぶ問題です。
まず初めにAが話して、その後Bが話します。
「Aが話す」→「Bが話す」→ 「選択肢①」→「選択肢②」→「選択肢③」→「選択肢④」の順番です。
例題:第109回(2023年6月)中国語検定3級より
Aが話す:我打算去美国留学。
Bが話す:去多长时间?
選択肢①:我想去好好儿地学习。
選択肢②:我打算和姐姐一起去。
選択肢③:我下个月就去。
選択肢④ 【正解】:我打算去半年。
問2の前半「(1)〜(5)」
AとBの二人の長めの対話を聞いて、その対話の内容に対する5つの質問に答える問題です。
すべて質問に対して、4つの選択肢から正しい文を1つ選んで解答します。
AとBの対話は、交互に20回以内(10往復以内)ほどの回数です。文字数は300文字以内です。
第109回(2023年6月)中国語検定3級では、対話回数は17回、約230文字でした。
「AとBの長めの対話」→「質問①」→「選択肢①〜④」→「質問②」→「選択肢①〜④」→「質問③」→「選択肢①〜④」→「質問④」→「選択肢①〜④」→「質問⑤」→「選択肢①〜④」の順番です。
問2の後半「(6)〜(10)」
300文字ほどの長めの文章を聞いて、その文章に対する対する5つの質問に答える問題です。
すべて質問に対して、4つの選択肢から正しい文を1つ選んで解答します。
第109回(2023年6月)中国語検定3級では、文字数は実際に約300文字でした。
「300文字の長めの文章」→「質問①」→「選択肢①〜④」→「質問②」→「選択肢①〜④」→「質問③」→「選択肢①〜④」→「質問④」→「選択肢①〜④」→「質問⑤」→「選択肢①〜④」の順番です。
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中国語検定3級のリスニングで点数を伸ばすコツ
中国語検定3級のリスニングで点数を伸ばすコツはいくつかあります。
やみくもに勉強するだけではなく、点数を伸ばすコツを意識して勉強をすると、効率的に勉強ができますよ。
今回は下記の4つのコツを紹介するので、参考にしてみてください。
3級の単語と構文を暗記する
中国語検定3級の単語と構文を暗記すると、リスニング力が上がります。
単語と構文を覚えていないと、中国語を聞き取ることは難しいです。
ゆっくりのスピードだとしても、知らない単語ばかりの中国語は聞き取れませんよね。
3級の単語レベルは難しくないですし、1,000〜2,000語ほどと数も多くはないので、頻出単語と構文を暗記しましょう。
単語のディクテーションをしておく
単語のディクテーションをすることは、リスニングの向上のために非常に効果的です。
ディクテーションとは、中国語の音声を聞いて内容を文字に書き起こす勉強方法のことです。
中国語を聞きながら文字に起こすことは、リスニングの非常に効果的な勉強方法だと言われています。その代わりディクテーションはとても難しい勉強方法なので、まずは簡単な教材から使って練習していきましょう。
いつも使っているリスニング教材も、ただ中国語を聞き流すだけではなく、ディクテーションをするとリスニング力が更に上がりますよ。
フレーズを塊として聞き取る練習をする
中国語を一つ一つ聞き取るだけではなく、フレーズを塊として聞き取る練習をしましょう。
“你”と“好”がくっつき、“你好”になるとあいさつの意味となる様に、フレーズの意味を理解して聞き取ることが重要です。
感謝を伝える場合は“谢谢”をまず勉強しますが、“非常感谢”も良く使われるフレーズです。
フレーズを塊として聞き取ることを意識して、リスニングの勉強をしましょう。
また、良く使うフレーズは、フレーズごと覚えてしまうことも良いですね。
長文を聞いて概要をメモする練習をする
リスニング力を上げること以外にも、長文を聞いて概要をメモをする練習も重要です。中国語を聞きながら概要や重点をメモをしておけば、あとで内容を思い出すことができます。
中国語検定3級のリスニング問題は文章聞き取り問題が比較的長く、聞いているうちに始めの方の内容を忘れてしまうことがありますよね。
特に、名前や数字が出てきた場合は、メモをしておくと役に立つことが多いです。
メモをすることは重要なので、試験前に練習をしておきましょう。
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中国語検定3級のリスニングの勉強法
中国語検定3級のリスニングの勉強方法を紹介します。
リスニング力は、繰り返し勉強をすることで確実に成長していきます。
下記で紹介をする方法を参考にして、何度も繰り返し勉強をしてみてください。
「中国語検定4級のリスニング対策とは?初級の聞き取り力をアップさせるおすすめの勉強法」の記事では、中国語検定4級のリスニング対策についてさらに深掘りしています。
リスニングテスト対策
中国語検定の勉強は、テキストを活用して勉強しましょう。
中国語検定のテキストは数多く出版されており、ほとんどのテキストにはリスニング用の音源が付いています。
「中検(R)公式ガイドブック」がおすすめですが、他にも色々なテキストがあります。
テキストに付いているリスニング用音源を何度も聞くことにより、耳が中国語に慣れていきますよ。
オンラインで学ぶ
オンラインの中国語教室もおすすめです。
オンラインスクールであれば、家で勉強できるので効率良く勉強ができます。
中国語検定の対策講座のあるオンラインスクールもありますし、中国語で会話をするだけでもリスニングの勉強になります。
オンラインスクールは費用もかかりますが、検討をしてみても良いでしょう。
リスニング練習アプリ
中国語の練習をするためのスマホアプリも多くあります。
下記のアプリはリスニングの勉強ができ、すき間時間などにもリスニングの練習ができて便利です。
中国語検定3級のおすすめ学習アプリについては、「中国語検定3級はアプリのみで合格できる?リスニングを鍛える無料・おすすめアプリ14選」の記事も読んでみてくださいね。
中国語アプリ ChineseSkill
単語・文法・発音の勉強ができる、おすすめのアプリ。
リスニングの訓練もできます。
基本的には無料ですが、一部内容は有料会員にならないと使えません。
HelloChinese – 中国語を学ぼう
初心者からゲーム感覚で勉強ができます。
このアプリも基本的には無料ですが、一部内容は有料会員にならないと使えません。
新・中国語耳ゲー<ピンインゲームで耳を鍛えよう>
中国語の基本である拼音(ピンイン)の発音とリスニングを鍛えることのできる、中国語入門アプリです。
クイズ形式で問題を解きながら、ゲーム感覚で中国語耳を鍛えられます。
NHK ゴガク 語学講座
NHKの語学講座が提供するアプリです。
過去に放送された中国語講座のラジオ番組を1週間分、いつでも聴くことができます。
動画リスニングで語学学習 Langholic!
好きな動画で楽しく語学学習できるアプリです。
中国語以外にも、英語の勉強もできます。
ぜひ参考にして、アプリを利用してリスニングを勉強してみてください。
ただし、スマホアプリはどこでも勉強ができて便利ですが、専門のテキストと比べると内容がもの足りないこともあります。
あくまで補助的に使うと良いでしょう。
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中国語検定3級のリスニングのおすすめテキスト3選
中国語検定のリスニングを強化したい場合は、必ず音声が付いているテキストを選びましょう。
音声がダウンロードできるテキストであれば、簡単にスマホに入れることができ、スキマ時間にも聴くことができて便利です。
今回は3つのテキストを紹介しますので、参考にしてみてください。
中国語検定3級に落ちた場合にやるべきことについては、「中国語検定3級落ちたらどうすればいい?よくある不合格の原因と再チャレンジまでにやるべきこと」の記事で触れています。
中検3級試験問題 解答と解説
中国語検定協会が出している公式の過去問集である「中検3級試験問題」シリーズです。
前年度の試験問題をまとめた最新版が毎年4月に出版されて2回分の試験問題が載っています。
音声はストリーミングとダウンロードのどちらにも対応していますが、注文時に指定をすればCDを付けてもらうことも可能です。
公式の過去問集であり実際に出題された問題のため、問題形式や出題範囲がわかり、この過去問集を何度も解くことで中国語検定3級の対策になります。
問題と解答のみの過去問集も多いのですが、「中検3級試験問題集」には解説も載っているので、試験問題の正しい解き方が学べますよ。
中検3級試験問題 解答と解説
中国語検定 3級 トレーニングブック リスニング問題編
中国語検定トレーニングブックシリーズは、中国語検定の受験者に非常に人気のあるテキストです。
中国語検定3級のトレーニングブックは「リスニング問題編」と「筆記問題編」の2冊に分かれているため、リスニングを強化したい場合は「リスニング問題編」を購入しましょう。
「リスニング問題編」は、中国語検定3級のリスニングに特化したテキストです。
最新の出題傾向に合わせて、中検3級リスニング試験の出題範囲を完全網羅しており、合計150問の練習問題+模擬試験でリスニング力を鍛えることができますよ。付属のCDに収録されている音声は、無料ダウンロードもできます。全ての問題に対して分かりやすい解説もついていて、分からなかった問題もきちんと理解をすることができるので、おすすめの一冊です。
中国語検定 3級 トレーニングブック リスニング問題編
出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線
「出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線」は、中国語検定3級を受ける方だけではなく、中国語学習の初心者から中級者におすすめのテキストです。
リスニングだけではなく、筆記問題・単語・文法などをバランス良く学習できます。
文法の解説も分かりやすいので、文法が苦手な方にもおすすめ。
1日にやるべき学習量が明確になっており、28日間で学習完了できるようにスケジュール設定されています。
音声はスマホアプリからダウンロード可能であり、リスニングはもちろん、中国語全般のレベルアップのできるテキストです。
出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線
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まとめ
今回は、中国語検定3級のリスニングについて、下記内容を解説しました。
- 中国語検定3級はリスニングが難しいと言われる理由
- 中国語検定3級のリスニングで点数を伸ばすコツ
- 中国語検定3級のリスニングの勉強法
中国語検定3級のリスニングは、4級以下と比べるとかなり難しいと言われています。
構文の知識が必要になり、スピードが速くなり、長文問題が長くなることが主な理由です。
ただし、リスニングは何度も繰り返し勉強すれば、確実に成長していきます。
今回紹介をしたリスニングで点数を伸ばすコツを意識して、繰り返しリスニングの勉強を続けてみてください。
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- 中国語動詞解説1,794枚
- 中国語学習スライド1,000枚
- ネイティブ会話音声150本