台湾華語を独学するには?台湾語や普通話との違いやおすすめ教材・検定試験を紹介!

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この記事でわかること

台湾ドラマやアイドルが大好き!台湾の言葉は何語ですか?

台湾は「中国語?」「台湾語?」と困ってしまいますよね。

台湾で共通語として話されているのは、「台湾華語」と呼ばれる言葉です。

台湾華語は大陸の言葉と共通点がたくさんあり、お互いに意思疎通できます。

一方で、台湾ならではの漢字や語彙、発音の特徴があります。

この記事では、台湾華語の第一歩をサポートします。

  • 言語の違いをスッキリと整理
  • ゼロから始める効率的な独学ステップ
  • おすすめの教材
  • 検定試験の情報

台湾文化を大いに楽しむための基礎知識をゲットしましょう。

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目次

台湾華語とは?台湾語との違いを解説

台湾華語とは?台湾語との違いを解説

台湾に行くなら「台湾語」を学んだ方がいいですか?

台湾の言語で最初に混乱しやすいのが、「台湾華語」と「台湾語」の違いです。

名前は似ていますが、この2つは性質が異なります。

まずはこの言葉の位置づけを整理し、学習への不安を解消していきましょう。

定義:台湾華語は台湾の標準的な公用語

台湾華語は、台湾社会における「共通語」として機能しており、現地では一般に「國語」と呼ばれます。

戦後、政府が推進した標準語教育によって定着したため、現在では世代を問わず、学校、メディア、ビジネスなどあらゆる公的なシーンで使用されています。

特徴的なのは、その歴史的背景です。

日本統治時代の影響を受けた「日本語由来の単語」が日常会話に溶け込んでいたり、大陸との分断によって独自の語彙が発展したりと、台湾ならではの進化を遂げています。

台湾のどこへ行っても通じる言葉を習得したい場合は、この「台湾華語」を学びましょう。

比較:台湾華語と台湾語は別系統

台湾華語は中国共通語と同系統ですが、台湾語は17世紀以降、福建省から台湾へ移住した人々が持ち込んだ言葉がベースで、閩南語(ミンナン語)の一種です。

主に家庭内や地元の市場、年配の方同士の会話で使われています。

台湾の共通語である「台湾華語」と「台湾語」は、日本語の標準語と沖縄の方言、あるいは英語とドイツ語ほど離れていると言われます。

実情:旅行やビジネスでは台湾華語が主流

実際の台湾旅行や生活において、台湾華語ができれば意思疎通に困ることはほぼありません。

ホテルやレストラン、デパート、地下鉄(MRT)など、旅行者が利用する場所では台湾華語が圧倒的な主流です。

もちろん、地元の人ともっと深く繋がりたい場合は、台湾語を話すと喜ばれることもあります。

例えば、「ご飯食べた?」という意味の台湾語「呷飽沒(ジャパボエ)?」といったフレーズを会話のスパイスとして混ぜると、相手の表情が一気に和らぎます。

まずは汎用性の高い台湾華語でベースを作り、余裕が出てきたら挨拶などの台湾語を少しずつ取り入れていくのがおすすめです。

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台湾華語と普通話(大陸)の主な違い

台湾華語と普通話(大陸)の主な違い

台湾華語普通話(大陸共通語)の違いは、「東京弁と大阪弁」、あるいは「アメリカ英語とイギリス英語」のような、地域によるバリエーション(方言)の差に近いものです。

基本的な文法構造は共通しているため、どちらを学んでも相互に会話は成立します。

過度に心配する必要はありません。

まずは具体的な違いを知り、自分の目的や好みに合うスタイルを選びましょう。

違い(1)文字:繁体字と簡体字の表記

見た目で最もわかりやすい違いは、使用する文字です。

中国大陸では画数を大幅に減らした「簡体字(かんたいじ)」を使いますが、台湾では昔ながらの画数が多い「繁体字(はんたいじ)」を使用し続けています。

「画数が多い=難しい」と感じるかもしれませんが、日本の旧字体や現在の字と共通する漢字も多く、日本人にとっては繁体字の方が読みやすいと感じることがあります。

一方、簡体字は簡略の仕方が日本の漢字とは異なるため、慣れるまでは読みづらいと思うかもしれません。

例えば、簡体字の「车」は何の字に見えますか?

これは「車」なのです。

違い(2)発音:そり舌音が少なく柔らかい

台湾華語を耳にすると「音が柔らかくて聞き取りやすい」と感じる人が多くいます。

これには、中国語特有の舌先をそらして発音する「そり舌音」が大きく関係しています。

大陸の標準語(特に北方)ではそり舌音を強くはっきりと発音しますが、台湾では舌の巻き方が非常に弱く、ほとんど巻かずに発音される傾向があります。

その結果、音の角が取れ、日本語に近い平坦で滑らかなリズムが生まれるのです。

中国語の発音が難しいと感じる方にとっても、台湾華語は発音を真似しやすく、馴染みやすい言葉と言えるでしょう。

違い(3)語彙:単語や言い回しの独自性

乗り物やIT用語など、生活に密着した新しい単語ほど、台湾と大陸で呼び方が異なるケースがあります。

これは、外来語を取り入れる際の翻訳方針や文化の違いによるものです。

旅行中に役立つ代表的な違いを見てみましょう。

日本語の意味台湾華語(繁体字)普通話・大陸(簡体字)
地下鉄捷運(jiéyùn)地铁(dìtiě)
タクシー計程車(jìchéngchē)出租车(chūzūchē)
自転車腳踏車(jiǎotàchē)自行车(zìxíngchē)
インターネット網路(wǎnglù)网络(wǎngluò)

このように名詞の違いはありますが、文脈で十分に推測できる範囲がほとんどです。

また、台湾ならではの特徴として、日本語に近い形で定着した言葉も数多く存在します。

こうした違いを「台湾独自の愛すべき文化」として楽しむことこそが、学習を長く続けるコツです。

互換性:会話レベルでは9割以上通じ合う

台湾華語では、大陸の人と話せないのでは?

心配いりません。

言語学的にはどちらも同じ「官話」に属しています。

実際に、複数の台湾人と大陸の人に聞いてみたところ、「全く問題なくコミュニケーションできる」だそうです。

お互いに「少し訛りがあるな」「言い回しが違うな」と感じる程度で、会話自体はスムーズに成立します。

言語学習において最も大切なのは「継続」です。

もしあなたが台湾のドラマや旅行、人が好きなら、台湾華語から始めるのも1つの選択肢です。

「好き」という感情こそが挫折を防ぎ、語学習得を成功させる最強の原動力になります。

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初心者が台湾華語を選ぶメリット

初心者が台湾華語を選ぶメリット
初心者が台湾華語を選ぶメリット

台湾に旅行に行きたい!台湾ドラマが大好き!でもなんだか難しそう…

台湾華語は、私たちが普段使っている漢字の知識を活かせる言語です。

発音面においても、日本人にとっては大陸の中国語より言いやすいことが多くあります。

さらに、親日な方が多いので、楽しく学べるのも大きなポイントです。

それでは、それぞれの良さを具体的に掘り下げて見ていきましょう。

メリット(1)旧字体に近く親しみやすい

台湾華語は「繁体字」が使われています。

大陸で使われている簡体字は大きく簡略化されているものが多く、見ても何の漢字か想像できないものがあります。

一方、繁体字は日本の旧字体に近く、日本人にとって「見たことある」「見れば何の漢字か推測できる」ことが少なくありません。

以下の表で比べてみましょう。

日本語台湾華語(繁体字)大陸・普通話(簡体字)
発音發音发音
電話電話电话
学習學習学习

表の通り、繁体字も簡体字も日本語と共通している漢字がありますが、一部の簡体字は形が大きく変わっていますよね。

簡体字は新しい文字として覚え直す労力が必要で、慣れるまでやや時間を要します。

その点、繁体字は漢字のストックがある日本人にとって親しみやすく、学習へのハードルを下げてくれるのです。

◎ 繁体字の学習方法については別記事で詳しく解説しています。

メリット(2)現地の文化を深く理解できる

台湾の街中にある看板や、ドラマの字幕を見て「かっこいい」「美しい」と感じる人は少なくありません。

これは、繁体字が漢字本来の成り立ちや意味を色濃く残しているためです。

例えば「愛」という字には、繁体字なら真ん中に「心」がありますが、簡体字「爱」では削除されています。

文字そのものが持つ歴史やストーリーを感じながら学べるため、単なる暗記作業にならず、台湾の文化や芸術への理解を深めることができます。

「台湾の雰囲気が好き」という方にとって、繁体字はその世界観に浸るための大切なツールとなります。

メリット(3)台湾人との距離が縮まる

台湾華語には、相手との心理的な距離をグッと縮める独特の話し方があります。

それが、「語気助詞(ごきじょし)」と呼ばれる、文末に添える言葉の多用です。

例えば、「~です」と言う時も、単に事実を伝えるだけでなく、文末に「〜よ(喔)」や「〜ね(耶)」といった音を付け加えることで、威圧感を消し、柔らかい親しみを表現します。

これらの柔らかい表現を真似するだけで、現地の人は「あ、この人は台湾の空気感を分かってるな」と感じ、一気に親近感を抱いてくれます。

難しい単語を羅列するよりも、こうした「愛される話し方」を真似る方が、現地の人と早く仲良くなれる近道です。

メリット(4)親日的な現地で実践しやすい

まだ言葉が話せない初心者でも、台湾ならすぐに会話が盛り上がるチャンスがあります。

日本統治時代の名残で、日本語がそのまま定着した「日式借詞」と呼ばれる単語が数多く存在するためです。

例えば、おばさんを意味する「歐巴桑(オバサン)」や、タクシー運転手を親しみを込めて呼ぶ「運將(ウンちゃん)」などは、現地の生活言語として定着しています。

共通の言葉がすでにあるため、完璧な文章が作れなくても、知っている単語をきっかけにしてコミュニケーションを楽しむことができます。

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台湾華語の効率的な学習手順と教材

台湾華語の効率的な学習手順と教材

いざ学習を始めようとした時、多くの人がぶつかる壁が「教材の少なさ」です。

大型書店に行っても並んでいるのは大陸向けの教材が圧倒的に多く、「台湾華語の本はどこ?」と途方に暮れてしまうのが現実です。

しかし、ご安心ください。

正しい手順と現代の便利なアプリやツールを組み合わせれば、日本にいながら独学で十分に基礎を固めることができます。

ここでは、初心者が迷わず最短ルートで習得するための具体的な5つのステップを解説します

ステップ(1)注音符号かピンインかを選択

学習の第一歩は、漢字の読み方を表す「発音表記」の選択です。

日本語は「ひらがな」や「カタカナ」で漢字の読み方を記しますが、台湾華語には「注音記号(通称ボポモフォ)」と「ピンイン」の2種類の表記方法があります。

発音表記注音記号(ボポモフォ)ピンイン
特徴台湾独自の記号アルファベットを使う。大陸と共通
例(你好/こんにちは)ㄋㄧˇ ㄏㄠˇnǐ hǎo
利点正確な発音を身につけやすいabc表記なので見慣れた文字
難点初めてみる記号英語やローマ字と読み方が違う
選び方台湾人と同じ方法を使いたい人手軽に始めたい人

学習しやすい方を選びましょう。

ステップ(2)繁体字に慣れるための入力設定

現代の交流において、スマートフォンでの文字入力は必須です。

繁体字を入力するには、上述の「注音」と「ピンイン」の両方の方法があります。

注音の配列は見たことのない不思議な記号や、どことなく日本語のひらがなに似ている記号がありますよね。

覚えるのが大変!という場合は、パソコンのabc配列と同じ「ピンイン入力」が便利です。

■ スマートフォンの設定:

  • 設定 → 一般
  • キーボード → 新しいキーボードを追加
  • 繁体中国語 → 「注音」or「拼音-QWERTY」を選択

※お使いのデバイスによって、手順はやや異なる場合があります。

手書き入力も可能ですが、将来の利便性を考え、学習初期のころから文字入力に慣れていきましょう。

ステップ(3)初心者に最適なテキストを選ぶ

台湾華語を学習するには、学習しやすいテキストが欠かせません。

書店やネットショップにある中国語教材は大陸の中国語が中心で、日本人向けの台湾華語テキストは数が限られています。

その中でも、アスク出版の『PAPAGO式 台湾華語』は、繁体字・注音・ピンインの全てが併記されており、台湾華語の学習に定評があります。

独学でも学習しやすく、この一冊で基礎文法と発音を網羅できる作りになっています。

他の教材を使う際も「台湾華語」と記載があるものを選びましょう。

台湾華語と大陸の中国語は漢字の字体が違い、異なる表現もあります。

一方で、大陸の人とも交流したい場合は、先に教材が豊富な大陸の中国語を学習し、その後、繁体字や台湾独特の表現を学ぶのも効率的です。

学習の目的によって選んでみてくださいね。

ステップ(4)動画やアプリで耳を慣らす

学習アプリならスキマ時間を活用できるうえ、手軽に音声を聞いて耳を「台湾の音」に慣れさせることができます。

かつては少なかった台湾華語対応アプリも、現在は非常に高品質なものが揃っています。

初心者におすすめのアプリを厳選しました。

アプリ名特徴・機能おすすめの対象
HelloChineseゲーム感覚で基礎文法を網羅。繁体字モードあり。飽きっぽい初心者
SuperChineseAIによる発音判定機能が優秀。スピーキング強化。独学で発音を直したい人
Pleco手書き検索も可能な必須辞書アプリ。全ての学習者

まずは『HelloChinese』でゲーム感覚で基礎を固めつつ、辞書として『Pleco』をスマホに入れておくのが鉄板の組み合わせです。

学習の際は、ただ聞き流すだけでなく、聞こえた単語を自分でも真似して発音すると、リスニング力と発音力が同時に鍛えられます。

ステップ(5)オンライン会話で実践力を磨く

実際に独学を続けていても、いざ現地の人を前にすると「言葉が出てこない」「発音が通じない」という壁にぶつかるのが現実です。

これは、インプット偏重で「話す練習」が不足していることが原因です。

言語学習は、知識を実践に変える場が必要です。

話せるようになるには、オンライン会話サービスや言語交換アプリを利用し、台湾の人と実践練習を積むことが、最短での習得につながります。

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台湾華語の検定試験「TOCFL」とは

台湾華語の検定試験「TOCFL」とは
台湾華語の検定試験「TOCFL」とは

学習を続けていると、「自分は今どのくらいのレベルなんだろう?」「実力はついているのかな?」と確認したくなる時が来ます。

そんな時に目標にしたいのが、TOCFL(華語文能力測験)です。

これは台湾政府が実施する公式な語学検定試験で、台湾華語を母語としない外国人を対象としています。

台湾への留学や現地での就職にも客観的な語学力を証明することができます。

◎ TOCFL公式サイト:台湾中国語検定 華語検定(TOCFL)公式サイト【台湾政府認定資格】

特徴(1)TOCFLとHSKの難易度比較

実際にTOCFLを受験した人の多くが、「HSKよりも語彙が難しく、より実生活に近い表現が多い」という感想を持っています。

HSKは中国政府公認の検定で世界的に最も有名な中国語試験ですが、TOCFLとは大きな違いがあります。

比較項目TOCFL(華語文能力測験)HSK(漢語水平考試)
主催台湾政府(国家華語測験推進委員会)中国政府(教育部)
使用文字繁体字※簡体字も選択可簡体字
主な用途台湾への留学、就職、奨学金申請中国大陸への留学、就職、グローバル企業
試験の特徴実用的な語彙が多い、難易度はやや高め学術的・ビジネス的、レベル分けが細かい

HSKは簡体字のため、繁体字で学習している人は十分に力を発揮できない可能性があります。

台湾に特化して学習する場合は、迷わずTOCFLを目標に設定しましょう。

特徴(2)台湾留学や就職での活用方法

台湾の大学へ正規留学する場合や、奨学金を申請する際には、多くの場合TOCFLのスコア提出が義務付けられています。

「授業についていける語学力があるか」を判断する重要な基準となるため、避けては通れない関門です。

逆に言えばTOCFLのスコアを持っていれば、進学先の選択肢が広がり、経済的なサポートを受けられる可能性がグッと広がるのです。

就職に関しても、日系企業の駐在員ならHSKが通用することもありますが、台湾の現地企業への採用を目指すなら、TOCFLスコアは「台湾の文化と言葉を理解している」という即戦力の証明になります。

◎ TOCFLの学習方法については別記事で詳しく解説しています。

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まとめ

まとめ

台湾華語を学ぶことは、単なる語学習得にとどまりません。

それは、大好きな台湾の文化や、温かい人々との心の距離を縮め、あなたの旅行や留学生活を何倍も充実したものにする「鍵」を手に入れることです。

繁体字は日本の漢字に近く、柔らかな発音は日本人の耳に心地よく馴染みます。

台湾全土で通じる言葉でありながら、どこか懐かしく温かい台湾華語。

専用のアプリや教材を使えば、今日から日本で独学を始めることができます。

「いつか台湾を旅行したい」「もっと深く台湾を知りたい」。

その憧れを現実に変える第一歩を、ぜひ今ここから踏み出しましょう。

中国語を話せるようになりたい方は、毎日中国語公式LINEの学習情報もご覧くださいね。

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台湾華語の独学ガイド|台湾語や普通話との違い・勉強法・教材・検定

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