HSK5級のリスニングが全然聞き取れないときにおすすめのトレーニング方法

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この記事でわかること

HSK5級リスニングの特徴は?

HSK5級は単語や文法の知識が増え、原稿を読んでも理解できないことがあります。耳を鍛えるだけでなく、知識を増やすことが大切です。

HSK5級リスニングの勉強方法は?

公式過去問集の音声ダウンロードを利用して繰り返し練習しましょう。単語や文法事項を覚えてから聞くのが効果的です。

HSK5級のリスニングが全然聞き取れないのですが、どうしたらいいですか?

1つ前の4級のディクテーションをしてみましょう。自分で声に出して発音することも大切です。

HSK5級は、日常中国語の応用力が求められます。

中国の大学への留学や中国系企業への就職の際にも、多くの場合HSK5級以上が必要です。

その難易度は決して低くなく、多くの受験者がリスニングに苦戦しています。

今回はそんなHSK5級のリスニングの特徴や対策、勉強方法について紹介します。

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目次

HSK5級のリスニングの特徴

HSK5級のリスニングの特徴
HSK5級のリスニングの特徴

HSK5級は「中国の映画やテレビを観賞できて、中国語でスピーチできる」レベルです。

リスニングは4級の倍以上の長さがあり、内容、スピードともに難易度が上がります

この章ではHSK5級のリスニングの特徴について3点紹介します。

  1. 筆記試験の単語や文法も出題される
  2. 簡単なニュース番組くらいのスピードがある
  3. 内容をざっくり把握する能力が求められる

【関連記事】HSK5級のおすすめテキストについては下記の記事で紹介しています。

>>>HSK5級におすすめのテキスト3選!HSK5級対策に必要な項目と参考書の選び方を紹介

筆記試験の単語や文法も出題される

HSK5級のリスニングでは、文法と単語をしっかり学ぶことが高得点の鍵です。

HSKの試験では、筆記対策で勉強する単語や文法が、リスニングの試験でも多く出題される傾向にあります。


HSK5級になると覚えるべき単語や文法が一気に増えます

また、文法の中にも文と文をつなぐ言葉が増えたり、比喩表現が出てきたりなど、長い文の意味をとらえなければいけないシーンが多くなってきます。

HSK5級になるとリスニングで点数が取れなくなってしまう人が多くなりますが、そのような場合は、聞き取るスキル以外にも、そもそもリスニング原稿を読んで意味を理解できるだけの単語力・文法の知識があるのかもチェックしてみましょう。

簡単なニュース番組くらいのスピードがある

HSK5級のリスニングのスピードは「簡単なニュース番組くらい」です。

過去問や問題集を使って、リスニングのスピードに慣れる必要があります。

たくさん聞くことはもちろん大切ですが、ほぼ聞き取れない文を流していてもただのBGMになってしまうため、学習には注意が必要です。

耳を慣らす練習方法の一つに「シャドーイング」があります

シャドーイングは聞いた音声に被せるように自分でも声を出して読んでいきます。

聞くだけではなく、自分でもそのスピードで読めるようにすることがポイントです。

シャドーイングの際は正しい発音で読むことを心がけましょう。

また、知らない単語や読み方が分からない単語はその都度確認することも大切です。

内容をざっくり把握する能力が求められる

HSK5級リスニングで求められるのは「内容をざっくり把握する能力」です。

5級のリスニングは問題ごとに一度しか放送されない上、文が長いです。

聞き取れなかった1つの単語に気を取られていると、文はどんどん先に進んでしまいます。

そのため、先に選択肢を見ておき、何を話しているのか大雑把に理解することが重要です。

過去問や問題集を使って練習を重ねましょう。

おすすめは『合格奪取!新HSK5級 トレーニングブック【リスニング問題編】』です。

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HSK5級のリスニング対策

HSK5級のリスニング対策
HSK5級のリスニング対策

HSK5級のリスニング対策を3つ紹介します。

  1. まずは単語を覚えよう
  2. 公式過去問集の音声ダウンロードで繰り返し練習する
  3. 余裕がある人はディクテーションに挑戦しよう

HSK5級は語彙力を増やすことと、耳を慣らすことの両方が必要です。

  1. 4級までのリスニングが細部まで聞き取れるかどうかも確認しましょう。

まずは単語を覚えよう

リスニング対策1つ目は「HSK5級に出題される単語を覚えること」です。

HSK5級には2,500語程度の常用単語が出題され、4級から2倍以上に増えます。

知らない単語は当然のことながら聞き取ることができません。

単語を覚える際は、意味だけでなく「正しい発音」を覚えることが大切です。

見れば分かる単語でも、聞くと分からないということが多々あるからです。

単語帳は音声ダウンロードやCDが付いていて、音声が聞けるものを選びましょう。

公式過去問集の音声ダウンロードで繰り返し練習する

リスニング対策2つ目は「公式過去問集の音声ダウンロードで繰り返し練習すること」です。

公式過去問集は株式会社スプリックスが出版しています。

各級5回分の過去問が収録されていて、解答には全問題に和訳が書いてあります。

過去問なのに解説が問題集並みに分かりやすいと評判の教材です。

まずは流れる音声の文章を読んで理解できるか確認しましょう。

知らない文法や単語がない状態で聞く練習を繰り返すのが効果的です。

余裕がある人はディクテーションに挑戦しよう

リスニング対策3つ目は「流れる音声をディクテーションすること」です。

ディクテーションとは聞こえてくる中国語をノートに書きとる練習方法のことです。

「5級のリスニングが難しい!」と思っていたら、実は3級、4級の単語や表現が聞き取れていなかったということもよくあります。

難易度を落として、まずは3〜4級のディクテーションから始めてみましょう

1文字1文字全て書きとることで、単語や文法、発音の確認ができ、聞き取れない部分も明確になります。

やや時間がかかる練習方法のため、余裕のあるときに挑戦してみましょう。

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HSK5級のリスニングが聞き取れない時の勉強法

HSK5級のリスニングが聞き取れない時の勉強法
HSK5級のリスニングが聞き取れない時の勉強法

HSK5級のリスニングが聞き取れないときの勉強法を3つ紹介します。

  1. HSK3級や中国語検定3級の教材で練習する
  2. HSK4級の問題でディクテーションする
  3. 無料勉強会で自分の勉強スタイルを見直してみる

HSK5級のリスニングが聞き取れないとき、5級だけでなく4級以前もあまり聞き取れていないかもしれません

4級のリスニングが満点だった方以外は、先に4級以前の内容を聞き取れるように練習しましょう。

【関連記事】HSK4級のレベルや勉強法については下記の記事を参考にしてください。

>>>HSK4級のレベルと合格に必要な勉強時間は?履歴書に書ける?

HSK3級や中国語検定3級の教材で練習する

1つ目の勉強法は「HSK3級や中国語検定3級の教材で練習すること」です。

HSK3級では常用単語600語程度が出題されます。

まずはHSK3級を完璧に聞き取れるようにしましょう

中国語検定3級はHSKとは出題形式が違いますが、やや長めの文がゆっくり目に読まれるので、こちらもちょうど良い練習材料になります。

HSK5級の問題が聞き取れないときは、難易度を下げた文で耳を鳴らして基礎を固めましょう。

HSK4級の問題でディクテーションする

2つ目の勉強方法は「HSK4級の問題でディクテーションすること」です。

目で漢字を見れば理解できても、耳で聞いて理解できないときは、単語のピンインを覚えていない可能性があります。

HSK5級の1つ前の4級でディクテーションをして確認しましょう。

書き出してみると「なんとなく分かった」ような気がしているだけで、実は聞き取れていない単語が結構あることに気づきます。

また、ピンインを正しく覚えていても、それを聞いたときに判別できていない可能性もあります。

聞いたときに判別できていない場合は、発音練習が効果的です。

音声に続いて音読したり、音声に被せるように読むシャドーイングで、自身の発音も向上させましょう。

無料勉強会で自分の勉強スタイルを見直してみる

3つ目の勉強方法は「無料勉強会に参加して、自分の勉強スタイルを見直してみる」ことです。

独学は勉強方法が偏ってしまっていたり、遠回りしてしまっていることがよくあります。

勉強会に参加することで、新たな視点を見つけ、効果のある勉強方法を学ぶことができます。

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まとめ

まとめ
まとめ

今回はHSK5級のリスニングについて特徴や対策方法について解説しました。

HSK5級は4級の倍以上に増える単語と、長くなる文章、速くなるスピードがポイントです。

全く聞き取れないときは4級以前の内容が聞き取れるかを確認し、簡単な文章から練習を始めましょう。

5級では一字一句聞き取るのではなく、全体で何を言っているのか大雑把に聞き取ることも大切です。

また、聞き取れるかどうかは自分の発音とも大きな関係があります。

シャドーイングを通して、聞きながら正しい発音で読む練習も重ねていきましょう。

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