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「中国語は2種類あるらしいけど、どっちを使えばいいのでしょうか?」
中国語の漢字には「簡体字」と「繁体字」の2種類があり、中国本土では簡体字が、台湾や香港、マカオでは繁体字が使われています。
この記事では、中国語の2種類の違いやその歴史的背景、どちらを学ぶべきかの判断基準、ビジネスで使う場合の注意点を詳しく解説します。
この章では、中国語における「簡体字」と「繁体字」という2種類の文字体系についての基本的な違いと背景を紹介します。
「中国語の文字ってどうして2種類あるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は中国語には「簡体字」と「繁体字」という2種類の表記方法があります。
簡体字は、1950年代に中国本土で識字率を向上させ、教育を普及させる目的で導入された簡略化された漢字です。
読んで字のごとく「簡単な体の漢字」という意味です。
一方、繁体字は数千年の歴史を持つ伝統的な漢字で、より複雑な字形をしています。
こちらも「繁雑な体の漢字」という意味ですね。
両者の違いを例で見てみましょう。
「愛」という漢字は、繁体字では13画ですが、簡体字では「爱」と9画に簡略化されています。
このように簡体字は繁体字の画数を減らし、学習の負担を軽減する目的で作られました。
どちらが「正しい」というわけではなく、それぞれの背景と用途を理解することが、中国語圏とのコミュニケーションやビジネスを成功させるための第一歩となります。
簡体字と繁体字の最も明らかな違いは、見た目です。
一目見ただけで、「これは簡体字だな」「これは繁体字だな」と分かることが多くあります。
簡体字は繁体字に比べて画数が少なく、構造がシンプルになっています。
これは、繁体字の構成要素を減らしたり、形を単純化したりすることで作られているからです。
例:
繁体字 | 簡体字 |
龍 | 龙 |
書 | 书 |
馬 | 马 |
體 | 体 |
發 | 发 |
これらの例を見ると、簡体字では繁体字の複雑な部分が省略されていることが分かります。
また、簡体字は学びやすさを重視し、繁体字は漢字の成り立ちや文化的背景を重視していると言えます。
ただし、全ての漢字が変化しているわけではありません。
「人」や「我」のように、両方の体系で同じ形を保っている文字も多くあります。
簡体字は、主に中国本土、シンガポール、マレーシアで使用されています。
中国政府が1956年に「漢字簡化方案」を公布し、公式に簡体字を採用したことから、中国全土で使用されるようになりました。
シンガポールは1969年に漢字簡化表を公布しましたが、1976年に中国の「簡化字総表」を全面的に採用し、公用文字としました。
現在、簡体字を使う人口は非常に多く、中国本土だけで推計14億828万人(2024年末*1)、さらにシンガポールの中国系人口約307万人(2023年)、マレーシアの一部の中国系人口なども加わります。
つまり、簡体字は世界で最も多くの人々に使用されている中国語の文字体系と言えるのです。
さらに近年は中国の国際的影響力の拡大に伴い、国際連合や世界銀行などの国際機関、そして世界各国の中国語教育プログラムでも簡体字が多く使われるようになっています。
中国本土やシンガポールをターゲットとするビジネスや、これらの地域への旅行の際は簡体字の理解が必要です。
—
*1 2025年1月17日中国国家統計局発表
繁体字は、主に台湾、香港、マカオで使用されています。
これらの地域では、簡体字が導入された中国本土とは異なる政治的・歴史的背景から、伝統的な繁体字を維持してきました。
特に台湾や香港では、繁体字は単なる文字以上の意味を持ち、地域の文化的アイデンティティの象徴ともなっています。
繁体字を使用する主な人口は、繁体字を使用する主な人口は、台湾の約2,340万人(2024年1月時点)、香港の約750万人(2023年末時点)、マカオの約70万人(2023年末時点)です。
さらに、1950年代以前に海外へ移住した華僑コミュニティ、特に北米やヨーロッパの長い歴史を持つ中華街などでは、今でも繁体字が使われることが多いです。
繁体字の使用人口は簡体字に比べて少ないものの、台湾と香港は経済的に重要な市場であり、高い購買力を持つ消費者が存在します。
台湾や香港をターゲットとするビジネスや旅行の際は、現地の文化への敬意を示し、より良い関係を構築するためにも、繁体字を使用することをおすすめします。
この章では、中国語の発音と方言の多様性について紹介します。
中国はその広さから、地域による発音の違いが大きくあります。
詳しく見ていきましょう。
中国語を学ぶとき、まず知っておきたいのは「標準語」の存在です。
中国本土では「普通話(プートンホア)」、台湾では「國語(グオユー)」と呼ばれるこの言語は、公式な場面で使用される共通言語です。
中国の広大な国土では、地域によって方言が驚くほど異なり、同じ中国人同士でも意思疎通ができないことがあります。
そこで、国全体のコミュニケーションを円滑にするために標準語が制定されました。
中国本土の標準語は北京語の発音を基礎とし、北方方言の語彙を中心に、現代の書き言葉の文法に従います。
学校教育やテレビ放送、政府の発表などの公的な場面では、この標準語が使用されています。
また、異なる方言を話す地域出身の人々が交流する際にも、標準語が共通言語として重要な役割を果たしています。
中国語を学習する際は、まずこの標準語を身につければ、中国語圏の多くの地域でコミュニケーションができるようになります。
中国語には多くの方言が存在します。
これらは単なる「なまり」とは違い、発音、語彙、文法が標準語と大きく異なる独自の言語体系を持っています。
代表的な方言として、広東語(粤語)、上海語(呉語)、閩南語(台湾語の基礎)、客家語などがあります。
特に広東語は香港やマカオ、広東省で話され、映画や音楽を通じて国際的にも知られています。
広東語は一般的に6つまたは9つの声調を持ち、標準語の4つの声調とは大きく異なります。
例えば「ありがとう」は標準語で「謝謝(xiè xie)」と言いますが、広東語では「唔該(m̀h gōi)」や「多謝(dō jeh)」と全く異なる表現が使われます。
上海語は発音が柔らかく、語尾に特徴があり、閩南語は古代中国語の発音を多く残していると言われています。
これらの方言は、中国の長い歴史と広大な国土の中で、地理的隔たりや文化的違いによって独自に発展してきました。
そのため、方言話者同士では意思疎通ができても、異なる方言間では全く通じないことも珍しくありません。
中国語の発音を表記するシステムには、主に「ピンイン」と「注音符号(ボポモフォ)」という2種類があります。
ピンインはアルファベットを使用した発音表記方法で、1958年に中国本土で正式に採用されました。
国際的な交流を容易にするため設計されており、現在では中国本土やシンガポール、そして世界中の中国語学習者に広く使われています。
一方、注音符号は1910年代に中国で開発された独自の記号による発音表記システムで、現在は主に台湾で使用されています。
例えば「中国」という単語の発音は、ピンインでは「zhōng guó」と表記しますが、注音符号では「ㄓㄨㄥ ㄍㄨㄛˊ」となります。
両者は同じ発音を示していますが、表記方法が全く異なるのです。
外国人学習者の多くはピンインを使用する傾向がありますが、台湾の学校教育では注音符号が広く使われています。
台湾の中国語を学ぶ際には、注音符号も理解しておくと便利です。
【関連記事】中国語と台湾華語の違いは?勉強の始め方や方法を紹介します
中国語の標準語と方言、または中国本土式発音と台湾式発音を完全に使い分ける必要があるかどうかは、学習者の目的や状況にもよります。
ビジネスや旅行で訪れる地域が決まっている場合は、その地域で主に使われている発音に焦点を当てるのが効率的です。
中国本土と台湾では、同じ標準語でも若干の発音の違いがあります。
例えば、中国本土の標準語では「zh」「ch」「sh」と「j」「q」「x」の発音を明確に区別しますが、台湾の國語ではこれらの区別があいまいになる傾向があります。
また、「r」の発音も大陸と台湾で異なることが多いです。
ビジネスシーンでは標準語が通じることがほとんどですが、香港での商談では広東語の基本的な表現を知っていると好印象を与えられるでしょう。
現実的には、まず標準語の発音をしっかり習得し、その後必要に応じて特定の地域の発音特性や方言を学ぶのがおすすめです。
完璧な使い分けは専門家でも難しいものですが、違いを理解し尊重する姿勢が大切です。
この章では、ビジネスで中国語を使う際の注意点と、外部資料等の翻訳に使う漢字の選び方を紹介します。
ビジネスで中国語を使用する場合は、ターゲットとする市場によって漢字を選びます。
中国本土やシンガポール、マレーシアをターゲットにする場合は簡体字を、台湾や香港、マカオを対象とする場合は繁体字を使用するのが基本です。
現地の文字体系を使用することで、文化への理解と敬意を示し、ビジネス上の信頼関係を構築しやすくなります。
特に台湾や香港の消費者は、自分たちの文化的アイデンティティを尊重してくれる企業に好感を持つ傾向があります。
実際に、ある日本企業が台湾市場向けに簡体字で広告を展開したところ、「台湾文化への配慮が足りない」という批判を受け、急遽全素材を繁体字に変更した事例もあります。
プロの翻訳者を雇う際も、ターゲット地域のネイティブに依頼することで、より自然で文化的に適切な翻訳が得られます。
中国語圏の複数の地域をターゲットにする場合、Webサイトや資料を簡体字と繁体字の両方に対応することで、より広い市場にアプローチできます。
しかし、それには追加のコストと労力が必要です。
重要なのは、単純な文字変換だけでは不十分だということです。
「じゃがいも」は中国本土では「土豆(tǔdòu)」、台湾では「馬鈴薯(mǎlíngshǔ)」というように、同じ意味でも異なる単語が使われることが多いため、地域ごとの語彙や表現の違いも考慮する必要があります。
予算やリソースが限られている中小企業の場合は、主要なターゲット市場に絞って1つの文字体系に集中し、事業拡大に合わせて段階的に他の市場へ展開するアプローチも効果的です。
Webサイトの場合は、ユーザーのIPアドレスに基づいてユーザーの地域で使用されている文字体系のページを自動表示する技術的な実装も検討価値があります。
この章では、中国語学習において「簡体字」と「繁体字」のどちらから学び始めるべきかについて紹介します。
中国語学習の目的が中国本土やシンガポールでの仕事や留学などの場合、簡体字から学び始めるのが効率的です。
中国語検定やHSK(中国政府公認の中国語能力試験)では簡体字が使用されており、国際機関や多くの教育機関でも簡体字を基本とした教育が行われています。
さらに、中国語学習の教材やオンラインコンテンツも簡体字のものが圧倒的に多いため、学習リソースを見つけやすいというメリットもあります。
中国本土との取引が多いビジネスパーソンや、幅広い中国語圏でのコミュニケーションを目指す方には、簡体字からの学習がおすすめです。
台湾や香港、マカオでの生活や仕事を目指している場合、または中国の古典文学や文化に深い興味がある場合は、繁体字がおすすめです。
繁体字は数千年の歴史を持つ伝統的な中国の文字体系で、漢字の成り立ちや構造をより深く理解できるという利点があります。台湾(約2,300万人)、香港(約750万人)、マカオ(約68万人)では公式な文字として繁体字が使用されており、これらの地域での生活や仕事では繁体字の理解が必須となります。
また、古典的な中国文学や歴史的文書、書道などの伝統文化を学ぶ際には、原典が繁体字で書かれているため、繁体字の知識が重要になります。
台湾や香港の企業と取引がある場合も、繁体字を使用することで相手に文化的な敬意を示すことができます。
中国語を本格的に使いこなしたい場合、最終的には簡体字と繁体字の両方を理解できるようになることが理想的です。
両方の文字体系を理解できれば、中国語圏のどの地域でも文字によるコミュニケーションが可能になり、より多くの文献や情報にアクセスできるようになります。
しかし、初心者が最初から両方を同時に学ぼうとすると、覚えるべき漢字の数が倍増し、混乱や挫折を招く恐れがあります。
まずは目的に応じて簡体字または繁体字を学び、ある程度習得してからもう一方を学ぶ方が効率的です。
実際、多くの漢字は特定のパターンで簡略化されており、これらのパターンを理解すれば、未知の繁体字でも推測できるようになることが多いです。
簡体字は繁体字より使用人口が圧倒的に多いため、学習者向けの教材も豊富にあります。
HSKや中国語検定など受験者が多い中国語の検定試験も簡体字で書かれています。
一方、台湾の中国語(國語/台湾華語)や香港・マカオで使われている広東語の教材は数が限られています。
そのため、特別な理由がなければ簡体字の教材で学んだ方が勉強しやすいです。
台湾で使う中国語を勉強する場合は繁体字の「台湾華語」と書かれている教材を、香港やマカオの言葉を学ぶ場合は「広東語」の教材を選びましょう。
いずれの漢字を使用する場合も、初心者向け教材を選ぶ際は、文法説明が明確で、発音指導が丁寧であり、実用的な例文が豊富なものが適しています。
また、YouTubeや学習アプリも活用することができます。
ビジネス、旅行、文化など自分の興味に関連した内容の教材を選ぶと、モチベーション維持につながりやすくなりますよ。
中国語には「簡体字」と「繁体字」と呼ばれる2種類の漢字があります。
簡体字と繁体字は見た目が違い、簡体字は中国本土やシンガポールで、繁体字は台湾や香港、マカオで主に使われています。
どちらを選ぶかは、学習の目的にもよりますが、簡体字使用人口の方が繁体字より多く、教材も豊富です。
台湾や香港、マカオでビジネス、留学、旅行などをする場合は、現地の人に敬意を払い繁体字を使用することが望ましいです。
また、日本人は漢字に慣れているので、漢字の形が違ってもある程度は推測できることもあります。
大切なのは、相手の文化を尊重して使用することです。
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