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中国語の音節って何ですか?膨大な量で途方に暮れています…。
中国語の音節は「子音+母音+声調」から構成されています。
日本語のローマ字や五十音図に似た役割をしていますが、中国語は子音も母音も日本語よりとても多くあります。
そして「声調」が意味を決定づける重要な要素です。
この記事では中国語の音節構造とその覚え方、音節の重要性、学習の際の注意点を分かりやすく丁寧に解説します。
中国語学習の土台を築き、中国語に自信を持てるようになりましょう!
まず先に、中国語の音節とは何か、次の3点を理解しましょう。
中国語の音節は「声母(子音)+韻母(母音)+声調」の3要素で構成される音の最小単位です。
韻母はさらに「介音+主母音+韻尾」に分解されます。
そして、中国語の最大の特徴は、声調が音節全体の意味を決定することです。
例えば「jiāo(教)」を分析すると、声母はj、韻母はiao(i介音+a主母音+o韻尾)、声調は第一声(高平調)となり、この3要素が組み合わさって初めて「教える」という意味を持つ1つの音節が完成します。
▪️教(jiāo)
j | i | a | o | 1 |
声 母 | 介 音 | 主 母 音 | 韻 尾 | 声 調 |
韻母 |
中国語の音節は意味を持つ独立単位ですが、日本語の「拍」は音の長さを示します。
例えば「桜」は「さ・く・ら」の3拍で構成され、各拍に独立した意味はありません。
一方、中国語で桜を意味する「樱花(yīng huā)」は2音節で、1つの音節が1つの漢字に対応しています。
さらに重要なのは声調で意味が区別される点です。
yīng huāは「桜」を意味しますが、yìng huàと声調が変わると「硬化」になります。
中国語の発音の仕方は日本語と大きく違うため、音節と声調を正しく理解することが中国語上達への大切なポイントです。
「音節」と言うと難しく聞こえますが、要は「ピンインと声調をしっかり身につけましょう」という意味です。
声母(子音)+韻母(母音)+声調からなる音節は、中国語学習の最重要基盤です。
音節レベルでの発音ミスは、単に「通じない」だけでなく「違う意味」を伝えてしまうこともあります。
リスニングの際にも似ている発音を聞き分けられず、学習効率が低下してしまいます。
そして、一度間違った発音で覚えてしまうと、後から直すのはとても大変です。
中国学習初期で音節を習得するかどうかは、今後の中国語学習を大きく左右するのです。
それでは、中国語の音節の基本構造を具体的に見ていきましょう。
中国語の音節は次の3種類から構成されています。
中国語の声母(子音)は、音の出し方によって唇音・舌尖音・舌根音・舌面音・舌歯音・そり舌音の6つのグループに分類されます。
名称を覚える必要はありませんが、多くの名称に「舌」がついているのは、中国語の発音は舌の使い方がポイントだからです。
また、日本語にはない有気音と無気音の区別があります。
日本語は「た」と「だ」のように清音と濁音で区別しますが、中国語の無気音は息を漏らさずに、有気音は強く息を出すことで区別します。
てのひらやティッシュペーパーを口の前にかざして息の強さを確認するのが1つの目安です。
名称 | 無気音 | 有気音 | その他 | ポイント |
唇音 | b | p | m, f | 唇を使って出す |
舌尖音 | d | t | n, l | 舌先を歯の裏につける |
舌根音 | g | k | h | 喉の奥に近い位置で発音 |
舌面音 | j | q | x | 舌の前面を前歯の裏付近に近づける |
そり舌音 | zh | ch | sh, r | 舌を反らして発音 |
舌歯音 | z | c | s | 歯の間から音を出す |
声母(子音)だけでは発音しにくいので、練習の際は、bo, po, mo, fo, de, te, ne, le, ge, ke, he, ji, qi, xi, zhi, chi, shi, ri, zi, ci, si と母音をつけて練習するのが一般的です。
中国語の韻母(母音)は、単母音、複合母音、鼻音があります。
基本の単母音は6つで、口の開け方の大きい順にa o e i u üです。
中でもeとüは日本語とかけ離れた発音で練習が必要です。
uも日本語より口をすぼめて発音します。
その他、二重母音、三重母音、鼻音も存在します。
単母音 | a o e i u ü (特殊母音:er) |
二重母音 | ai ei ao, ouia ie ua uo üe |
三重母音 | iao iou※ uai uei※ ※前に子音がつくと、iouはiu、ueiはuiと表記 |
前鼻音-n | an en in ian ien un ün üan |
後鼻音-ng | ang eng onging iang iong uang ueng |
それでは実際の発音を聞いてみましょう!
中国語の声調は音節の意味を決定する重要な要素で、1つ間違えるだけで全く異なる意味になります。
例えば「买mǎi(買う)」と「卖mài(売る)」は同じmaiで、声調のみで区別されます。
声調は基本の4パターンと、軽く添えるだけの軽声があります。
▪️4つの声調
声調 | 例 | ポイント |
第1声 | mā | 高い音を保つ |
第2声 | má | 低い音から高く上げる |
第3声 | mǎ | 低く抑える |
第4声 | mà | 高い音から一気に下げる |
中国語の音節は中国語学習において非常に重要な土台ですが、大量にある音節を順番に覚えるのは気が遠くなってしまいますよね。
この章では、中国語の音節を短期間で確実に習得するための3つのコツを紹介します。
声母と韻母の組み合わせは全部で400以上もあります。
しかし、言い方を変えれば全て「組み合わせ」でできています。
声母(子音)21種類と韻母(母音)36種類をきちんと言えれば、あとはそれを組み合わせれば完成です。
前章で紹介した毎日中国語の発音動画を見ながら繰り返し声に出して練習しましょう。
その際、口の形、舌の位置、息の出し方に注意します。
鏡を見ながら同じ形になっているか確認してみてくださいね。
聞いて真似して言っているつもりでも、ネイティブが聞くと「違う」ということが多々あります。
練習したらスマートフォンの録音機能を使って自分の発音を聞いてみましょう。
きっと「なんとなくお手本と違う」と実感できるはずです。
口の形、舌の位置、息の出し方を再確認し、ネイティブの発音とどこが違うのか分析します。
できれば、中国語ネイティブや中国語の先生に具体的なアドバイスをもらえるとベターです。
周りにネイティブがいない場合は、毎日中国語公式LINEまでご相談くださいね。
音節を練習したら、スマートフォンの音声入力機能やGoogle翻訳など音声認識のあるツールを使って、自分の発音を認識させてみましょう。
主観的な「なんとなく通じそう」という感覚ではなく、機械が「認識できるかどうか」という客観的指標で、どの発音が良くないのか気づくことができます。
音声入力は中国語のキーボードのマイクボタンを押すとできます。
なんだか難しそうで膨大な音節を学習する意味があるのか、疑問に思うこともあるかもしれませんね。
この章では、中国語の音節を正確に習得すると得られる3つの良いことを紹介します。
中国語の音節を正しく言えるようになると、中国語の発音も格段に通じやすくなります。
旅行や日常会話、さらにはビジネスにおいて自信を持って話せるのは何より嬉しいですよね。
日本語は外国の方がカタコトで話していてもなんとなく通じることが多いですが、中国語は音節を間違うとびっくりするほど通じません。
通じなくて聞き返されるだけならまだしも、全く違う意味に捉えられてしまい、不要な誤解を招いてしまうこともあります。
逆に、正確な発音ができると「中国語が上手ですね」と、円滑なコミュニケーションで良好な関係を築くことにもつながります。
自分が言えることと聞く力には大きな関係があります。
音節を勉強する前は、知っている単語すら何を言っているのか全く聞き取れなかったのが、正確な音節を習得した後は、知らない単語であってもピンインが聞こえやすくなります。
ピンインが聞き取れれば、そのまま「〇〇是什么?」(〇〇は何ですか?)と相手に尋ねることもできますし、文字入力をして漢字を確認することもできます。
知っている単語やフレーズであればなおのこと、聞いて理解できる場面が増えていきます。
このように、リスニング力アップには音節の習得が重要な位置を占めています。
音節を習得すれば、ピンイン付きの文章を読めるようになります。
中国語は漢字であるため、日本人である私たちはどうしても漢字の知識や見た目のイメージで中国語を理解しがちです。
しかし、正しく発音できなければ、話すことも聞き取ることもできないのです。
日常会話はもちろんのこと、HSKなどの中国語の試験でも「読解はある程度できるけどリスニングが全然できない」という人は少なくありません。
言語学習は、「読み書き」だけでなく、「聞く・話す」も重要です。
音節を学習の早い段階で習得できれば、これら4技能をバランスよく学習しやすくなります。
最後に中国語の音節を学習する際の注意点を紹介します。
カタカナ表記に依存した学習を続けると、通じない発音が定着し、後からの修正が困難になります。
カタカナは中国語の発音を正確に表現できないため、「chi→チ」「ri→リ」のように覚えても実際のコミュニケーションではほとんど通じないのです。
有気音・無気音の区別や声調もカタカナでは書き表せません。
学習開始時からカタカナは使わず、ピンインと音声で正確な発音を学習することが、長期的な発音向上につながります。
独学は直してくれる人がいないため、間違った発音のまま練習を続けてしまう可能性があります。
自分の発音を録音してネイティブ音声と比べて改善することもできますが、そもそも日本語にはない発音のため日本人の耳には同じように聞こえてしまい、微細な調整が困難です。
スマホの音声認識で機械に認識させてみることもできますが、近年の音声認識は感度が上がっているため、多少間違いがあっても認識されてしまうことがあります。
文法や単語、読解は独学でも可能ですが、発音だけはネイティブにチェックしてもらいましょう。
中国語の音節は声母(子音)+韻母(母音)+声調の3つの要素から成り立っています。
声母は21種類、韻母は36種類と、日本語よりかなり量が多く、組み合わせると400以上の音節が存在します。
そして、中国語は声調によって意味が変わります。
中国語の音節が正しくないと、せっかく中国語を勉強してもほとんど通じないため、カタカナ表記は避け、学習初期の頃からピンインで学ぶことが大切です。
まずは、声母(子音)と韻母(子音)それぞれの練習から始めましょう。
会話が通じると中国語の勉強が楽しくなります。
発音のネイティブチェックは毎日中国語公式LINEまでご相談くださいね!
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