中国語の離合詞とは?語順で迷わなくなる4つの使い方と一覧
- 中国語の離合詞は、「動詞+目的語」がくっついて1語になった二音節動詞のこと
- 後ろに目的語を置けず、付け足したい言葉は2文字の「間」に入れる
- 間に入る程度・可能・時制・量の4種類を押さえれば語順で迷わわない
中国語の離合詞は、単語も意味も知っているのに、いざ文を作ろうとすると語順が崩れてしまう厄介な存在です。
「彼に会う」を「我见面他」と書いて赤ペンが入った。
そんな経験はないでしょうか。
これは、覚え方が悪いのでも、語学のセンスがないのでもありません。
離合詞が「動詞+目的語」でできているという構造を知らないまま、普通の動詞と同じ感覚で使ってしまっているだけです。
この記事では、YouTubeチャンネル「毎日中国語の阿波連」で阿波連先生が解説している内容をもとに、語順で迷わなくなるまでの道筋を例文とともに整理します。
中国語の離合詞とは動詞と目的語のセット

中国語の離合詞とは、2文字で1つの動詞に見えるのに、中身は「動詞+目的語」になっている二音節動詞のことです。
この構造を知っているかどうかで、語順のミスが起きるかどうかが決まります。
まずは離合詞という名前が示す意味と、代表的な語を分解するところから始めましょう。
離合詞は「離れて合う」二音節動詞
「離れて合う」と書いて離合詞。
名前のとおり、普段はくっついているのに、条件がそろうと2文字が離れる動詞です。
中国語では漢字1文字が1音節なので、離合詞は必ず漢字2文字でできています。
たとえば「结婚 jiéhūn(結婚する)」は、文の中では「结过一次婚 jiéguo yí cì hūn(1度結婚したことがある)」のように、真ん中に別の言葉が割り込みます。
日本語で言えば「結婚する」が「結・一度・婚した」に化けるようなもので、初めて見ると不思議に感じますよね。

この「離れる瞬間がある」という性質こそが、離合詞のすべての出発点です。
见面や结婚を分解するとよく分かる
なぜ離れるのかは、2文字を分解すると一目で分かります。
「见面 jiànmiàn(会う)」は「见(見る)」という動詞に「面(顔)」という目的語がくっついた形で、直訳すれば「顔を見る」。だから「会う」という意味になります。
つまり離合詞は、2文字の中にすでに小さな文が入っている状態です。
1文字目が動詞、2文字目がその目的語という関係を見つけられれば、その語の扱い方は自然と決まります。
代表的な語を分解すると次のようになります。
| 離合詞 | 分解 | 訳 |
|---|---|---|
| 见面 jiànmiàn | 见(見る)+面(顔) | 会う |
| 结婚 jiéhūn | 结(結ぶ)+婚(婚姻) | 結婚する |
| 毕业 bìyè | 毕(終える)+业(学業) | 卒業する |
| 跳舞 tiào wǔ | 跳(跳ねる)+舞(踊り) | ダンスをする |
| 睡觉 shuì jiào | 睡(眠る)+觉(眠り) | 寝る |
離合詞ではない二音節動詞との違い
2文字の動詞がすべて離合詞というわけではありません。
「学习 xuéxí(勉強する)」「喜欢 xǐhuan(好きだ)」「工作 gōngzuò(働く)」は2文字でひとかたまりの動詞なので、途中で切ることができません。
違いがはっきり出るのが、「上班 shàngbān(出勤する)」と「工作 gōngzuò(働く)」の比較です。
どちらも仕事をするという意味ですが、離合詞の「上班」は「他上了两天班 tā shàngle liǎng tiān bān(彼は2日間出勤した)」と真ん中に割り込ませます。
一方、離合詞ではない「工作」は「他工作了两天 tā gōngzuòle liǎng tiān」と、後ろにそのままつなげます。
同じような意味なのに扱いが正反対になるため、混乱しやすくなります。
離合詞に目的語を付ける3つの語順


離合詞でいちばん多いミスが、後ろに目的語をくっつけてしまう誤りです。
離合詞はすでに自分の中に目的語を抱えているため、後ろにもう1つ置くことはできません。
相手や対象を伝えたいときは、次の3つの型のどれかを選びます。
| 型 | 語順 |
|---|---|
| ①介詞で前に出す | 介詞+対象+離合詞 |
| ②間に入れて「的」でつなぐ | 動詞+対象+的+目的語 |
| ③離合詞の前に置く | 対象+離合詞 |
① 跟他见面 gēn tā jiànmiàn(彼と会う)
② 帮你的忙 bāng nǐ de máng(あなたを手伝う)
③ 大学毕业 dàxué bìyè(大学を卒業する)
なぜ後ろに目的語を置けないのか
理由はとてもシンプルで、離合詞はすでに目的語を持っているからです。
「见面」は「见(動詞)+面(目的語)」なので、その後ろにさらに「他」を足すと、1つの動詞が目的語を2つ抱えることになってしまいます。
だから「我见面他」は成立しません。
同じ理屈で、「结婚他」も「毕业大学」も「散步公园」も誤りです。
一方で、「见」1文字なら「我见你 wǒ jiàn nǐ(あなたに会う)」と問題なく言えます。
1文字なら目的語を取れるのに、「见面」になると取れなくなる。この違いを理解し、対象をどこに置くかを決めましょう。
介詞を使って目的語を前に出す
いちばん出番が多いのが、介詞で対象を離合詞の前に出す形です。
介詞というのは「跟」「和」「给」「在」「从」のような、日本語の「〜と」「〜に」「〜で」「〜から」にあたる言葉を指します。
友達と会う:和朋友见面 hé péngyou jiànmiàn
彼女と結婚する:跟她结婚 gēn tā jiéhūn
相手が絡む離合詞は、多くがこの形で表現できます。
相手だけでなく場所も同じです。
公園を散歩する:在公园散步 zài gōngyuán sànbù
北京大学を卒業する:从北京大学毕业 cóng Běijīng Dàxué bìyè
どの介詞を選ぶかは語ごとに決まっているので、よく使う組み合わせはそのまま覚えてしまうのが近道です。
目的語を間に入れて「的」でつなぐ
一部の離合詞は、対象を2文字の間に入れ、「的」でつないで表します。
「生气 shēngqì(怒る)」がその代表です。
私に怒らないで
× 别生气我
〇 别生我的气 bié shēng wǒ de qì
「生」と「气」の間に「我的」が割り込む形です。
同じ仲間に「伤心 shāngxīn(傷つく)」があります。
彼女を傷つける:伤她的心 shāng tā de xīn
人の気持ちに関わる離合詞にこの型が多いのが特徴です。
最初は見慣れなく感じますが、「私の怒りを生じさせる」「彼女の心を傷つける」と直訳してみると、なぜ「的」が入るのかがすっきりします。
対象を離合詞の前に置く言い方
介詞も「的」も使わず、対象をそのまま離合詞の前に置く型もあります。
代表が「毕业」です。学校名をそのまま前に出します。
彼は来年大学を卒業する:他明年大学毕业 tā míngnián dàxué bìyè
ここまでの3つに共通するのは、離合詞に対象を足したいときは「後ろに置く」以外の道を探すことです。
どの型を使うかは語ごとに決まっているため、新しい離合詞を覚えるときは、意味だけでなく「対象をどこに置くか」もセットにして覚えましょう。
離合詞の間に入る4種類の言葉


離合詞のもう一つの顔が、2文字を割って間に言葉を挟む使い方です。
何でも入れられるわけではなく、入るのは「程度」「可能」「時制」「量」の4種類に整理できます。
この4つを地図として持ち、あわせて重ね型という関連の形まで押さえておけば、教科書で見かける複雑な語順もその場で読み解けるようになります。
| 入れるもの | 入る場所 |
|---|---|
| ①程度 | 動詞を繰り返して「得」を付ける |
| ②可能 | 動詞の直後に「不」 |
| ③時制 | 動詞の直後に「了・着・过」 |
| ④量 | 動詞の直後に回数や時間 |
この4パターンは、YouTube動画「語順をマスターする離合詞の使い方!」で阿波連先生が例文つきで実演しています。
文字だけでは掴みにくい部分は、あわせて見ると理解が早くなります。
程度は動詞をもう一度言って表す
「歌がうまい」「踊るのが上手だ」のように程度を言いたいときは、離合詞のあとに動詞をもう一度言ってから「得」を付けます。
彼はダンスがとても上手だ:他跳舞跳得很好 tā tiàowǔ tiào de hěn hǎo
「跳舞」と言い切ったあとに、もう一度「跳」を出して「得很好」につなげます。
「跳舞得很好」としたくなりますが、これは誤りです。
理由は、「得」が付くのは動詞であって目的語ではないからです。
離合詞の2文字目は目的語なので、その後ろに「得」を置けません。
「動詞を1回借りてくる」とイメージしておくと、口から出しやすくなります。
可能・不可能は「不」を間に入れる
「〜できない」と言いたいときは、離合詞の1文字目のすぐ後ろに「不」を入れます。
彼は卒業できないかもしれない:他可能毕不了业 tā kěnéng bì bu liǎo yè
眠れない:睡不着觉 shuì bu zháo jiào
(お湯が出なくて)お風呂に入れない:洗不了澡 xǐ bu liǎo zǎo
このように、どれも「不」が2文字の間に入ります。
ここでも発想は同じで、できるかできないかを判断しているのは動詞のほうなので、「不」は動詞にくっついていきます。
離合詞の後ろにまとめて置いてしまうミスが多い場所なので、意識して口に出しておきたい形です。
時制の「了・着・过」は動詞の直後
完了の「了」、持続の「着」、経験の「过」も、離合詞では2文字の間に入ります。
私たちは会ったことがある:我们见过面 wǒmen jiànguo miàn
泳いでいる最中だ:游着泳 yóuzhe yǒng
とはいえ、これは新しいルールではありません。
普通の動詞で「我去过北京 wǒ qùguo Běijīng(北京に行ったことがある)」と言うのと同じで、これらの助詞は動詞の直後に付くという原則が働いているだけです。
離合詞の1文字目が動詞なのだから、そのすぐ後ろに来る。そう考えれば、覚え直す必要がありません。
回数や時間の長さも間に入れる
「何回」「どれくらいの時間」を表す言葉も、同じく動詞の直後に入ります。
2時間およいだ:我游了两个小时泳 wǒ yóule liǎng ge xiǎoshí yǒng
彼らは全部で3回会った:他们一共见了三次面 tāmen yígòng jiànle sān cì miàn
昨夜は7時間寝た:我昨晚睡了七个小时觉 wǒ zuówǎn shuìle qī ge xiǎoshí jiào
先月3日間休みをもらった:我上个月请了三天假 wǒ shàng ge yuè qǐngle sān tiān jià
時間量の「两个小时」が「游」と「泳」の間に収まります。
回数も時間も入る場所は変わらないので、まとめて「量は真ん中」と覚えましょう。
重ね型は「AAB」の形になる
4つのパターンに加えてもう一つ覚えておきたいのが、「ちょっと〜する」と軽いニュアンスを出す重ね型です。
離合詞では、この形も普通の動詞とは変わります。
普通の二音節動詞なら「休息休息 xiūxi xiūxi(ちょっと休む)」のように2文字まるごと繰り返しますが、離合詞は1文字目だけを重ねます。
ちょっと散歩しよう:我们去散散步吧 wǒmen qù sànsan bù ba
ちょっと会う:见见面 jiànjian miàn
ちょっと泳ぐ:游游泳 yóuyou yǒng
同じ軽いニュアンスは、間に「个」を挟んでも出せます。
ちょっと会おうよ:我们见个面吧 wǒmen jiàn ge miàn ba
さっとシャワーを浴びる:我要洗个澡 wǒ yào xǐ ge zǎo
会話で頻繁に登場するので、重ね型とセットで覚えておくと表現の幅が広がります。
離合詞かどうかを見分ける3ステップ


使い方が分かっても、目の前の単語が離合詞かどうかを判断できなければ活かせません。
見分ける手がかりは3つあり、上から順に確かめていけば、ほとんどの語はその場で判定できます。
すべて暗記する必要はなく、迷ったら辞書に戻れば確実です。
後ろの字が名詞かを確かめる
最初に見るのは、2文字目が名詞かどうかです。
離合詞は「動詞+目的語」でできているので、後ろの字は必ず名詞になります。
「开车 kāichē(車を運転する)」は「开(運転する)」+「车(車)」で後ろが名詞なので離合詞、「工作」は後ろの「作」が目的語として立たないため離合詞ではありません。
「唱歌」の「歌」、「跳舞」の「舞」、「散步」の「步」も、どれも名詞です。
逆に「学习」「喜欢」のように、後ろの字が目的語として立たない語は離合詞になりません。
まずはこの一点だけでも、かなりの数をふるいにかけられます。
「BをAする」と言えるかで判断
2つ目の手がかりは、2文字を「後ろの字を前の字する」と読み替えて意味が通るかどうかです。
「开车」なら「车を开する(車を運転する)」、「唱歌」なら「歌を唱する(歌を歌う)」、「毕业」なら「业を毕する(学業を終える)」。どれも自然に意味が通じます。
一方で「学习」を「习を学する」と読んでも意味を成しません。
この読み替えができるということは、2文字の関係が動詞と目的語だということ。つまり離合詞だと判断できます。
漢字の意味をそのまま手がかりにできるので、日本語を母語とする学習者にとっては特に使いやすい方法です。
辞書のピンインの「//」で確定する
最後の決め手は辞書です。
中日辞典では、離合詞の見出しのピンイン表記に「//」が入っています。
「结婚」を引くと「jié//hūn」と書かれており、この斜線が「ここで割れます」という印です。
「//」があれば離合詞、なければ普通の二音節動詞と判断できます。
前の2つはあくまで目安なので、作文や試験で確実に判断したいときは、ここまで確かめておくと安心です。
なお離合詞は、日本語を母語とする学習者が習得しにくい項目として中国語教育の研究でも指摘されています。
迷うのは自然なことなので、その場で悩み続けるより、辞書を引く習慣をつけるほうが結果的に早く身につきます。



よく使う言い回しはいつでも確認できるよう手元に置いておきましょう。
会話でよく使う離合詞21語と例文


離合詞は数こそ多いものの、日常会話に出てくるものは限られています。
ここでは初級から中級で必ず出会う21語を、生活・人との関わり・仕事や学校の3つの場面に分けて紹介します。
意味だけでなく「どう使うか」まで一緒に覚えると、そのまま会話で使えます。
毎日の生活で使う離合詞
生活まわりの離合詞は、1日の行動をそのまま言葉にしたものが中心です。
どれも初級の教科書に出てくる基本語ですが、時間や回数は真ん中に入るので注意が必要です。
| 離合詞 | 意味 | 使い方の例 |
| 起床 qǐchuáng | 起きる | 起了床 qǐle chuáng(起きた) |
| 睡觉 shuìjiào | 寝る | 睡个懒觉 shuì ge lǎn jiào(寝坊する) |
| 洗澡 xǐzǎo | 入浴する | 洗了一次澡 xǐle yí cì zǎo(1回入浴した) |
| 吃饭 chīfàn | 食事する | 吃了一顿饭 chīle yí dùn fàn(1回食事した) |
| 散步 sànbù | 散歩する | 散一会儿步 sàn yíhuìr bù(少し散歩する) |
| 游泳 yóuyǒng | 泳ぐ | 游了三次泳 yóule sān cì yǒng(3回泳いだ) |
| 上网 shàngwǎng | ネットを使う | 上了一个小时网 shàngle yí ge xiǎoshí wǎng(1時間ネットをした) |
人との関わりを表す離合詞
人が絡む離合詞は、相手をどこに置くかで迷いやすいグループです。
介詞で前に出す語と、「的」でつなぐ語が混ざっているので、下の例で型ごと覚えてしまうのが確実です。
| 離合詞 | 意味 | 割れ方の例 |
| 见面 jiànmiàn | 会う | 见了一面 jiànle yí miàn(一度会った) |
| 结婚 jiéhūn | 結婚する | 结了婚 jiéle hūn(結婚した) |
| 帮忙 bāngmáng | 手伝う | 帮个忙 bāng ge máng(ちょっと手伝う) |
| 生气 shēngqì | 怒る | 生了很大的气 shēngle hěn dà de qì(ひどく怒った) |
| 聊天 liáotiān | おしゃべりする | 聊聊天 liáoliao tiān(ちょっと話す) |
| 吵架 chǎojià | けんかする | 吵过好几次架 chǎoguo hǎojǐ cì jià(何度もけんかした) |
| 请客 qǐngkè | おごる | 今天我请客 jīntiān wǒ qǐngkè(今日は私がおごる) |
仕事や学校で使う離合詞
仕事や学校の話題では、日数やコマ数を言う場面が多く、離合詞が割れる頻度も高くなります。
試験でもこのグループの語順がよく問われます。
| 離合詞 | 意味 | 割れ方の例 |
| 上班 shàngbān | 出勤する | 上晚班 shàng wǎnbān(夜勤に出る) |
| 上课 shàngkè | 授業に出る | 上完课 shàngwán kè(授業が終わる) |
| 毕业 bìyè | 卒業する | 毕了业 bìle yè(卒業した) |
| 请假 qǐngjià | 休みを取る | 请个假 qǐng ge jià(少し休みをもらう) |
| 开会 kāihuì | 会議をする | 开完会 kāiwán huì(会議が終わる) |
| 出差 chūchāi | 出張する | 去北京出差 qù Běijīng chūchāi(北京へ出張する) |
| 放假 fàngjià | 休みになる | 放了三天假 fàngle sān tiān jià(3日間の休みになった) |
離合詞のよくある質問
離合詞について、学習者からよく寄せられる疑問をまとめました。
ここまでの内容の総復習として、気になるところを確認してみてください。
Q1. 「毕业大学」はなぜ間違いなのですか?
「毕业」がすでに「毕(終える)+业(学業)」という動詞と目的語のセットだからです。後ろにもう1つ目的語の「大学」を置くことはできません。正しくは「大学毕业」と対象を前に置くか、「从北京大学毕业」のように介詞を使います。
Q2. 離合詞は全部覚える必要がありますか?
その必要はありません。日常会話や初中級の試験に出てくるものは限られているので、まずはこの記事で紹介した21語を押さえましょう。あとは新しい単語を覚えるときに、2文字目が名詞かどうかを確かめる習慣をつければ、自然と判断できるようになります。
Q3. 「我见面你」はどう直せばよいですか?
「我跟你见面 wǒ gēn nǐ jiànmiàn」とします。「见面」は後ろに目的語を取れないため、会う相手は介詞「跟」を使って前に出します。「和」を使って「我和你见面 wǒ hé nǐ jiànmiàn」としても、ほぼ同じ意味で通じます。
Q4. 「睡觉」と「睡」はどう使い分けますか?
補語を付けたいときは1文字の「睡」を使います。「睡觉」は離合詞なので後ろに直接補語を置けず、「眠れた」は「睡着了 shuìzháo le」と「睡」に結果を表す「着」を付けて言います。離合詞のまま言いたいときは、「睡不着觉」のように間に割り込ませる形になります。
Q5. 離合詞は中国語検定やHSKに出ますか?
出ます。特に中国語検定では、正しい語順を選ばせる問題として3級で繰り返し出題されています。間に何をどの順で入れるかが問われるため、この記事で整理した4つのパターンは、そのまま試験対策としても使えます。
まとめ:離合詞は割って間に入れるだけ


中国語の離合詞は、覚えるしかない例外の集まりではありません。
「動詞+目的語」という構造さえ分かっていれば、ほとんどのルールは説明がつきます。
最後に要点を整理します。
- 離合詞は2文字で1語に見えるが、中身は「動詞+目的語」。だから後ろに目的語を置けない
- 対象を足すときは、介詞で前に出す・間に入れて「的」でつなぐ・離合詞の前に置く、の3つから選ぶ
- 間に入るのは程度・可能・時制・量の4種類。どれも動詞の直後という同じ場所に入る
- 重ね型は1文字目だけを重ねる形になり、「个」を挟んでも軽いニュアンスを出せる
- 見分けるときは、後ろの字が名詞か、「BをAする」と言えるか、辞書に「//」があるか、の順に確かめる
次の一歩として、「我跟他见面」「我们见过面」「他们见了三次面」の3文を続けて声に出してみてください。
同じ「见面」でも、相手は前に付けたし、時制や回数は真ん中に入れる。
この動きが体に入れば、ほかの離合詞も同じ要領で組み立てられます。
文法は理屈を知って終わりではなく、口に出した回数の分だけ身についていきます。



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