中国語での手紙の書き方とは?友達・ビジネス関係で使える書式や便利なフレーズを紹介!

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皆さんは中国語で手紙を書いたことがありますか。

中国語で話すことに集中して、中国の手紙について考えたことがない人も多いはずです。

実は中国は日本の手紙と構成が似ています。

敬称や手紙の最後に記す敬具など、共通点がいくつかあるのです。

今回の記事ではそんな中国の手紙についてルールやよく使われる表現を紹介します。

細かい部分では日本と異なる点がいくつもあるので、日本との違いに注目しながらご覧ください。

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目次

手紙に関する中国語の単語

手紙に関する中国語の単語
手紙に関する中国語の単語

日本語の「手紙」を中国語に訳すと「信(xìn)」です。

この章では手紙という言葉に注目して、中国と日本の言葉の違いについて解説します。

実は中国語で「手紙」と書くと全く違う意味に捉えられるので、注意が必要です。

日本語の「手紙」を表す中国語

日本語の「手紙」を表す中国語は「信(xìn)」もしくは「信件(xìnjiàn)」です。

「信」は一般的な手紙・メッセージのことを表します。

一方で「信件」は公式な手紙や郵便物を表す、やや固めな表現です。

中国語で「手紙」はトイレットペーパーを表す

中国語で「手紙(Shǒuzhǐ)」はトイレットペーパーという意味です。

同じ手紙でも中国と日本では意味がかなり異なります。

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中国語の手紙の構成

中国語の手紙の構成
中国語の手紙の構成

中国語で手紙を書く際には日本と同じように決まった構成があります。

中国の手紙の構成は4つです。

  • 称呼
  • 正文
  • 结尾
  • 著名

手紙を書いた日付を書く「日期」というパートもあります。

基本的には上記の4つをメインに覚えていきましょう。

称呼(chēng hū:呼び方)

「称呼(chēng hū)」は〇〇様のように宛名を書くパートのことです。

相手の立場によって人の名前の後に加える呼称が異なります。

後ほど「中国での手紙のルール(2)」にて詳しく解説するのでご覧ください。

また中国の手紙では人の名前のあとにコロン(:)をつけるのが一般的です。

正文(zhèng wén)

正文(zhèng wén)は手紙の本文にあたるパートです。

正文は基本的に「挨拶」・「感謝の言葉」・「メインの文章」の3つのパートに分けられます。

書くときにはそれぞれ改行をし、文頭を1〜2文字空けるのが一般的です。

感謝の言葉では以下のようなフレーズをおすすめします。

【例文1】非常感谢你的来信。 (Fēicháng gǎnxiè nǐ de láixìn.)

   意味: あなたの手紙に感謝します。

【例文2】谨此,向你表示衷心的感谢( Jǐn cǐ, xiàng nǐ biǎoshì zhōngxīn de gǎnxiè)

   意味:この場を借りて、心からの感謝をお伝えします。

结尾(jié wěi:結語)

结尾(jié wěi)とは中国の手紙の終わりに書かれる締めの言葉のことです。

締めの言葉というと日本語では「敬具」を思い浮かべる人もいるでしょう。

敬具のように形式的なものではなく、相手への敬意を表す最後の挨拶としての意味を持ちます。

例えば以下のようなフレーズを使うのがおすすめです。

  • 敬祝安康 (jìng zhù ānkāng):お元気でいることを祈っています
  • 此致敬礼 (cǐzhì jìnglǐ):敬意を表します

著名(zhù míng)

著名(zhù míng)は漢字の通り、この手紙を記した人の名前を書くパートです。

ただ名前を記すだけでなく、相手との関係を名前の前に書くことが多々あります。

ビジネスの手紙なら社名や肩書きなどを記すのがマナーです。

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中国で手紙のルール(1)宛名の書き方

中国で手紙のルール(1)宛名の書き方
中国で手紙のルール(1)宛名の書き方

中国での手紙のルールはハガキ・封書のそれぞれにおいて異なります。

また手紙が縦書きか横書きかによって宛名の書き方が変わるのです。

この章では宛名の書き方のルールをハガキと封書のそれぞれにおいて解説します。

ハガキの場合

ハガキは横長で使います。

中央部分の上から郵便番号・住所・宛名の順に記入します。

自分の住所や名前は宛名の下に記入してください。

また切手は右上に貼ります。

封書の場合(横書き・縦書き)

封書が横書きの場合、中央部分に上から郵便番号・住所・宛名を書きます。

そして切手は右上に貼るので、ここまではハガキと同じやり方です。

ハガキと異なる点は自分の住所と名前を書く位置が左上であること。

ハガキでは下のほうに記載するため、間違わないよう注意してください。

また縦書きの封筒は日本の書式とほぼ同じです。

宛名は中央部分に記載し、住所や郵便番号は右上に書きます。

一方で自分の住所や名前は左下に書きますが、郵便番号の記載場所が住所の下なので気をつけてください。

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中国での手紙のルール(2)相手の名称を記載する場合の書き方

中国での手紙のルール(2)相手の名称を記載する場合の書き方
中国での手紙のルール(2)相手の名称を記載する場合の書き方

手紙のルールの2つ目は相手の呼称についてです。

この章では相手別の呼称・書き方を紹介します。

目上の方に対する呼称

目上の男性に対しては「先生(xiānsheng)」、女性に対しては「小姐(xiǎojiě)」・「女士(nǚshì)」です。

未婚の女性には小姐、既婚の女性には女士を使います。

呼称については下記の記事にて解説しているので、詳しく知りたい人はご覧ください。

>>>中国語の「先生」の意味は?講師を表す「老师」と男性を表す「先生」の使い分けをしよう!

同僚や同級生の名前を書く場合

同僚や同級生の名前を書く場合、敬称をつける必要はありません。

しかし同級生の名前を書くとき、同学(tóng xué)と書くことがあります。

また「亲爱的(qīn’àide)」をつけて、親しみや敬意を示すのも良いでしょう。

後輩や年下に対する呼び方

基本的に手紙では後輩・年下に対して敬称はつけません。

年下につける「小(xiǎo)」は書き言葉ではなく、話し言葉です。

会社など組織の名前を記載する場合

日本では会社・組織宛の手紙に御中を使います。

中国では「〜公司(gōngsī)」、「〜单位(dānwèi)」が一般的です。

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中国語の手紙でよく使われる表現

中国語の手紙でよく使われる表現
中国語の手紙でよく使われる表現

ここまで中国語の手紙を書く上での一般的な構成や、覚えたいルールについて紹介しました。

日本との違いを感じた人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

早速手紙を書くためにも、よく使われる表現を把握することは大切です。

この章ではそんな表現を3つ紹介します。

例文を通じて覚えていない単語も覚えていきましょう。

表現(1)相手に感謝の言葉を伝える表現

相手に感謝の言葉を伝える表現は以下の通りです。

【例文】非常感谢你的来信(Fēicháng gǎnxiè nǐ de láixìn)

 意味:あなたの手紙に感謝いたします

正文の最初に感謝の言葉を添えるとより好印象を与えられます。

表現(2)結婚や入学など、お祝いのときに使える表現

結婚や入学など、お祝いのときに使える表現は以下の通りです。

【例文1】恭喜你们结婚了(Gōngxǐ nǐmen jiéhūnle)

 意味:ご結婚おめでとうございます

【例文2】祝愿您今后更上一层楼(Zhù yuàn nín jīnhòu gèng shàng yī céng lóu)

 意味:今後もますますのご活躍をお祈りしています

「おめでとう」というフレーズについては以前の記事にて紹介しています。

詳しく知りたい人は下記の記事をご覧ください。

>>>中国語で「おめでとう」を表すフレーズは?ビジネスや友達にも使える様々な場面での表現方法を知ろう!

表現(3)手紙だけでなくメール等でも使える表現

手紙だけでなくメール等でも使える表現は以下の通りです。

【例文】盼望能尽快得到您的回信(Pàn wàng néng jǐnkuài dédào nín de huíxìn)

 意味:早急にお返事をいただければ幸いです

返信を催促したいときありますよね。

相手に失礼のないように、丁寧な表現を心がけてください。

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まとめ

まとめ
まとめ

今回は中国語で手紙のルールや書き方などについて解説しました。

日本では宛名の敬称が「様」、会社に対しては「御中」と決まっています。

しかし中国では「先生」と「小姐」のように性別で使い分けるのが一般的です。

また使用するのがハガキか封書かによって、切手の貼る場所・住所や名前を書く場所が異なります。

日本との違いに慣れないこともありますが、手紙を書く際には本コンテンツを参考にしてみてください。

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