中国語のリスニングに効果的な勉強法5選|聞き取れない原因とコツ
- まずは自分が中国語が聞き取れない原因と弱点を知ろう
- リスニングを伸ばす5つの練習法は 発音と声調の確認・リピーティング/リプロダクション・シャドーイング・ディクテーション・長文トレーニング
- 中国語リスニングにおすすめの教材・アプリ
中国語初級の日本人が苦手とするのが、リスニングです。
中国語検定でも、入門レベルなら聞き取れるけど、3級クラスになると全く聞き取れなくて挫折してしまうという話をよく聞きます。

そこでこの記事では、初級の人が中国語のリスニングをどのように学ぶべきなのか、そのコツを紹介します。
なぜ中国語は聞き取れないのか?6つの原因





漢字で書いてあれば意味が分かるのに、耳で聞くと何も残らない。
中国語は日本人にとって馴染みのない音が多く、リスニングが難しく感じます。
そのため、初級のうちは、ほとんどの人がリスニングでつまずきます。
本章では主な原因を6つ紹介します。
① 漢字が読めるため「聞けている」と錯覚しやすい
文字で読めることと、耳で聞き取れることは別の力です。
日本人学習者がいちばん最初にぶつかる壁は、この2つを同じものだと思い込んでしまうことにあります。
たとえば「我今天没有时间」という文は、漢字を見れば意味の見当がつきます。
しかし音だけで「Wǒ jīntiān méiyǒu shíjiān」と流れてきたとき、shíjiān が「時間」だと結びつかない方は少なくありません。
文字を見た瞬間に意味が分かってしまうため、音と意味を結ぶ回路を作らないまま進んでしまうのです。
これは、漢字を持たない言語の話者には起きにくい、日本人特有のつまずきです。
対策は単純で、文字を見ずに音だけで練習する時間を意図的に作ることです。
具体的なやり方は「中国語リスニングを伸ばす5つの練習法」で解説します。
② 日本語にない音がある日本語にない発音の存在
中国語には、日本語に存在しない音がいくつもあります。
たとえば、中国語の母音「e」「ü」の2つは日本語にありません。
また、日本人が特に苦手とするのが、舌を反らせて出す「そり舌音」の「zh,sh,ch,r」と、それによく似た音z, c, sの聞き分けです。
| ピンイン | 舌・口の形 | 日本語で近い音 | 間違えやすい音 | 聞き分けのコツ |
|---|---|---|---|---|
| zh | 舌先を上あごの手前に反らせて当て、息は弱め | 「ヂ」をこもらせた音 | z | 音がこもって奥から響けば zh |
| ch | zh と同じ形で、息を強く出す | 「チ」に強い息 | c | 息の抜ける音がはっきり聞こえれば ch |
| sh | 舌先を反らせ、当てずに隙間から息を出す | 「シ」より奥で鳴る音 | s | 音が丸くこもれば sh、鋭く前で鳴れば s |
| r | sh の形のまま声を出す | 「リ」ではなく英語の r に近い | l | 舌先が上あごに触れていなければ r |
| z | 舌先を上の歯の裏に当て、息は弱め | 「ヅ」 | zh | 音が前で鋭く鳴れば z |
| c | z と同じ形で、息を強く出す | 「ツ」 | ch | 「ツ」に近い鋭さがあれば c |
| s | 舌先を歯の裏に近づけ、息を通す | 「ス」 | sh | 口の前で細く鳴れば s |
聞き分けるときに注目するのは、子音そのものではなく「音が鳴っている位置」です。
口の前のほうで鋭く鳴っていれば z・c・s、奥のほうでこもって響いていれば zh・ch・sh・rとなります。



最初は正解を見ながらでよいので、「今の音は前で鳴ったか、奥で鳴ったか」だけを判定する練習をしてみてください。
さらに、もうひとつ、日本人が取り違えやすいのが有気音と無気音です。
中国語の p・t・k と b・d・g は、日本語の清音と濁音の違い(カやガ)ではなく、息を強く出すかどうかで区別されます。
手のひらを口の前に当てて発音し、息が当たれば有気音、当たらなければ無気音。
この感覚を自分の口で覚えておくと、耳でも区別がつくようになります。
使ったことのない発音を聞き分けるには時間がかかり、そのために中国語の勉強を早くに断念する人も多いのです。
音声を聞き、自分でも発音練習を繰り返すことで、徐々に聞き取れるようになっいくので、頑張りましょう!
④ 同音異義語が多い複雑な同音異義語
中国語は同音異義語が多く、意味を瞬時に理解しにくい言語です。
声調まで含めて完全に同じという語も珍しくありません。
文字なら一目で区別できるものが、音になると候補が一気に増えるため、意味の確定に時間がかかります。
1音節の例
shì
- 是:〜である。主語の後ろに来ることが多い。
- 事:こと・用事。「有事」「没事」などで使う。
- 试:試す。「试试」の形が多い。
- 市:市・都市。「上海市」など地名と一緒に使う。
2音節の例
quánlì
- 权力:権力。「掌握」「行使」などと使う。
- 权利:権利。「享有」「保护」などと使う。
yìyì
- 意义:意義・意味。「有意义」などで使う。
- 异议:異議。「提出异议」などで使う。
gōngshì
- 公式:公式・数式。数学などの文脈で使う。
- 公事:公務・仕事上の用件。「办公事」などで使う。
同音異義語は、前後の言葉や文脈から判断するのがポイントです。
- 語順で判断:「这是我的事。」では、最初の shì は「是」、最後の shì は「事」。
- 組み合わせで判断:「有事儿吗?(Yǒu shìr ma?)」の shì は「事」以外にはなりません。
- 話題で判断:契約や会議の話をしている最中に quánlì が出てきたら「权利」、組織や政治の話なら「权力」の可能性が高くなります。
聞き取れないときは、その単語だけでなく、前後の言葉を聞き取れているかを確認すると判断しやすくなります。
⑤ 地域・話者による発音差がある
中国語は地域によって発音が全く異なります。
標準語はありますが、みんながみんなアナウンサーのような発音をするわけではありません。
先ほど紹介した「そり舌音」を使っていない中国人もいます。
中国人同士ですら聞き取れなくて聞き返すことがあります。



中国は大きく分けて7つの方言があると言われているので、まずは標準語(普通话)から勉強しましょう。
また、現地の人と話して聞き取れなかった時は、気軽に相手に聞き直しましょう。
⑥ 声調の違いを音として処理できない
中国語には、同じピンインでも声の高さの動き方で意味が変わる「声調」があります。
日本語では声の高さが変わっても意味そのものは変わらないため、意識して練習しない限り、声調は「聞こえてはいるが処理されない情報」として素通りしてしまいます。
- 第1声:高いところで平らに伸ばす。例:mā(妈)=お母さん
- 第2声:下から上へ一気に上げる。例:má(麻)=しびれる・麻
- 第3声:低く抑えたまま保つ。例:mǎ(马)=馬
- 第4声:高いところから急に落とす。例:mà(骂)=ののしる
- 軽声:短く軽く添える。例:ma(吗)=〜ですか(疑問)
つまずきやすいのは第2声と第3声の区別です。
どちらも低いところを通るため、日本語の耳には同じように聞こえます。
区別の手がかりは「上がり切るかどうか」で、má は最後に高いところまで届き、mǎ は低いまま留まります。
単語を覚えるときにピンインと声調をセットで口に出しておくと、聞いたときの照合が速くなります。
「中国語のリスニングは難しい?苦手な理由と習得のコツを解説」の記事では、中国語のリスニングが苦手な理由についてさらに深掘りしています。
耳を慣らす:レベル別・聞き流し動画


簡単な文章が読めるようになったら、同じレベルの音声を聞き始めましょう。
何も見ずに聞いて理解できることが目標ですが、最初は文章を見ながらで構いません。
意味がすべて分からなくても、やさしい音源を毎日聞くところから始めて構いません。
最初の段階で必要なのは、内容を理解することではなく、中国語の音の並びとリズムに耳を慣らすことだからです。
ここではレベル別に3本の動画を用意しました。
今日聞く1本を、この中から決めてください。
初級:生活中国語フレーズ120選
- 対象レベル:初級(ピンインと四声を習ったばかりの方)
- 使い方:10〜15分、同じ範囲を1週間くり返す
- 場面:あいさつ、買い物、食事、移動など、生活でそのまま使う短いフレーズ
聞き流すだけで終わらせず、聞こえたフレーズをそのまま口に出して真似してください。
声に出した音だけが、次に聞いたときに聞き取れる音になります。
初〜中級:日常中国語で「中国語耳」を作る
- 対象レベル:初〜中級(短い文なら文字で読めば分かる方)
- 使い方:15分、1文ごとに一時停止して復唱する
- 身につく力:自然なスピードへの慣れ
毎日聞く音源が決まると、リスニングは一気に習慣になります。
中級:フレーズ聞き流し150選
- 対象レベル:中級(初級の単語と文法をひと通り終えた方)
- 使い方:20分、1話を通しで1回、区切って1回
- 身につく力:知らない単語を前後から推測する力
中国語リスニングを伸ばす5つの練習法


リスニングの練習法は数多くありますが、初級から中級で効果が出やすいのは次の5つです。
まず全体像を比べてから、自分に合うものを選んでください。
| 練習法 | 向いている人(レベル) | 1回の目安時間 | 必要なもの | 伸びる力 |
| ① 発音・声調の確認 | 入門〜初級 | 5〜10分 | ピンイン・発音音声 | 声調や発音を聞き分ける力 |
| ② リピーティング/リプロダクション | 初級後半〜中級 | 10分 | 短い音声・スクリプト | 聞いた内容を覚えて再現する力 |
| ③ シャドーイング | 初〜中級 | 10分 | 音声・スクリプト | 音と意味を結びつける力・発音 |
| ④ ディクテーション | 初〜中級 | 10〜15分 | 短い音声・スクリプト・紙やメモ | 細かい音を正確に聞き取る力 |
| ⑤ 長文トレーニング | 中級 | 10〜15分 | 1〜3分程度の音声・スクリプト | 話の流れをつかみ、要点を理解する力 |
迷ったらシャドーイングから始めましょう。
5つの中で最も汎用性が高く、発音と聞き取りの両方に同時に効きます。
「自分がどこを聞き取れていないのか分からない」という段階であれば、先にディクテーションで弱点を洗い出したほうが、その後の練習が無駄になりません。
会話中に固まる、試験の長文でついていけない、といったはっきりした課題がある方は、④や⑤から入っても構いません。



練習を始める前に、ピンインと四声を一度確認しましょう。同じ練習でも、発音の土台があるかないかで伸び方が変わります。
中国語のリスニング練習におすすめのサイトは、「中国語のリスニング練習におすすめのサイト9選!無料で学べる学習素材やYouTubeを活用しよう!」の記事で解説しています。
① 練習前に発音・声調を確認する
中国語で一番難しいと言われている発音を身につけることは、リスニング上達への近道です。
「正しい発音」にこだわって練習しましょう。
中国語の発音にはピンイン・声調の2種類があります。
アルファベットで表記されるピンインと4種類のイントネーションからなる声調を組み合わせて発音するのです。
同じピンインでも声調が異なる中国語は多数あります。
初心者は声調でつまずくことが多いですが、正確に聞き取って正しく発音する訓練を積み重ねましょう。


② リピーティング/リプロダクション
リピーティングは、音声を1文聞き終えてから止め、覚えている内容をそのまま言い直す練習です。
シャドーイングが「追いかけながら言う」のに対し、リピーティングは「止めてから言う」点が違います。
音声に追われないぶん負荷が軽く、シャドーイングが速すぎて挫折した方にも向いています。
さらに、聞いた内容を自分の言葉で言い換えて再現するとリプロダクションになり、意味を理解したうえで保持する力が鍛えられます。
- 長さの目安:5〜8語程度の短い文からはじめましょう。「我明天去北京。」のような一文で十分です。
- うまく言えないとき:文を半分に区切る、再生速度を0.75倍に落とす、1度だけスクリプトを見てから再挑戦する——この順で負荷を下げます。
- 時間とレベル:1回10分、初級後半〜中級向けからはじめましょう。
③ シャドーイング:4ステップで実践
シャドーイングは、流れてくる音声を追いかけるように、少し遅れて声に出す練習です。
音を聞きながら同時に発音するため難易度はありますが、音と意味を結び、発音を向上させることができます。
ここでは「毎日中国語」の音声教材から、次の1文を例に手順を見ていきます。
例文:今天天气很好,我们出去走走吧。
(Jīntiān tiānqì hěn hǎo, wǒmen chūqù zǒuzou ba./今日は天気がいいから、ちょっと出かけよう)
- 音声を聞く前に、まず文の意味を確認する(2分)
意味の分からない文をなぞっても効果は出ません。単語と訳を先に押さえます。うまくいかないときは、知らない単語が3語以上ある証拠なので、教材のレベルを下げてください。 - 音声を流しながら、少し遅れて声に出して追いかける(3〜5分)
1〜2語ぶん遅れてついていきます。追いつけないときは、文の後半だけ、あるいは「今天天气很好」までを切り出して練習します。 - ピンインを見ながら、音と文字を一致させる(3分)
追えなかった箇所にしるしを付け、そこだけピンインを見ながら発音します。多くの場合、つまずくのは zǒuzou のような軽声や、hěn hǎo のように第3声が連続する部分です。 - もう一度、音だけで追いかけて答え合わせをする(3〜5分)
スクリプトを閉じて再挑戦します。前と同じ箇所で止まるなら、その音が今のあなたの弱点です。原因の章②③に戻って確認してください。
この練習で伸びる力
- 聞こえた音を意味に変えるまでの時間が短くなる
- 自分では出せていなかった音(そり舌音・軽声)に気づける
- 発音とイントネーションが自然になり、話すときにも効果が出る
対象レベルは初級から。1日10分、同じ音源を1週間続けるのが基本メニューです。
毎日別の教材に手を出すより、同じ素材を7日繰り返したほうが、はるかに定着します。
④ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声をそのまま文字に書き取る練習です。
聞き取れなかった箇所が紙の上に空白として残るので、自分の弱点がそのまま見える形になります。
- 手順:
1文ずつ音声を止めて書く → 分からない箇所は3回まで聞き直す → スクリプトと照らし合わせる → 間違えた音に印をつける - 採点の目安:
8割書き取れたら、次の音源へ進んで構いません。5割を下回るようなら、その音源はまだ早いので、一段やさしいものに変えてください。 - 向いている人:
「なんとなく聞き取れない」という状態から抜け出せない人。聞き取れない箇所を特定できていない人。 - 時間と音源:
1回10〜15分。使う音源は、1文が10語以内の短いものから始めます。長い文をいきなり書き取ろうとすると、記憶力の勝負になってしまい、聞き取りの練習になりません。
書き取った紙は捨てずに残しておいてください。
1か月分をまとめて見返すと、同じ音(多くの場合は zh・ch・sh か、第2声と第3声)で繰り返し間違えていることに気づきます。
そこがあなたの直すべき1点です。
⑤ 長文トレーニング
長文トレーニングは、1〜3分程度のまとまった音声を聞いて、要点をまとめる練習です。
単語や1文が聞き取れても、話全体の流れを追えない、という段階で必要になります。
- 手順:
全体を1回通しで聞き、何の話かだけをつかむ → 意味の区切りごとに止めて聞き直す → 内容を口に出して要約する、または3行で書く - 再生速度:
初回は0.75倍で流れをつかみ、2回目は等倍、最後に1.25倍で負荷をかけます。1.25倍に慣れておくと、等倍のネイティブの会話がゆっくり聞こえます。 - 向いている人:
中級、HSK・中検のリスニング対策をしたい方、実際の会話に進みたい方。
まとまった話が聞けるようになると、学習の中心は教材から実際の音声に移っていきます。
⑥ 知らない単語・文法は聞き取れない
最後の原因は、耳ではなく知識の側にあります。
知らない単語は、どれだけ音が明瞭でも意味になりません。
文法も同じで、構造を知らない文は、単語が全部聞き取れても意味がつながらないままです。
自分がどちらの問題を抱えているかは、次の方法ですぐに判別できます。
- 音声を止めて、スクリプト(文字)を読めば意味が分かる
→ 音の問題。②③④の練習が必要です。 - スクリプトを読んでも意味が分からない
→ 語彙・文法の問題。聞く練習を増やしても解決しません。
後者の場合は、リスニング教材のレベルを一段下げるか、単語と文法の学習に戻るのが近道です。
何をどれだけ覚えればいいかは「語彙を増やす教材」で紹介しています。
5つのうちどれから始めるかは、あなたがどの音でつまずいているかによって変わります。
自分に合う練習法が分からないときは、弱点を診断してみましょう。
まず試す:中国語リスニング診断
中国語リスニングにおすすめの教材・アプリ


中国語の勉強を始めるとき、どの教材を選ぶべきか迷う人も多いですよね。
教材は「有名だから」ではなく「今の自分の課題に合っているか」で選びましょう。
発音でつまずいているのに長文の問題集を買っても、伸びません。
ここでは目的別で中国語の参考書・アプリを紹介します。
まず全体を比べてから、1点だけ選んでください。
| 名前 | 種類 | 対象レベル | 目的 | 音声 |
|---|---|---|---|---|
| 新ゼロからスタート中国語 発音編 | 書籍 | 入門 | 発音・声調を一から作る | 音声DL |
| 新ゼロからスタート中国語 文法編 | 書籍 | 入門 | 文法の基礎と例文の音読 | 音声DL |
| 紹文周の中国語発音完全マスター | 書籍 | 入門〜初級 | 口の形から発音を直す | CD付 |
| 日本人のための 中国語発音完全教本 | 書籍 | 初〜中級 | 発音を矯正する | CD付 |
| 耳が喜ぶ中国語 リスニング体得トレーニング | 書籍 | 初〜中級 | 音読・シャドーイング素材 | CD付 |
| 聴読中国語 | 書籍 | 初〜中級 | 文章の中で単語を聞いて覚える | 音声DL |
| 中国語検定3級 トレーニングブック リスニング問題編 | 書籍 | 初〜中級 | 検定形式に慣れる | CD付 |
| キクタン中国語 入門編 | 書籍 | 入門 | 準4級レベルの語彙 | 音声DL |
| キクタン中国語 初級編 | 書籍 | 初級 | 4級レベルの語彙 | 音声DL |
| 中国語単語スピードマスター入門2000 | 書籍 | 入門〜初級 | 例文つきで語彙を増やす | 音声DL |
| 面白いほど語彙が増える 中国語の語源図鑑 | 書籍 | 入門〜仲級 | 語源から語彙を増やす | なし |
| 毎日中国語(YouTube) | 動画 | 入門〜中級 | 発音・勉強法の解説 | あり |
| 毎日中国語の聞き流し(YouTube) | 動画 | 入門〜中級 | 聞き流し・フレーズ暗記 | あり |
| HelloChinese | アプリ | 入門〜初級 | 発音判定つきの基礎学習 | あり |
| Duolingo | アプリ | 入門 | 毎日の学習習慣づくり | あり |
| NHKラジオ まいにち中国語 | ラジオ | 入門〜初級 | 毎日15分の講座 | あり |
| Slow Chinese などの学習用Podcast | Podcast | 初〜中級 | ゆっくりした自然な中国語 | あり |
| HSK公式サイトの模擬試験音声 | 音源 | 初〜上級 | 試験形式のリスニング | あり |
発音の基礎を直す教材
まずはここから始めましょう。
自分で正しく出せる音は、聞いても区別できるようになります。
新ゼロからスタート中国語 発音編
- どんな人向けか:ピンインと四声をこれから覚える、または一度あいまいなまま先に進んでしまった方
- 何ができるようになるか:口の形と舌の位置から、ひとつずつ音を作り直せる
- 音声:ダウンロード音声あり
新ゼロからスタート中国語 文法編
- どんな人向けか:簡単な文を自分で組み立てられるようになりたい入門者
- 何ができるようになるか:基礎文法をひと通り学びながら、例文を音でも確認できる
- 音声:ダウンロード音声あり
紹文周の中国語発音完全マスター
- どんな人向けか:独学で発音を直したい方、そり舌音がどうしても身につかない方
- 何ができるようになるか:なぜその音になるのかを理屈から理解し、自分で修正できる
- 音声:CD付き
『日本人のための中国語発音完全教本』
- どんな人向けか:日本人特有の発音から脱却したい初〜中級者。
- 何ができるようになるか:口の形や息の使い方から、中国語の全音節、声調、リズムまで練習できる
- 音声:CD付き
リスニングに特化した教材
音の土台ができたら、聞く量を増やす段階に入ります。
シャドーイングやディクテーションの素材として使えるかどうかを基準に選んでください。
改訂版 耳が喜ぶ中国語 リスニング体得トレーニング
- 対象レベル:初〜中級
- 音源の長さ:1本あたり1分前後の短い文章が中心
- スクリプト:全文掲載あり
- 使える練習法:シャドーイング、リピーティング
聴読中国語
- 対象レベル:初〜中級
- 音源の長さ:1本あたり1〜2分の読み物
- スクリプト:全文と語注あり
- 使える練習法:長文トレーニング、音読
中国語検定3級 トレーニングブック リスニング問題編
- 対象レベル:初〜中級(中検4級合格後から)
- 音源の長さ:試験と同形式の短い設問
- スクリプト:解答解説に全文掲載
- 使える練習法:ディクテーション、検定対策
語彙を増やす教材
語彙が足りない状態で音源を増やしても、聞き取れる割合は上がりません。
単語もしっかりと学びましょう。
キクタン中国語 入門編
- 収録語数:約500語(中検準4級レベル)
- 対象レベル:入門
- 音声:ダウンロード音声
- 1日の目安:16語×7日で1週間分
キクタン中国語 初級編
- 収録語数:約550語(中検4級レベル)
- 対象レベル:初級
- 音声:ダウンロード音声
- 1日の目安:16語×7日で1週間分
中国語単語スピードマスター入門2000
- 収録語数:約2,000語
- 対象レベル:入門〜初級
- 音声:ダウンロード音声
- 1日の目安:例文つきで20語
『面白いほど語彙が増える 中国語の語源図鑑』
- 収録語数:約1,000語
- 対象レベル:初級~中級。単語を丸暗記するのが苦手な人向け
- 音声:なし
- 1日の目安:1~2語源(関連する単語をまとめて覚える)
無料で今すぐ聞けるアプリ・Podcast
費用をかけずに音源を確保したい方は、ここから選んでください。
毎日聞くものを1つ決めておくことが、続けるうえで最も重要です。
HelloChinese
無料でできる範囲:基礎コースの一部
対象レベル:入門〜初級
使い方:発音判定機能で自分の音を確認する
Duolingo
無料でできる範囲:広告つきで基本機能
対象レベル:入門
使い方:1日5分、学習を切らさないための習慣づくりに使う
NHKラジオ まいにち中国語
無料でできる範囲:放送後一定期間の聞き逃し配信
対象レベル:入門〜初級
使い方:1日15分の講座をそのまま教材にする
学習者向けPodcast(Slow Chinese など)
無料でできる範囲:エピソードは基本無料
対象レベル:初〜中級
使い方:ゆっくりした自然な中国語を1本、まず通しで聞く



おすすめのポッドキャストは別記事で詳しく紹介しています


HSK中国公式サイトの模擬試験音声
無料でできる範囲:公開されている模擬試験・過去問音声
対象レベル:初〜上級
使い方:試験形式に慣れ、間違えた設問だけディクテーションする
中国語のHSK公式サイト(級を選択し、资源を見る)
中国語リスニングのよくある質問
Q1. 聞き流しだけで聞き取れるようになりますか?
知らない単語だらけの音源を流し続けても伸びません。意味の分かる音源を使い、口に出す時間を作れば効果はあります。
Q2. どれくらいの期間で聞き取れるようになりますか?
初級レベルの音源であれば、3カ月が一つの目安です。1日の学習時間と教材のレベルによって変わってきます。
Q3. 教材の音声は聞けるのに、実際の会話が聞き取れないのはなぜですか?
実際の会話は速度が速く、音が省略され、話題も限定されないためです。対策は再生速度を上げる練習と長文トレーニングです。詳しくは「⑤ 長文トレーニング」をご覧ください。
また、中国語にはなまりや方言があります。地域によっては、声調が異なるほか、zh・ch・shのそり舌音が弱い、nとl、-nと-ngの区別が曖昧になることがあります。そのため、中国語母語話者でも教科書通りの発音をしないことはよくあります。聞き取れないときは、「可以再说一遍吗?(Kěyǐ zài shuō yí biàn ma?/もう一度言ってもらえますか?)」「可以说慢一点吗?(Kěyǐ shuō màn yìdiǎn ma?/もう少しゆっくり話してもらえますか?)」などと聞き返しましょう。
Q4. HSK・中検のリスニング対策はどうすればいいですか?
まず過去問で出題形式に慣れ、間違えた設問だけをディクテーションで潰します。形式に慣れるだけで得点が変わる設問もあります。使える音源は「無料で今すぐ聞けるアプリ・Podcast・動画」で紹介しています。
Q5. やってはいけない勉強法はありますか?
意味の分からない音源を流し続けること、文字を見ながら聞いて満足することの2つです。どちらも聞いた気になるだけで、音と意味は結びつきません。理由は「① 漢字が読めるため『聞けている』と錯覚しやすい」で解説しています。
中国語初級リスニング学習のまとめ


今回は中国語初級リスニングの勉強方法について解説しました。要点をまとめると以下の通りです。
- 日本人にとって馴染みのない音や数多くの方言がリスニングを難しくしている
- リスニング上達への第一歩は自分の弱点に合った練習を見つけること
- リスニングのおすすめ訓練法はシャドーイング
初級のリスニングを克服するには自分の弱点をよく知ることから始めます。
自分の弱点にあったやり方を実践することで、リスニングが苦手な人でも力を伸ばすことができるでしょう。



千里之行始于足下(千里の道も一歩から)。
ぜひ本記事を参考に、目標に向けてリスニングの勉強を頑張ってください!









無料勉強会