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中国語の声調記号はどこに付けますか?パソコンやスマホで ā á ǎ à を打つには?
声調は中国語の意味を区別する大切な要素です。
学習中のメモ、学校のレポートなど声調を付けたい場面はたくさんありますよね。
この記事では、声調記号を付ける正しい位置と、パソコンやスマホでの入力方法を紹介します。



正しい声調記号を理解すれば、中国語学習もぐっと楽になりますよ。




声調記号を付ける位置には明確な優先順位があります。
この章では、どんな単語でも迷わず正確に声調記号を付けられる4つのルールを解説します。
ピンインに a が含まれているときは、どの組み合わせでも a の上に声調記号を付けます。
例
ポイント:「a」が最優先。
「a」がない場合は、「o」または「e」を探します。
「o」と「e」が同じ音節で同時に現れることは絶対にないので、ある方につけます。
例
ポイント:「a」を探す→ない→「o」か「e」を探す。
「i」と「u」が並んでいる場合は、後ろの母音に声調記号を付けます。
例
補足:本来、「iu」は「iou」、「ui」は「uei」の発音です。表記上は中間のピンインが省略されて、声調記号は後ろの音に付きます。
ピンインの中に母音が1つしかない場合は、その母音に声調記号を付けます。
例
補足:母音とは a o e i u üのことです。



声調記号を付ける位置は、実は発音のしくみに基づいています。
中国語の音節では、複数の母音があるときも「一番響きの強い母音」が決まっており、声調はその上に付けられます。
また、母音の優先順位「a → o → e → i → u → ü」は、口の開きの大きさ=響きの強さを表しています。
口を大きく開ける「a」が最も強く、閉じる音ほど弱くなるため、この順番になっているのです。
つまり声調記号のルールは、見やすさのためだけでなく、発音の構造そのものを反映しているのです。


レポート作成など、パソコンで声調記号を付けるにはちょっとした工夫が必要です。
この章では、WindowsとMacでの入力方法と、便利な機能やツールを紹介します。
Windowで直接 ā á ǎ à などを入力するには文字コードが必要で少々不便です。



そこで、手軽に入力するには次の設定をしておくと便利です。
手順






手順




※お使いのバージョンによって手順がやや異なることがあります。
正しく表示されない時は、フォントをArial Unicode MS, Noto Sans, SimSun, DengXianなどに設定してみてください。
Macは英語入力モードで母音を長押しすると、多くの場合複数の記号付き文字が出てきます。
また、Optionキーを使う方法もあります。
ただ、いずれの方法も ǖ ǘ ǚ ǜ は直接入力できないので、登録する必要があります。
手順
登録が少々大変な時は、以下の方法も試してみましょう。
Microsoft Wordのルビ(振り仮名)機能を使えば、中国語の漢字に声調記号付きピンインを振ることができます。
手順
例えば「你好」を選択してルビをクリックすると「nǐ hǎo」が自動表示されます。
活用場面例
ただし、多音字(複数の読み方がある漢字)の場合、文脈によって正しいピンインが異なるため、必ず最終確認を行いましょう。
中国語の文が大量にあるときは、翻訳サイトからコピーするのが最も手軽です。
例えば、Google翻訳のサイトでは、中国語の文を入力すると瞬時に声調記号付きのピンインが表示され、そのままコピーできます。
多音字の場合は不正確な時があるので、使用前に確認しましょう。
翻訳サイト:Google 翻訳
辞書サイト:中国語辞書 – Weblio日中中日辞典
小文字の声調記号は以下が全てです。
| 母音 | 第1声 | 第2声 | 第3声 | 第4声 |
|---|---|---|---|---|
| a | ā | á | ǎ | à |
| o | ō | ó | ǒ | ò |
| e | ē | é | ě | è |
| i | ī | í | ǐ | ì |
| u | ū | ú | ǔ | ù |
| ü | ǖ | ǘ | ǚ | ǜ |



必要な方はコピーしてお使いくださいね。


スマホでの声調記号入力は、母音を長押しするだけです。
この章では、スマホの設定方法とアプリを使った方法を紹介します。
iPhoneは、パソコンと同じ配列の中国語キーボードで長押しすれば、声調記号付きピンインを簡単に入力できます。
手順


Android端末では、Googleが提供する「Gboard」で声調記号付きピンインを入力できます。
多くのAndroid端末には最初からインストールされていますが、ない場合はGoogle Playストアから無料でダウンロードできます。
手順
Google翻訳などの翻訳アプリを使えば、長い文の声調付きピンインもすぐにコピーできます。
アプリを開いて、中国語を入力するだけなので、最も手軽です。
翻訳アプリの便利な機能
多音字(読み方が複数ある漢字)の場合は不正確な時があるので、使用前に必ず確認しましょう。


基本ルールをマスターしても、「あれ?この場合は?」と迷うケースがあります。
この章では、3つの特殊ケースを解説します。
ルール:i に声調記号を付ける時は、i の点を消します。
正しい表記は「ī í ǐ ì」で、点と声調記号が重複することはありません。
これは中国語ピンイン表記の国際標準規格で定められたルールで、手書きでもデジタル入力でも共通です。
ルール:NとLの後ろの ü に声調記号を付ける時は、ウムラウトの点の上に重ねます。
正しい表記は「ǖ ǘ ǚ ǜ」です。
重要な省略ルール:j、q、x、y の後では、ü は常に「u」と表記されます。
これらの子音の後には通常の「u」が来ないため、点々が省略されます。
中国語には声調変化のルールがあります。
表記方法は教材によって異なります。


中国語の声調記号は、ルールを覚えてしまえばそれほど難しくありません。
a → o / e → i / u の順で、i と u の両方がある場合は後ろの文字に付けます。



パソコンではIMEや辞書登録、スマホではキーボードの長押しで入力できます。
中国語は声調が異なると意味が違ってしまうので、ピンインのみではなく、声調もセットで覚えることが非常に重要です。
今日覚えたルールと入力方法で、中国語学習や資料作成に弾みをつけましょう!
中国語の学習方法については毎日中国語公式LINEもチェックしてみてくださいね。


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