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中国語を勉強すると決めたけど、何から手をつけたらいいかわからない!
勉強の先が長すぎて途方に暮れている…。
本記事では、中国語初心者が上級者になるまでの【中国語学習ロードマップ】を具体的に解説します。
中国語は英語のように皆が皆学校で習うわけではないので、教材選びや勉強の順序を教えてくれる人がいないですよね。
中国語学習の各ステップごとに、発音・単語・文法・読解・会話の勉強方法を知って、悩みを解消しましょう!
この章は、中国語ロードマップの準備編として、中国語学習を始める前段階のお話です。
これから中国語を始める、もしくは始めたばかりの方はここから読み始めてくださいね。
まず、中国語学習の「目的」を言語化しましょう。
目的があれば、学習の途中で迷うことなく目的に向かって一歩ずつ歩みやすくなります。
あなたが中国語を学ぶ理由はなんですか?
学習を始める前に、中国語とはどんな言語か大まかに理解しておきましょう。
中国語はご存知の通り「漢字」で書かれています。
中国大陸では「簡体字」と呼ばれる簡略化された漢字を、台湾や香港では「繁体字」と呼ばれる画数の多い漢字を使っています。
日本語の漢字とは異なる字もありますが、漢字圏ではない国や地域の人と比べて、私たち日本人は「漢字を知っている」という大きな武器があります。
例えば、「花」は中国語でも「花」、「学校」も中国語でも「学校」です。
全く中国語を勉強したことがなくても、見て意味がわかる単語がたくさんあるのは勉強しやすそうですよね。
中国語の文法は、英語のような時制や人称による動詞の変化がなく、基礎文法は比較的シンプルです。
一方で、中国語には日本語にない発音がたくさんあります。
「声調(四声)」によって意味を区別するため、発音が正しくないと全く通じなくなってしまうことも珍しくありません。
そのため、中国語は発音がとても重要な言語です。
中国語ロードマップ初級編では、ゼロから始めて基礎を固める段階を紹介します。
中国語学習において基礎は非常に大事です。
以下の点をしっかり丁寧に進めましょう。
中国語は発音がとても大事です。
発音が正しくないと、実際に中国語人と話した時に通じないばかりでなく、後から矯正するのも困難です。
中国語学習はまず発音から始めましょう。
「ピンイン」とはアルファベットを使った発音表記です。
例えば、「你好(こんにちは)」は「nǐ hǎo」、「谢谢(ありがとう)」は「xiè xie」です。
日本語のローマ字のように子音と母音を組み合わせて書きますが、その数は日本語よりはるかに多く、約400種類あります。
読み方もローマ字や英語とは異なり、中国語学習にはこのピンインが欠かせません。
また、「ǎ」のようにアルファベットの上に付いている記号が声調を表します。
声調は4つあるため、「四声」とも呼ばれます。
中国語は声調言語であり、声調が異なると全く違う意味になってしまいます。
ピンインと声調のおすすめ教材は以下の3種類です。
毎日中国語もYouTubeで発音を解説しています。
【70万回再生!】この動画1本で全中国語発音400種類を完全網羅【全ての母音&子音を徹底解説】
ネイティブの音声を真似て、口の形や舌の位置に注意しながら、何度も繰り返し練習しましょう。
ピンインと声調を初期段階で固められるかどうかが今後の中国語学習に大きく影響します。
ピンインと声調を学んだら、基本単語と文法事項の学習に入ります。
あいさつから始め、「〜は〜です」「〜は〜します」といった基本文型を学びます。
1つ軸になる教材を決めて、それに沿って学習すると進めやすいでしょう。
おすすめ教材は次のとおりです。
学習アプリはスキマ時間に手軽にできるのが魅力です。
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』は1996年刊行のロングセラーで、初級文法が丁寧に解説されています。
HSK 中国漢語水平考試の公認テキストは基礎事項が分かりやすくまとめてあり、練習問題も豊富なため、試験を受ける受けないに関わらず役に立ちます。
ラジオ講座は、放送時間以外も公式サイト(まいにち中国語 – NHK)から過去1週間分の放送を聞くことができるので、毎日続けましょう。
キクタンは目で見て耳で聞いて覚えられる単語帳です。
単語や文法を学ぶ際には、目で見て手で書くだけでなく、耳で聞いて自分でも発音する習慣をつけることが大切です。
中国語ロードマップ初中級編では、基礎が固まった次のステップを紹介します。
ここからはどんどん中国語らしくなってきます。
波に乗って以下の勉強を進めましょう。
HSK3級から語彙がぐんと増えます。
HSK1級は150語、2級は300語、それに対して3級は600語、4級になると1,200語と倍々に増えていきます。
単語学習教材は以下のものがあります。
単語を覚える際は、単語のみを丸暗記するのではなく、漢字、ピンイン、意味をセットにし、文脈の中で覚えましょう。
単語のみの丸暗記は、覚えても具体的な使い方が分からなかったり、覚えてもすぐ忘れてしまうことがあります。
例文で使う場面をイメージしながら覚えるのがポイントです。
HSK3〜4級は「把構文」など文法パターンが増え、表現の幅が広がります。
参考書は中国語の検定試験用教材が内容も充実しています。
解説を読んで理解したら、必ず練習問題を解きましょう。
理解したことをアウトプットすることで、記憶に定着していきます。
また、文法事項が増えるに伴い、ある程度まとまりのある文を読めるようにしていきます。
漢字の見た目から意味を推測するのではなく、文法構造を理解しながら読み進めましょう。
この段階になると、ネイティブと簡単な会話ができるだけの知識が備わっているはずです。
しかし、いざ話す場面になると、言いたいことがうまく言えないもどかしさを感じるのもこの時期です。
知ってる単語やフレーズなのに聞き取れないということもよくあります。
これを打破するには、音読やシャドーイングが効果的です。
音読はお手本の音声を聞いて、音声を止めてから自分でも読みます。
シャドーイングは音声を流したまま、音声に続いて読みます。
リスニングと自分の発音は関連があり、「聞くだけ」「読むだけ」に偏らず、「聞いて真似して読む」という形が効果的です。
自分1人ではなかなか練習が進まない場合、オンラインレッスンなどの活用も検討しましょう。
中国語ロードマップ中級編では、中国語で自由に交流したり、ドラマや映画を鑑賞できるレベルを目指します。
HSK4級までより時間を要しますが、継続して学習を進めましょう。
語彙数はこれまでの倍以上である2,500語に及びます。
知ってる語彙が増えるので、日常会話でも聞き取れることが大幅に増え、あまり困らず会話できるようになってきます。
語彙習得には次のようなテキストがあります。
単語だけでなく、文法、読解も並行して行いましょう。
語学学習には「多読」もおすすめです。
「多読」とは文字通り「多く読む」という意味です。
例えば次のようなツールやサイトでさまざまな中国語に触れることができます。
私たちの日本語もそうですが、日常的に多く触れている言葉は自然と覚えていきます。
教科書以外でも中国語に触れる機会を増やしていきましょう。
教科書や試験問題のリスニングを超えて、実践的なリスニング力を強化していきましょう。
実践的なリスニング力は中国人との会話のほか、次のようなものも勉強になります。
※2025年5月現在、以前に小红书や哔哩哔哩をダウンロードした人は使えますが、新たにダウンロードやアカウント登録するには中国の電話番号が必要な場合があります。
中国語のドラマや映画はYouTubeにもいくつかあります。
お好みのジャンルのものを見つけてみてくださいね。
中国語ロードマップ上級編はネイティブと遜色ないレベルへのステップです。
幅広い分野の中国語を見たり聞いたりして理解できるようになるのが目標です。
HSK6級での高得点は高い中国語能力を示すことができ、就職や転職のチャンスを広げることが可能です。
さらに、ビジネス中国語に特化した「BCT(ビジネス中国語試験)」という検定試験もあります。
いずれも難易度の高い試験で、過去問分析と模擬問題練習で得点力をつけていきます。
旅行や日常会話が目的の場合は、ここまで勉強しなくても十分対応可能です。
台湾ドラマや台湾旅行に興味がある場合は、繁体字の台湾華語を学ぶとさらに楽しくなります。
大陸と台湾の中国語は、基本的な文構造は同じため意思疎通できますが、大陸では簡体字、台湾では繁体字です。
また、大陸の中国語(普通话)と台湾の中国語(台湾華語)は発音や語彙にやや違いがあります。
その他、中国は広いため方言も多く、教科書のような発音をしてくれる人はむしろ少ない方です。
ネイティブとの交流を通してその違いに慣れていきましょう。
中国語学習は学習習慣と継続が大きな鍵です。
毎日15〜30分でもいいので、少しずつ続けましょう。
朝活として出勤前に15分、通勤の電車の中で15分など、決まった時間に学習する習慣をつけると勉強も苦になりません。
また、言語は話して「通じた!」という瞬間が大きなモチベーションになります。
各地で開催されている在日中国人との交流会や、言語交換アプリ、SNSなどを通して、中国語を使う場をつくりましょう。
日記やブログなどを中国語で書くのも効果があります。
進歩が感じられずやる気が低迷してしまう時は、単語数のカウント、達成リストなど成果を見える化するのもやる気アップにつながりますよ。
中国語の習得には時間がかかります。
中国語学習の目的に応じてゴールを定め、ゴールに向かって段階ごとにステップアップしていきましょう。
毎日中国語公式LINEでも中国語の勉強方法について無料勉強会をご案内しています。
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