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中国で色にはどんな意味がありますか?
中国での贈り物や交流において、喜ばれる色を使いたいですよね。
中国独自の色彩感覚の根底には、「五行思想(ごぎょうしそう)」と呼ばれる古代中国の哲学があります。
「きれいな色」「かっこいい色」と思って選んだはずの贈り物が、相手への侮辱になってしまっては大変です。
この記事では、これらのなぞを解き明かしていきましょう。
中国の色にまつわる文化的ルールを知れば、現地の方との信頼関係も格段に深まりますよ。




現代中国においても「色」は単なる視覚的な飾りではなく、数千年の歴史や哲学が凝縮された重要な言語として機能してます。
中国文化に根ざした適切な色選びは、相手の価値観を尊重しているという強いメッセージになります。
商談や贈り物で間違いのない色を紹介します。
国旗(五星紅旗)に代表されるように、赤は「革命」や「進歩」のシンボルです。
政治的な正しさと情熱を象徴する色として教育や社会に浸透しています。
現代中国で「赤(红色)」がこれほどまでに愛されているのには、単なる色の好みを超えた3つの大きな理由があります。
古代から中国では、赤は「火」や「太陽」を象徴し、邪悪なものを焼き払う力があると信じられてきました。
旧正月(春節)には「春联」と呼ばれる紙を玄関に貼ったり、自分の干支の年には、厄払いのために赤い下着や靴下を身につける文化が今も根強く残っています。
中国では赤を「中国红」と呼び、もはやアイデンティティの一部となっています。
金色や黄色は富と権威の象徴であり、世界の中心を支配する特別な色として大切に扱われてきました。
歴史的に見ると、鮮やかな黄色は皇帝だけが使える専用の色であり、一般人が使うことは許されないほど高貴で特別な存在でした。
現代の中国においても、時計やアクセサリーなど金を好む人が多く見られます。
また、富と権威を同時に演出したい場合は、「黑金」と呼ばれる黒とゴールドの組み合わせもあります。
成金的な派手さを抑えつつ、プレミアムな格付けを表しています。
お祝いの席では赤色と金色の組み合わせが適しています。
結婚式や開業祝いなど、あらゆるおめでたい場面で繁栄を願う最強のセットとして使われています。
お祝い金を渡す際は「红包」と呼ばれる赤い封筒を使います。
LINEのようなチャットアプリ「WeChat」や電子決済アプリ「アリペイ」にも「红包」の機能がついており、お祝いやお礼を送金できます。
贈り物の中身だけでなく、外側の色選びも考慮し、相手に最大の敬意と幸運を伝えましょう。


中国には日本と異なる「色のタブー」があります。
日本では「清潔感」がある色が「死」を連想させたり、ステキなデザインでも相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
ここでは「知らなかった」では済まされない避けるべき4パターンと、日本とは使い方が違う色を紹介します。
中国で男性に緑色の帽子を贈ることは、絶対に避けるべき最大のタブーです。
中国語には「戴绿帽子(緑の帽子をかぶる)」という成語があり、「妻や恋人に不倫をされた男」という、男性にとって耐えがたい侮辱を意味します。
由来は元や明の時代にまでさかのぼり、売春を仕事にしている家の男性に緑の頭巾をかぶらせるという法律があったことに端を発しています。
相手を不快にさせないために、男性へ帽子をプレゼントする際は色を慎重に選びましょう。
お祝いの席で白い包装や封筒を使うことは、中国ではタブーです。
日本では白は清潔で純粋なイメージですが、中国の伝統思想では生命が枯れる秋や喪失を象徴し、死や不運を連想さえてしまいます。
お祝いの品を白いリボンや紙でラッピングすることは、「あなたとの関係の死」を告げるような、非常に縁起の悪い行為と受け取られます。
相手の文化的な背景に寄り添い、赤や金といったおめでたい色を選びましょう。
中国語の「色」には、日本語と同様に「色彩」と「色気」の両方の意味があります。
「黄色」はポルノやわいせつなものを指す代名詞となっています。
政府による違法出版物や、アダルトコンテンツの取り締まり活動は「扫黄打非(黄色を一掃=ポルノ撲滅)」と呼ばれ、ニュースでも頻繁に登場します。
また、商談が失敗することを「黄了」と表現することがあります。
お祝いの場に黄色い花を贈るとネガティブな印象を与えてしまう可能性があるため、避けた方が無難です。
人の名前を赤ペンで書くことは絶対に厳禁です。
古代に死刑囚の名簿を赤色で記していた歴史があり、生きた人の名前を赤で書くことは、その人の死を願う呪いや絶交を意味する攻撃的なメッセージとして受け取られます。
日本でも人の名前を赤字で書くことはあまりないですが、目立たせようとしてうっかり赤で書いてしまうことのないようにしましょう。
中国の株式市場では、株価が上がる時は「赤」、下がる時は「緑」で、日本や欧米とは真逆のルールが採用されています。
中国文化において、赤が繁栄や資産の増加を意味するおめでたい色であり、緑は活力が低下した冷たいイメージの色とされているためです。
中国の方が日本のトレンド上昇を見たら、直感的に暴落したと誤解してしまうかもしれませんね。


中国では、色は単なる「見た目」ではなく、文化・価値観・考え方そのものを表す重要な要素として扱われてきました。
日本でも「縁起の良い色」「イメージカラー」はありますが、中国ではそれ以上に、色が人々の生活や言葉、行事と深く結びついています。
中国では古くから、色は次のような場面で重要な役割を果たしてきました。
特に伝統文化では、「どの色を使うか」は縁起・礼儀・立場に直結する大切な判断でした。
そのため、色の選び方を間違えると、無意識のうちに失礼になってしまうこともあったのです。
中国の色の考え方は、長い歴史と思想的背景の影響を強く受けています。
代表的なのが、自然と世界を結びつけて考える思想です。
こうした考え方が、「この色は良い」「この色は避けるべき」という文化的イメージを作ってきました。


中国では、色に対して「吉色(縁起の良い色)」と「凶色(縁起が悪い色)」という考え方があります。
これは迷信というより、文化として長く共有されてきた感覚に近いものです。
一般的に、中国では次のように考えられることが多いです。
特に赤と白のイメージは、日本人が最も戸惑いやすいポイントです。
日本では「白=清潔・お祝い」の印象がありますが、中国では葬儀の色として使われるため、場面を間違えると強い違和感を与えてしまいます。
中国の色の意味はいつでも同じ・絶対的というわけではありません。
場面によって、色の受け取られ方は変わります。
例えば、黒は不吉な色でもある一方、現代では「落ち着き・格式」の色としても使われます。
黄色も、歴史的には高貴な色ですが、現代では別の意味で使われる場面があります。
このように、「色の意味は固定ではなく、文脈で変わる」という点を意識することが、中国文化を理解する上で大切です。


中国において「色」は単なる視覚的な情報ではなく、歴史や哲学が深く刻まれた重要なコミュニケーションツールです。
中国文化の根底にある「五行思想」では、色は単なる色彩ではなく、特定の「季節」や「方位」、さらには「体の内臓」や「感情」とも密接にリンクした、世界を構成する記号として扱われます。



その歴史的背景や色が象徴する意味を見ていきましょう。


「正色」は五行思想において混じりけのない最も純粋で格が高いとされる色です。
それぞれ方位と季節があります。
このように、赤は夏のエネルギーを、白は秋の静けさを表すといった、日本とは異なる感覚が中国の色には宿っています。
※五行思想とは:
自然界も人間も、『木・火・土・金・水』の5つの性質の循環とバランスで成り立っている」という、古代中国の世界観。
中医学(漢方)、風水、易経、占い、武術(八卦掌など)、伝統芸能など、今でも東アジア文化の根底に流れる重要な思想である。


基本5色の次は「間色」と呼ばれる基本5色を混ぜてできる色です。
色の歴史的変化を見てみましょう。
現代では、中国語の「红(紅)」は「赤色」を指すのが一般的ですが、五行思想では区別があります。
「赤」は基本色、「紅」は混ざってできた色です。
また、「紫」は古代中国(孔子の時代など)では「正色(赤)を乱す中途半端な色」として嫌われましたが、後に(隋・唐時代や日本の冠位十二階など)最高位の色へと格上げされました。
同様に、「緑」は正色の青を汚した色として、古くは身分の低い者が着る服の色(卑色)とされていました。



時代と共に変化がありますね。


中国語では、「色」は単なる見た目を表す言葉ではなく、人の評価・感情・状況を表す重要な要素としてよく使われます。
色の持つ意味を知らないまま単語を覚えると、「なぜこの色?」と疑問に感じてしまうことも少なくありません。
最後に、よく使われる色の単語を通して、中国語らしい表現を見ていきましょう。
中国では赤が「成功・幸運・目立つ」色です。
白には「空っぽ・無・報われない」というイメージと「はっきりしている・混じりけがない」というポジティブな意味があります。
黒は日本の感覚に近く、「悪・裏がある」というイメージです。


中国では、赤い国旗に代表されるように「赤」が重要な色です。
赤には、五行思想に根ざした「太陽のエネルギー」「繁栄」の意味合いがあります。
贈り物の際には、赤や金の包装、リボンを選ぶと失敗しません。
逆に白い色は葬儀を連想させてしまい、失礼に値します。
また「緑の帽子」には「妻や彼女に浮気された男」という、日本人からは想像もつかない意味があり、プレゼントには要注意です。
色の文化を理解することは単なるマナーではなく、相手の心に響く、本当の敬意です。
ビジネスや交流の場で、あなたの提案やギフトが、より確かな根拠を持って相手に受け入れられるようになるでしょう。



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